2008年01月06日
インタビュー術!
インタビュー術! (講談社現代新書)インタビュー記事を書く以上は、「インタビュー」というものについて知っておかなければと思い、読んだ本です。
「あらゆるところにインタビューがある。
世界はインタビューでできている。
歴史はインタビューによって作られた。」
冒頭の文章ですが、これ、しびれますね。
聖書はキリストへのインタビュー集であると。
なるほど、すべては人の話を聞くのが基本なわけですね。
インタビューを仕事にしている人にとってではなく、
もっと一般に、すべての人にとっての「インタビュー」というものの可能性を感じている私としては、
「世界はインタビューでできている」とか言われると、ぐっとくるんですが、
著者はインタビューを仕事にしているフリーライターですから、実際の本の内容はどうしても仕事としてのインタビューに焦点がきてるんですよね。
そこが残念と言えば残念。
でも「インタビューの読み方」、
インタビュー記事ってこう作られてるんですよっていうのが、興味深いし、勉強になりました。
どんな内容のインタビューなのか、アイドルに対するものなのか政治家に対するものなのか、どの媒体に載せるものなのか、誰がインタビュアーなのかによっても、全然違ってくるんです。
著者の言ういいインタビュー(記事)とは、
実際の発言をうまく再現できていて、頭の中で話し手の肉声が聞こえてくるようなもの。
インタビュアーの気分になって読めるもの。
反対に、悪いインタビューとは、発言の趣旨だけ並べたようなもの。
「なんだか報告書を読んでいるようでつまらない。やっぱり話し手の身振りや息づかいや性格までが伝わってくるようなものじゃないとね、と思う。」
とても共感しました。
インタビュー記事の面白さはそこだと思います。
話の内容よりも、話し手の人柄が伝わる、「誰がこう言っているのか」が伝わるインタビューは面白い。
だって「人」に興味があるんだもん。
私はそんなインタビューを目指しています。
しかも、インタビュアーのキャラクターも伝わるような。
それから、糸井重里がピーコにインタビューしている『ピーコ伝』を紹介しているところで、印象的なことを言っているので、最後にそれを紹介します。
「糸井のスタイルには彼のコピーライターとしての特性がよくあらわれている。コピーライターの仕事とは、商品の宣伝文句を考えることではない。そのプロジェクトに関わる人々をつなぎ、プロジェクトに明確な方向(言葉)を与えていくのがコピーライターである。彼のインタビュー術は、彼の職業に由来する。」
人気ブログランキングへ
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by
yamayuri
2008年01月08日 23:21
どらさんのブログを読んでいて、私がやっているのも記事にはしないもののインタビューだなあ、なんて思ってたところです。
今度の土曜日、ある人のところにインタビューに行ってきます

2. Posted by どら
2008年01月09日 01:45
>yamayuriさん
「世界はインタビューでできている」
・・・これ、とても気に入ってます
yamayuriさんのインタビューのお話も今度聞かせてくださいね〜
「世界はインタビューでできている」
・・・これ、とても気に入ってます

yamayuriさんのインタビューのお話も今度聞かせてくださいね〜



『まぐまぐ!』から発行しています。


