大好評インタビューシリーズ第9弾です

開業社会保険労務士の小田一哉先生にインタビューしてきました!

略歴
1965年 2月   埼玉県草加市生まれ
1988年 3月   明治大学政治経済学部卒業
1988年 4月   部品メーカー入社
2003年11月   第35回社会保険労務士合格
2004年10月   東京都社会保険労務士会台東支部に勤務登録
2005年 4月   千葉県社会保険労務士会東葛支部に異動
2006年 2月   部品メーカー退職(勤続17年11ヵ月)
2006年 3月   小田社会保険労務士事務所開業


ブログ:実践!“信頼の社労士”の「社会保険労務士の顧客開拓」
メルマガ:日刊!“信頼の社労士”が思う「仕事の本質」



インタビュー☆小田一哉先生










どら「小田先生、今日はよろしくお願いします。」

小田先生「よろしくお願いします。今日はちょうど都内の顧問先のところへ行っていたんです。」

どら「都合が合って良かったです。お忙しい時期ですものね。
小田先生は、平成15年に社労士試験に合格されたんですよね」

試験合格のタイミング

小田先生「はい、4回目で。どらさんはちなみに何回目で合格したんですか?」

どら「2回目です・・・」

小田先生「2回落ちると、結構ショックなんですよね。家族にも迷惑をかけながら受験勉強するわけですから。3回目落ちた時は、もうここまできたらあきらめられない、受かるまでやる!と思いました。勉強の仕方も違いましたね。
開業したのには、受かるタイミングっていうのもあったと思います。これだけ時間とお金を投資してきたのだから、回収しなくてはと思いましたし。」

どら「わかります。私もこれまでだいぶ投資してます(笑)
勉強を始めた時は、開業しようと思っていたわけではないんですね」

小田先生「もともと人事部門にいて、労務相談を受けることが多かったんです。
誰々がずっと休んでいるがどうしたらいいかとか・・・工場での、現場の労務相談です。
法律について調べながら、相談にのるということをやってきて、もっと体系的な知識を身につけていきたいと思いました。資格を持っていると、まわりから見てもわかりやすいですしね。」

どら「なるほど。社内で知識をいかしていこうと」

小田先生「そうですね。今思うと、潜在的には開業の意識はあったのかなと思いますが・・・。小さな工場に異動した時は、直属の上司は工場長で、経営的視点も意識するようになりました。」

どら「開業しようと思った直接のきっかけというものはあるんですか?」

小田先生「勤務登録をしたのが平成16年の10月なんですが、その半年後、異動になりまして・・・総務なんですが、人事に関われなくなってしまったんです。
社労士試験に合格してからも、年金アドバイザー2級を取得したり、東京労働大学講座の総合講座に通ったり、労働通信教育講座の労働法コースで学んだり、知識の習得を頑張ってきたんですよね。
それが人事部門でなくなると、今まで学んできたものが錆び付いてしまうのでは、と危機感を持ちました。やはり人事をやりたい。そう思って転職活動しました。結果的にはダメだったんです。それで、これはもう開業しかないかなと。」

どら「4回目で合格したことやずっと勉強を続けていたこと、異動があったことが組み合わさって開業にふみきることになったんですね」

開業をあと押しする出会い

小田先生「はい。すぐに合格していたら開業していなかったかもしれないし、ずっと人事部門だったらそのままやっていたかもしれません。
開業したいと明確に思うようになって、やはり一番心配なのはお客さんのことでした。開業してもお客さんがいなければ仕事が出来ません。」

どら「そうですね・・・知識には自信があっても。」

小田先生「平成17年の12月、支部の忘年会でこの心配を解消するような出会いがあったんです。」

どら「先輩社労士さんですか?」

小田先生「たまたま隣に座っていた方だったんですが、開業12~3年のベテランの方でした。私が開業を考えていることを言って、話がはずんだんですよね。開業するつもりならうちの事務所を貸すよと言ってくれたんです。4つ席がある事務所で、今は2名がそこにいると。
その方ご自身が開業後すぐは苦労されていたそうで、若い人のサポートをしてくれようとしていたんです。
顧客獲得についても具体的なアドバイスをいただき、場所と顧客獲得についてのイメージができてしまいました。そうしたらもうすっかり開業モードで。」

