大好評インタビューシリーズ第6弾です
開業社会保険労務士&CFPの瀧本透先生にインタビューしてまいりました!
瀧本透先生
1966年生 佐賀県出身
1989年 一橋大学 法学部卒業
株式会社日本長期信用銀行入社
融資・金融法人営業・ディーリング業務・資産運用相談業務
税務会計業務を経験し
2004年 同社を退職(同時に早稲田大学大学院へ入学)
西東京市にて、社労士・CFP事務所
タキモト・コンサルティング・オフィス開業 代表
2007年 早稲田大学大学院法務研究科終了 (J.D. 法務博士)
2008年 事務所を港区高輪にうつす
大人気のブログ taki-log@たきもと事務所←ぜひごらんください
タキモト・コンサルティング・オフィスHP
瀧本先生「そっち側に座ると東京タワーが見えますよ。」
小川「ほんとだ、きれいですね!今日はお忙しい中どうもありがとうございます。よろしくお願いします」
瀧本先生「こちらこそよろしくお願いします。」
開業資金
小川「まず、瀧本先生のプロフィールから伺っていきたいんですけど・・・
現在開業社会保険労務士と、ファイナンシャルプランナー(CFP)ということですね。」
瀧本先生「そうです。」
小川「開業されたきっかけというのは?ロースクールに通って弁護士になるための勉強をされてたんですよね。」
瀧本先生「はい。暇だったんで・・・いや、勉強は大変でしたけど(笑)、煮詰まってきたので、そういえば社労士の資格持ってたなと思って、ちょうど2004年10月にパチンコで20万円勝ったんです。それを開業資金にしました(笑)」
小川「えっ!これ書いていいですか(笑)」
瀧本先生「いいですよ。」
小川「面白いですね。意外でした。今のお仕事の中心はどういったことですか?」
瀧本先生「最近セミナー講師の仕事が多いです。3月9日に面白いセミナーやります。竹内先生と、蒲島先生と私の3人で。とっても豪華です(笑)。顧客のニーズを収益に変えようっていうようなセミナーです。退職金について相談されたら、多くの社労士は退職金規定の見直しを・・・ってなりますが、本質はそこじゃないと思います。通常よりつっこんだ話をします。経営者にとっても社労士にとっても、双方に有益なことで、知っていると全然違ってくると思います。」
小川「ぜひ今度セミナー詳細教えてください!」
瀧本先生「はい、もしよかったらお願いします。募集はそろそろです。3月8日には関西の社労士スキルアップ研究会に講師としてお呼ばれしていますから、大阪行ってトンボ帰りで連続セミナーになります。」
小川「お忙しいですね!関西スキルアップでは何をお話されるんですか?」
瀧本先生「開業する前に知っておきたい法律の基礎知識をやろうと思っています。」
小川「というと、民法ですか?」
瀧本先生「民法のなかの、契約法。債権各論を中心に考えています。
例えば、委任契約と請負契約って何が違うのか?とか、注意すべき点とか。知らないでやっている人が殆どなので・・・。」
小川「はい。わからないです・・・。」
瀧本先生「民法ってちゃんとやると条文が千条以上ありますが、全部知る必要はないので、逆に知らなきゃいけないところをかいつまんで話そうと思っています。
この契約は、中途解約はできるのかできないのか、前払いは特約なのか、とか。知ってるかどうかですから。」
小川「なるほどー。いいなー関西の人たち、それが聞けるんだー。」
瀧本先生「東京でも一度やりましょうか?」
小川「はい、お願いしたいですよ〜。」
解決策を提案すること
瀧本先生「仕事の中心って話でしたね。手続き業務は基本的にやらないようにしています。1枚いくらの世界でやっちゃうと・・・ダメだと思います。安売り合戦に巻き込まれる可能性もあります。」
小川「なるほど、ダメですか」
瀧本先生「一枚5千円の世界では、どれだけ書いても、サラリーマン時代の年収超えられなくなります。
