小川晶子の日常と本の話

ブックライター、絵本講師の小川晶子の日々の記録。本のこと、絵本のこと、育児のことなど書いています。

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『超こども言いかえ図鑑』(著者:小川晶子・川上徹也 Gakken)


私はA先生に会ったと言えるか〜STOICエッセイ15

ライターという職業柄、第一線で活躍している著名人に話を聞くことが多い。毎回、真剣に話に耳を傾け、理解しようと努めているつもりだ。そして、その人の話したことを時間をかけて文章にする。何度もそれを繰り返しているうち、ある著名人が自分に乗り移っているような気になることさえある。

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スマホから離れて一人で過ごす〜STOICエッセイ14

思うに、秩序だった心の持ち主であることを示すいちばんの兆候は、一か所にとどまって一人で過ごせる能力があることだ。(セネカ『ルキリウスに宛てた道徳書簡集』)
――『STOIC 人生の教科書ストイシズム』より


 私は一人で一か所にとどまっていることは得意だ。一度座ったらなかなか動かないし、一人でいることに何の苦痛もない。続きを読む

子どもがハマった『新語・流行語を追え!』

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小学4年生の長男が図書館で借りてきて、弟と一緒に熱心に読んでいました。

2人とも言葉に興味があるようで、こういう本好きなんです。

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文教堂で本を安く買う方法

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会社に勤めていた頃は市ヶ谷の文教堂によく行っていました。
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異世界転生くらい思い切って場所を変えてみたいけど〜STOICエッセイ13

あなたがどういう人間であるかは、あなたがどこへ行くか以上に重要だ。
……とはいえ、じつのところ、あなたは旅をしているわけではない。
さまよい、追い立てられ、あるところから別のところへと居場所を変えているにすぎない。
あなたが探し求めていること、つまりよく生きることは、どこでも見つけられるというのに。(セネカ『ルキリウスに宛てた道徳書簡集』)
――『STOIC 人生の教科書ストイシズム』より



 私はいわゆる「異世界転生もの」の作品が好きだ(もっとも好きなのは「Re:ゼロから始める異世界生活」、通称リゼロ)。続きを読む

イヤな人の中に入ってみる〜STOICエッセイ12

自分に対し攻撃的だったり、イヤなことを言ってきたりする人とは距離をとるのがいいというのが普通の考え方だ。

しかし、「そういう人がいたら、中に入ってみなさい」という人がいた。

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富士サファリパークに行ってきた

動物が大好きな次男は、誕生日プレゼントに「動物園を中心とした旅行」がいいということで毎年出かけています。

今年は富士サファリパークでした!
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怒りを消し去る方法〜STOICエッセイ11

もし外的な何かのせいで苦しんでいるのなら、あなたを悩ませているのはその何かではなく、その何かについてのあなたの判断だ。
判断であれば、自分の力で消し去ることができる。
まったく、自分の意のままにできるもののせいで苦しんでいるのなら、あなたがあなたの意見を正すことを誰が妨げるというのか?(マルクス・アウレリウス『自省録』)
――『STOIC 人生の教科書ストイシズム』より


「小川さんが怒っているの見たことない」とよく言われる。

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事実でないなら言うな。〜STOICエッセイ10

もしそれが正しくないことであれば、するな。
事実でないことであれば、口にするな。(マルクス・アウレリウス『自省録』)
――『STOIC 人生の教科書ストイシズム』より


マルクス・アウレリウスはこう言うが、完全に「正しくないことはせず、事実でないことは口にしない」人なんてどこにもいないのではないだろうか。
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すべての人と友だちにはなれないけれど〜STOICエッセイ9

すべての人に好かれるなんてありえない、すべての人と友だちになることは不可能だ。だから、不可能なことを目指すのはやめなさい。そういうアドバイスをよく見かける。

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小川 晶子