どら「すごいですね。忘年会での出会いで一気にクリアになったんですね。その顧客開拓法というのは?」

小田先生「事務所通信を毎月発行することです。それから、経営者の方たちの集まりに参加すること。」

どら「事務所通信というのは、法改正情報だったり、労務関連で役立つ情報を載せているのでしょうか?」

小田先生「そうです。ポイントは他士業の方に配ることですね。最初200通くらい郵送で送ったのですが、すぐに2件反応がありました。」

どら「すごいですね!」

小田先生「スポットですが仕事に結びつきましたよ。今は、税理士さんや行政書士さんなどの士業の方やお客様などに送っていて、全部で100くらいですね」

どら「小田先生は毎日ブログとメルマガを書かれていますが、最初は事務所通信だったんですね」

小田先生「そうですね、一番最初は事務所通信です。次にブログを始めました」

どら「ブログはどうして始めようと思ったんですか?」

小田先生「会社員時代に、ブログに関する本を読んでいました。それで、少しやってたんですよね。開業後に、ブログ活用術セミナーがあって、行政書士の横須賀先生がパネラーで出ていた。横須賀先生のお話は、インパクトありましたね。どらさんのブログでも紹介していましたけど『小さな会社の逆転戦略 最強ブログ営業術 』(ビジネスの王様)
という本を買いました。
毎日ブログを書いて、もう2年半になります。」

どら「毎日書くってすごいですよね。もともと書くことは苦じゃないんですね。」

小田先生「そうですねぇ。会社員時代は、報告書とか議事録とか得意でしたね。あと、仕事の中で気がついたことをメモとしてよく打ち込んでいました。4〜5年やっていて、30ページくらいになっています。」

どら「それは財産ですね!」

小田先生「今発行しているメルマガのもとになっています。」

サラリーマン応援!

どら「メルマガも毎日発行していますよね。」

小田先生「ビジネス発想源というメルマガがあるでしょう?私はとても影響を受けました。メルマガを発行するなら、毎日書きたいと思ったんです。ネタ切れにならないテーマは何か?と考えると、今の「仕事の本質」になったんですよね。
会社を辞めたのに、サラリーマンが好きなんです(笑)。会社の中での悩みや葛藤がどうしてもあるじゃないですか。サラリーマンを勇気付けたいと思って書いてます。
どっちかというと社労士関係ないですね(笑)」

どら「毎日あれだけの量を書くのは大変じゃないんですか?」

小田先生「もう習慣ですからね。あのメルマガを読んで会社からメールが来たこともありますよ。今は顧問先になっています」

どら「メルマガの内容を見て、信頼できそうと思われたのでしょうね。お話を聞いていて、情報を発信し続けることと、人と出会っていくことが大切なんだなと改めて感じました。」

小田先生「そうですね。自分の知らないことはたくさんあって、それを教えてくれるのは人しかないです。自分の力だけで情報を得ようとしても、限界がありますよね。
人と出会っていくことはとても大切だと思います。」

どら「その出会いの一つにBNIがあるんですね。経営者のための朝食会・異業種交流会という・・・」

小田先生「はい。BNIは1年くらい関わっています。最近また新しい方が参加したりして、刺激を受けましたよ。」

どら「朝食会は、毎週朝7時くらいからでしたっけ?小田先生は千葉から吉祥寺に通っているわけですよね。そんなに朝早く・・・」

小田先生「朝4時半に起きてますよ。それももう習慣ですね。やはり時間とお金を投資しているわけですが、それだけのメリットがあると思います。実際仕事にもつながっていますし。」