それだったら、銀行員やめないほうがよかったってことになっちゃいます。
でもこういう発想する人少ないです。手続き業務が好きっていう人はサラリーマンのほうがいいんじゃないかなぁと思います。
私、食えない理論って大嫌いです。だいたい何をもって食えないと言っているのか分からない。300万で食えてるって言う人もいるかもしれないし、500万じゃ食えないと言っている人もいるかもしれない。目線の違う人同士じゃ議論になりませんよね。
私はサラリーマン時代の1.5倍くらい稼げなければ、仕事やめて独立開業する意味がないと思っています。」
小川「うんうん。2ちゃんねるなんかで言われたりするんですね。でもそもそもかみあってないと。」
瀧本先生「私は経営者の方が困っていることについて、知恵を提供して、お手伝いをしたいと思っています。3号業務っていう言い方も好きじゃないけど・・・、解決策の提案に報酬を頂く感じです。」
小川「そこにもやっぱり人脈が活きてきますか?」
瀧本先生「人脈のおかげでクオリティの高い仕事ができているし、やりがいを感じています。弁護士の友人に頼まれた仕事、破産した会社の労働保険・社会保険の整理業務やった時はけっこう大変でした。それをきっちりこなすことで信頼されてまた次につながったりします。」
大人気ブログの秘密
小川「話は変わりますが、瀧本先生のブログはずっと人気ですねー。」
瀧本先生「おかげさまでそこそこアクセスがあります。瞬間的にランキング1位をとるのは比較的簡単なんですが、それをずっとキープするのはとても大変です。つらいです(笑)。
もうずっと、1000日くらい連続で更新しています。」
小川「休みなくですか!?」
瀧本先生「こんなに続けていると変なこともおきます。」
小川「変なこと?」
瀧本先生「ブログで、あるニュースについてコメントしたら、それが2ちゃんねるで話題になってすごいアクセス数が増えたとか。」
小川「えええー!」
瀧本先生「そのときブログ村で全ブログ中の1位とりましたよ(笑)」
小川「ジャンル別じゃなくて全てのブログの1位ですか。それはすごい」
瀧本先生「あと、Yahoo!にとりあげられた時はすごかったです。1時間で1万5千アクセスありましたから。カウンターが4桁なので1万の位を表示せず、しばらく気づかなかったくらいです(笑)」
小川「1万5千!?」
瀧本先生「1時間ですよ?2時間で3万とか4万アクセスあって、何だろうと思ったらYahoo!のニュースに私のブログがリンクされていました。あれはびっくりしました。」
小川「そんなことがあるんですね!ブログのスタイルとしては、ずっとニュースがメインですか?」
瀧本先生「いろいろ考えて今のスタイルに落ち着きました。今日はこんなの食べました、とかそんなの書いてても続かないと思って。個人の日記では、いずれ見てもらえなくなると思いましたし、月に何十万アクセス集めているような弁護士の先生とか公認会計士の先生とお話したときに、やっぱり時事ネタはつきることがないから無理なく続けられる。軸がぶれなければずっとアクセスがあるって話を教わって真似することにしました。」
小川「続けるのが大変なんですよね。私はまだブログをはじめて3ヶ月程度で、楽しくやってますけど、そのうちネタがつきてくるかもしれない(笑)」
瀧本先生「ネタがつきると、つらいです、今でもそう思います。でもブログを続けているお陰で、人脈が広がりました。高校時代の同級生からネットで検索して連絡があったり、仕事につながったこともありました。いいことはあります。ただ、労力に見合っているかと言うと・・・疑問です。好きじゃないとできませんね。誰にでもお勧めするわけじゃありません。」
小川「瀧本先生はお好きなんですね」
瀧本先生「好きです。でも続けるのはやっぱり大変です。いつやめようかと思っています(笑)」
自分を売らない人脈術!
小川「人脈の話ですけど、瀧本先生ってすごく顔が広いなっていう印象なんですよね。あっちでもこっちでも瀧本先生の話題出ますよ。
どうやってその人脈を作っているのだろうって興味あるんですが」
瀧本先生「人脈ですか。人脈って知り合いとは違います。例えば、六本木ヒルズの51階に会員制のクラブがありますが、入会するだけで百何十万ってかかるようなところなんです。クライアントさんがそこ行きたいって言っても普通連れて行けないですよね。でも、会員の知り合いがいて予約を頼める、行ける。
大企業の経営者、老舗の料亭、会員制のクラブ、そういった自分ひとりではアクセスできないようなところに、人を介してアクセスできるようになる。そういうのが人脈だと思います。
それはもちろん、テイクアンドテイクじゃダメで、自分が見合うものを提供する力が必要になります。
「クレクレマン(何でも○○してくれって言う人)」って多いと思います。異業種交流会のようなところで、出版社の方に会ったら、私本出したいと思ってるんです!とか言って名刺交換した・・・そんなの全然人脈になりません。
本人は名刺交換で喜んでるかもしれないけど、いったい何が書けるのかもわからない、ハッキリ言ってその名刺はゴミ箱行きだと思います。」
小川「そうですよね。自分が何か提供できたりしないと・・・」
瀧本先生「提供できるものがなきゃダメだよね。鳥居裕一さんの『学校で教えない億万長者の授業』
って読みました?今の例なんかは、その本にも同じことが書かれています。そのとおりだなと思ってるんです。」
小川「いえ、まだ読んでないです。」
瀧本先生「すごくいいからぜひ読んでみてください。その本の中では『富のシンジケーション』と言っています・・・シンジケーションって同盟みたいな感じで、その中に入ると自分のできなかったことが、できるようになってくる。その中に入ることはとっても大変。自分も相当のものを拠出できないと入れないんです。」
小川「はい。すごく納得できますね。」
瀧本先生「私はその富のシンジケーションの末席くらいにいるかな、と思っています。自分が何を提供してるかっていうと何だろう(笑)。偉い人には、私みたいな人も面白いらしいです。具体的には情報でしょうか。商売のネタや、本やセミナーの情報交換したりしています。優秀な成功している人は、みんなすごく本読んでいます。月50冊とか。」
小川「えー!それはすごい。50冊は読めないなぁ。」
瀧本先生「これはブレインの北村先生がよくおっしゃるんですが、『自分を売り込むのは自分でやっちゃダメ、自分で自分は売れない。』オレってすごいんだよって自分で言っても、あの人バカじゃないの、ってなりますよね?
『あの人はすごいんだよ。』って、周りの人に言ってもらう。
ギブアンドギブっていうのは、それがまわりまわって自分の営業マンを増やすようなものだと思っています。」
小川「うんうん。なるほど。」
瀧本先生「自分で自分を売り込んじゃダメっていうのは、結構わかってない人多い気がします。」
小川「そうですね、アピールするのがいいことと思っているとか・・・。
すごくいいお話が聞けました。ありがとうございます。」
今後の夢
小川「では、瀧本先生の今後についてお聞きしたいんですけど・・・夢というのは。」
瀧本先生「夢は人に言うと叶うって言うから皆さんに言ってますが(笑)、私が60歳になるまでに関与している会社を1社上場させたいなと思っています。
私は社長には向いてないと思うので、ナンバー2とかナンバー3として、経営に携わりたいと思っています。
上場の意欲のある経営者と知り合って、私もその会社の株を持って、それで手伝っていきたい。その株が上場して100倍くらいになって・・・みたいなシナリオを描いています。
そこに入っていくには、顧問社労士がスタートかもしれませんが、顧問弁護士としても入れたらよいですね。」
小川「すごーい。考えてもみませんでした!」
瀧本先生「そういう人たちとの人脈を築いていきたいんですが、やっぱり無資格より、資格があったほうが、相手に信用され易いのではと思います。
そのためにいろいろやっています、社労士はずっとやめないつもりです。私の個人事業主としての原点だと思っています。
最終的には社会保険労務士業界の発展を願っています。優秀な人に、どんどん入ってきてほしいと思っています。」
小川「それで開業塾などでノウハウ提供されたりしてるんですね。」
瀧本先生「はい、タダではないけど、リーズナブルに提供して、それでみんなの売り上げが上がっていけばいいなと思います。まぁそんなにうまくいっていませんが(笑)」
小川「いや、そんなご謙遜を(笑)素晴らしいですね〜。これからも、楽しみですね。
今日はお忙しい中、どうもありがとうございました!」
瀧本先生「こちらこそ。ブログにアップされるのを楽しみにしています!」
インタビューを終えて
瀧本先生はとても頭の回転の速い方で、ポンポンと話題が飛び出してくるんです。
惜しげなく様々な情報を教えてくださり、(記事にしていませんが、英単語の覚え方まで教えてもらっちゃいました!)サービス精神と懐深さを感じました。
すっかり楽しませていただいちゃいました。
「成功している人は、社労士の業務に捉われていない。それは私の仕事の範囲じゃないんで・・・なんて絶対言いません。即答できなくても、人脈を使って何とかします」とおっしゃっていたのですが、そのあたりにも瀧本先生のお仕事に対する姿勢がうかがえました。
経営者が本当に困っていることは何なのか。本当に知りたいことは何なのか。
そこに応えていきたいと考えられているのだと感じました。
お忙しい中本当にありがとうございました!
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開業社会保険労務士&CFPの瀧本透先生にインタビューしてまいりました!