どら「早起き・・・私もチャレンジ中ではありますが(笑)、4時半とは・・・。」

小田先生「最初辛いですよね(笑)。」

どら「朝の方が確実に効率がいいとか、そういうのは実感しています」

小田先生「それは間違いないですよ。私は朝メルマガを書いているんです。4時台に起きて。土日も例外ではありません」

どら「ええっ!」

小田先生『「朝型人間」の成功哲学 』
という本に、こういうことが書いてありました。
4時でも5時でも、ともかく早起きをはじめたならその習慣は絶対に守ることが大切である。そういうときに陥りやすいのは、”疲れている”とか”ちょっと飲みすぎたから”といったように理由をつけて例外扱いする。しかし、そんなことは習慣を崩していい理由にならない。自分に対する甘えに過ぎないって。」

どら「き、きびしいですね。」

小田先生「最初辛いのはわかります(笑)」

日々重ねていくこと

小田先生「私は日々重ねていくことの大切さを感じます。
同じことを繰り返すだけでも、着実に積みあがっていくんです。
とりたてて新しいことをやらなくても、今やっていることを毎日継続していると力が蓄積されるんです。それが習慣になってしまえば、努力はいらないですし。」

どら「そうですかー。続ける秘訣って何かないですか?」

小田先生「うーん・・・」

どら「小田先生はきっと自然にやられているのですね・・・」

小田先生「やりはじめるまでに考える期間はわりとありますよ。毎日続けるにはどういうテーマで?とか。スタートしちゃうと、続けられます。」

どら「私は考えずにとりあえず始めちゃう派なもので(笑)。対照的ですね。
ところで小田先生は、受験講師もやられているのですか?」

小田先生「職業訓練の社労士講座で。支部の方からお声かけいただいたんです。面白いですよ。雇用保険法、労働保険徴収法と健康保険法をやりました。
受講生のアンケートでも評判が良くて、嬉しいです。」

どら「小田先生は話すにしても書くにしても、伝えるということが得意なんでしょうか」

小田先生「相談を受けて答えるとか、自分の知識を伝えて、それによって相手が助かるということにとても喜びを感じます。
出版することが今年の目標なんですが、それはもっと多くの人に伝えられたら・・・と思うからです」

どら「なるほど。これまで積み上げてきたコンテンツがあるからすぐに本が出来てしまいそうですね。出版が夢の一つになるのだと思いますが、今後の夢について伺っていいですか?」

現場と橋渡し

小田先生「はい。基本的にはどんな場であっても現場にいたいというのがあります。現場が好きなんですね。社労士という立場であれば、顧問先にいたい。講師なら、受講生の前にいる。ただ社労士というだけでなく、こんな本を書いた人、こんな仲間がいる人、こんなことを続けている人っていうようなバックボーンがあって、それでいていつも現場にいる人というのが理想なんです。」

どら「かっこいいですね」

小田先生「それから、大企業には小さな会社のことを、逆に小さな会社には大企業のことを伝えられることによって、お互いに視野が広がったり、メリットがあるといいと思うんですよね。
私は、橋渡し的な役割をしたいなと。
会社員だった頃、本社と現場の橋渡しをやっていました。本社と現場って、お互いにわからないんです。そこをつなげるのは自分しかいない、という意識でした。
その頃の経験が活きると思います。」

どら「うんうん。お互いわからない状況のところをつなぐって、考えようによってはとても大変な立場のような気がしますが・・・
伝えてくれる人がいることで、どちらにもいい効果があるかもしれない。
会社員の頃の経験って、やはりベースにあるのですね。すごく勉強になりました。
今日は本当にありがとうございました!」

小田先生「こちらこそ。普段なかなかしない話をして、楽しかったです。」





インタビューを終えて

小田先生は、本当に「信頼の社労士」さんです!
すごく誠実な感じが伝わってきます。
日々重ねていくことの大切さを教えていただきました。
私のように「考えずに行動はするが飽きっぽい」タイプとは対照的で、驚くことばかりでした(笑)
小田先生が実践している、情報を継続的に発信していくこと。
経営者や他士業の方と出会う場所に出かけていくこと。
そこにも、これまで勤務していた中での経験や考えてきたこと、情報等が活かされ、またその誠実な人柄が活かされているのだなぁと感じました。

事務所通信のように有益な情報を先に与えるというのは、顧客開拓の素晴らしいヒントですね。
本当に勉強になりました。どうもありがとうございました!!




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