瀧本透先生
1966年生 佐賀県出身
1989年 一橋大学 法学部卒業
株式会社日本長期信用銀行入社
融資・金融法人営業・ディーリング業務・資産運用相談業務
税務会計業務を経験し
2004年 同社を退職(同時に早稲田大学大学院へ入学)
西東京市にて、社労士・CFP事務所
タキモト・コンサルティング・オフィス開業 代表
2007年 早稲田大学大学院法務研究科終了 (J.D. 法務博士)
2008年 事務所を港区高輪にうつす
大人気のブログ taki-log@たきもと事務所←ぜひごらんください
タキモト・コンサルティング・オフィスHP
瀧本先生「そっち側に座ると東京タワーが見えますよ。」
小川「ほんとだ、きれいですね!今日はお忙しい中どうもありがとうございます。よろしくお願いします」
瀧本先生「こちらこそよろしくお願いします。」
開業資金
小川「まず、瀧本先生のプロフィールから伺っていきたいんですけど・・・
現在開業社会保険労務士と、ファイナンシャルプランナー(CFP)ということですね。」
瀧本先生「そうです。」
小川「開業されたきっかけというのは?ロースクールに通って弁護士になるための勉強をされてたんですよね。」
瀧本先生「はい。暇だったんで・・・いや、勉強は大変でしたけど(笑)、煮詰まってきたので、そういえば社労士の資格持ってたなと思って、ちょうど2004年10月にパチンコで20万円勝ったんです。それを開業資金にしました(笑)」
小川「えっ!これ書いていいですか(笑)」
瀧本先生「いいですよ。」
小川「面白いですね。意外でした。今のお仕事の中心はどういったことですか?」
瀧本先生「最近セミナー講師の仕事が多いです。3月9日に面白いセミナーやります。竹内先生と、蒲島先生と私の3人で。とっても豪華です(笑)。顧客のニーズを収益に変えようっていうようなセミナーです。退職金について相談されたら、多くの社労士は退職金規定の見直しを・・・ってなりますが、本質はそこじゃないと思います。通常よりつっこんだ話をします。経営者にとっても社労士にとっても、双方に有益なことで、知っていると全然違ってくると思います。」
小川「ぜひ今度セミナー詳細教えてください!」
瀧本先生「はい、もしよかったらお願いします。募集はそろそろです。3月8日には関西の社労士スキルアップ研究会に講師としてお呼ばれしていますから、大阪行ってトンボ帰りで連続セミナーになります。」
小川「お忙しいですね!関西スキルアップでは何をお話されるんですか?」
瀧本先生「開業する前に知っておきたい法律の基礎知識をやろうと思っています。」
小川「というと、民法ですか?」
瀧本先生「民法のなかの、契約法。債権各論を中心に考えています。
例えば、委任契約と請負契約って何が違うのか?とか、注意すべき点とか。知らないでやっている人が殆どなので・・・。」
小川「はい。わからないです・・・。」
瀧本先生「民法ってちゃんとやると条文が千条以上ありますが、全部知る必要はないので、逆に知らなきゃいけないところをかいつまんで話そうと思っています。
この契約は、中途解約はできるのかできないのか、前払いは特約なのか、とか。知ってるかどうかですから。」
小川「なるほどー。いいなー関西の人たち、それが聞けるんだー。」
瀧本先生「東京でも一度やりましょうか?」
小川「はい、お願いしたいですよ〜。」
解決策を提案すること
瀧本先生「仕事の中心って話でしたね。手続き業務は基本的にやらないようにしています。1枚いくらの世界でやっちゃうと・・・ダメだと思います。安売り合戦に巻き込まれる可能性もあります。」
小川「なるほど、ダメですか」
瀧本先生「一枚5千円の世界では、どれだけ書いても、サラリーマン時代の年収超えられなくなります。
それだったら、銀行員やめないほうがよかったってことになっちゃいます。
でもこういう発想する人少ないです。手続き業務が好きっていう人はサラリーマンのほうがいいんじゃないかなぁと思います。
私、食えない理論って大嫌いです。だいたい何をもって食えないと言っているのか分からない。300万で食えてるって言う人もいるかもしれないし、500万じゃ食えないと言っている人もいるかもしれない。目線の違う人同士じゃ議論になりませんよね。
私はサラリーマン時代の1.5倍くらい稼げなければ、仕事やめて独立開業する意味がないと思っています。」
小川「うんうん。2ちゃんねるなんかで言われたりするんですね。でもそもそもかみあってないと。」
瀧本先生「私は経営者の方が困っていることについて、知恵を提供して、お手伝いをしたいと思っています。3号業務っていう言い方も好きじゃないけど・・・、解決策の提案に報酬を頂く感じです。」
小川「そこにもやっぱり人脈が活きてきますか?」
瀧本先生「人脈のおかげでクオリティの高い仕事ができているし、やりがいを感じています。弁護士の友人に頼まれた仕事、破産した会社の労働保険・社会保険の整理業務やった時はけっこう大変でした。それをきっちりこなすことで信頼されてまた次につながったりします。」
大人気ブログの秘密
小川「話は変わりますが、瀧本先生のブログはずっと人気ですねー。」
瀧本先生「おかげさまでそこそこアクセスがあります。瞬間的にランキング1位をとるのは比較的簡単なんですが、それをずっとキープするのはとても大変です。つらいです(笑)。
もうずっと、1000日くらい連続で更新しています。」
小川「休みなくですか!?」
瀧本先生「こんなに続けていると変なこともおきます。」
小川「変なこと?」
瀧本先生「ブログで、あるニュースについてコメントしたら、それが2ちゃんねるで話題になってすごいアクセス数が増えたとか。」
小川「えええー!」
瀧本先生「そのときブログ村で全ブログ中の1位とりましたよ(笑)」
小川「ジャンル別じゃなくて全てのブログの1位ですか。それはすごい」
瀧本先生「あと、Yahoo!にとりあげられた時はすごかったです。1時間で1万5千アクセスありましたから。カウンターが4桁なので1万の位を表示せず、しばらく気づかなかったくらいです(笑)」
小川「1万5千!?」
瀧本先生「1時間ですよ?2時間で3万とか4万アクセスあって、何だろうと思ったらYahoo!のニュースに私のブログがリンクされていました。あれはびっくりしました。」
小川「そんなことがあるんですね!ブログのスタイルとしては、ずっとニュースがメインですか?」
瀧本先生「いろいろ考えて今のスタイルに落ち着きました。今日はこんなの食べました、とかそんなの書いてても続かないと思って。個人の日記では、いずれ見てもらえなくなると思いましたし、月に何十万アクセス集めているような弁護士の先生とか公認会計士の先生とお話したときに、やっぱり時事ネタはつきることがないから無理なく続けられる。軸がぶれなければずっとアクセスがあるって話を教わって真似することにしました。」
小川「続けるのが大変なんですよね。私はまだブログをはじめて3ヶ月程度で、楽しくやってますけど、そのうちネタがつきてくるかもしれない(笑)」
瀧本先生「ネタがつきると、つらいです、今でもそう思います。でもブログを続けているお陰で、人脈が広がりました。高校時代の同級生からネットで検索して連絡があったり、仕事につながったこともありました。いいことはあります。ただ、労力に見合っているかと言うと・・・疑問です。好きじゃないとできませんね。誰にでもお勧めするわけじゃありません。」
小川「瀧本先生はお好きなんですね」
瀧本先生「好きです。でも続けるのはやっぱり大変です。いつやめようかと思っています(笑)」
自分を売らない人脈術!
小川「人脈の話ですけど、瀧本先生ってすごく顔が広いなっていう印象なんですよね。あっちでもこっちでも瀧本先生の話題出ますよ。
どうやってその人脈を作っているのだろうって興味あるんですが」
瀧本先生「人脈ですか。人脈って知り合いとは違います。例えば、六本木ヒルズの51階に会員制のクラブがありますが、入会するだけで百何十万ってかかるようなところなんです。クライアントさんがそこ行きたいって言っても普通連れて行けないですよね。でも、会員の知り合いがいて予約を頼める、行ける。
大企業の経営者、老舗の料亭、会員制のクラブ、そういった自分ひとりではアクセスできないようなところに、人を介してアクセスできるようになる。そういうのが人脈だと思います。
それはもちろん、テイクアンドテイクじゃダメで、自分が見合うものを提供する力が必要になります。
「クレクレマン(何でも○○してくれって言う人)」って多いと思います。異業種交流会のようなところで、出版社の方に会ったら、私本出したいと思ってるんです!とか言って名刺交換した・・・そんなの全然人脈になりません。
本人は名刺交換で喜んでるかもしれないけど、いったい何が書けるのかもわからない、ハッキリ言ってその名刺はゴミ箱行きだと思います。」
小川「そうですよね。自分が何か提供できたりしないと・・・」
瀧本先生「提供できるものがなきゃダメだよね。鳥居裕一さんの『学校で教えない億万長者の授業』
って読みました?今の例なんかは、その本にも同じことが書かれています。そのとおりだなと思ってるんです。」
小川「いえ、まだ読んでないです。」
瀧本先生「すごくいいからぜひ読んでみてください。その本の中では『富のシンジケーション』と言っています・・・シンジケーションって同盟みたいな感じで、その中に入ると自分のできなかったことが、できるようになってくる。その中に入ることはとっても大変。自分も相当のものを拠出できないと入れないんです。」
小川「はい。すごく納得できますね。」
瀧本先生「私はその富のシンジケーションの末席くらいにいるかな、と思っています。自分が何を提供してるかっていうと何だろう(笑)。偉い人には、私みたいな人も面白いらしいです。具体的には情報でしょうか。商売のネタや、本やセミナーの情報交換したりしています。優秀な成功している人は、みんなすごく本読んでいます。月50冊とか。」
小川「えー!それはすごい。50冊は読めないなぁ。」
瀧本先生「これはブレインの北村先生がよくおっしゃるんですが、『自分を売り込むのは自分でやっちゃダメ、自分で自分は売れない。』オレってすごいんだよって自分で言っても、あの人バカじゃないの、ってなりますよね?
『あの人はすごいんだよ。』って、周りの人に言ってもらう。
ギブアンドギブっていうのは、それがまわりまわって自分の営業マンを増やすようなものだと思っています。」
小川「うんうん。なるほど。」
瀧本先生「自分で自分を売り込んじゃダメっていうのは、結構わかってない人多い気がします。」
小川「そうですね、アピールするのがいいことと思っているとか・・・。
すごくいいお話が聞けました。ありがとうございます。」
今後の夢
小川「では、瀧本先生の今後についてお聞きしたいんですけど・・・夢というのは。」
瀧本先生「夢は人に言うと叶うって言うから皆さんに言ってますが(笑)、私が60歳になるまでに関与している会社を1社上場させたいなと思っています。
私は社長には向いてないと思うので、ナンバー2とかナンバー3として、経営に携わりたいと思っています。
上場の意欲のある経営者と知り合って、私もその会社の株を持って、それで手伝っていきたい。その株が上場して100倍くらいになって・・・みたいなシナリオを描いています。
そこに入っていくには、顧問社労士がスタートかもしれませんが、顧問弁護士としても入れたらよいですね。」
小川「すごーい。考えてもみませんでした!」
瀧本先生「そういう人たちとの人脈を築いていきたいんですが、やっぱり無資格より、資格があったほうが、相手に信用され易いのではと思います。
そのためにいろいろやっています、社労士はずっとやめないつもりです。私の個人事業主としての原点だと思っています。
最終的には社会保険労務士業界の発展を願っています。優秀な人に、どんどん入ってきてほしいと思っています。」
小川「それで開業塾などでノウハウ提供されたりしてるんですね。」
瀧本先生「はい、タダではないけど、リーズナブルに提供して、それでみんなの売り上げが上がっていけばいいなと思います。まぁそんなにうまくいっていませんが(笑)」
小川「いや、そんなご謙遜を(笑)素晴らしいですね〜。これからも、楽しみですね。
今日はお忙しい中、どうもありがとうございました!」
瀧本先生「こちらこそ。ブログにアップされるのを楽しみにしています!」
インタビューを終えて
瀧本先生はとても頭の回転の速い方で、ポンポンと話題が飛び出してくるんです。
惜しげなく様々な情報を教えてくださり、(記事にしていませんが、英単語の覚え方まで教えてもらっちゃいました!)サービス精神と懐深さを感じました。
すっかり楽しませていただいちゃいました。
「成功している人は、社労士の業務に捉われていない。それは私の仕事の範囲じゃないんで・・・なんて絶対言いません。即答できなくても、人脈を使って何とかします」とおっしゃっていたのですが、そのあたりにも瀧本先生のお仕事に対する姿勢がうかがえました。
経営者が本当に困っていることは何なのか。本当に知りたいことは何なのか。
そこに応えていきたいと考えられているのだと感じました。
お忙しい中本当にありがとうございました!
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長文ですが、一気に読めてしまいました〜。
内容のおもしろさがうまく伝わってます!(えらそう?)ありがとうございました。
瀧本先生の発想というか着眼点というか、ちょっと普通の人とは違うような気がして参考になりました。
『社労士の業務に捉われていない。』といったところが、今回の目から鱗でした。私ももっと考え方を柔軟にしなきゃ〜っと思ったしだいです。
PS、このブログは携帯でも見れるのですか?URL教えてください。