こんにちは、さむコピ!小川晶子です。
最近あなたは、いつ涙を流しましたか・・・?
私は、金曜日、セミナー中にぽろぽろと泣いてしまいました。
Bunta2.net交流会セミナーで、文章&名刺コンサルタント堀内伸浩さんに感動したことはすでに書きましたが、このセミナーの最後に、安井レイコさんというエッセイストで料理研究家の方から「感動させる文章術」についてお話があったんです。
安井さんは、イキナリ「目を閉じて、あなたが謝りたいと思う人を思い浮かべてください。」と言いました。
最近あなたは、いつ涙を流しましたか・・・?
私は、金曜日、セミナー中にぽろぽろと泣いてしまいました。
Bunta2.net交流会セミナーで、文章&名刺コンサルタント堀内伸浩さんに感動したことはすでに書きましたが、このセミナーの最後に、安井レイコさんというエッセイストで料理研究家の方から「感動させる文章術」についてお話があったんです。
安井さんは、イキナリ「目を閉じて、あなたが謝りたいと思う人を思い浮かべてください。」と言いました。
私は祖父を思い浮かべました。
無口で、ガンコで、でも私の姿を見ると細い目をますます細めてうれしそうにする祖父です。
10年近く前になりますが、祖父が私にメールをくれたことがありました。
祖父の家でパソコンを買い、メールを送ることができるようになり、嬉しかったのでしょう。
「あきこ 元気ですか」
たった一言のメールが、私の家のパソコンに届きました。
私は「ああ、おじいちゃんからメールが来ている。今度返事しよう」なんて思って、社会人1年目のバタバタにかまけて返事を何もしないまま1週間が経ってしまいました。
突然でした。
おじいちゃんは心筋梗塞でこの世を去りました。
私の会社に電話が入り、いそいで電車とタクシーで駆けつけた時には、白い顔をして体温のないおじいちゃんの体が、ひんやりとした病室の中に横たわっているだけでした。
お葬式のあと、私はメールをもう一度見ました。
「あきこ 元気ですか」
パソコンを置いた6畳の和室で、ディスプレイに向かって一生懸命文字を打っているおじいちゃん。
1時間くらいかけて打ったのかもしれません。
私からの返事がなくて、「まだ届いていないのかなぁ。仕事で忙しくて見ていないのかなぁ」と思っていたかもしれません。メールでつながるという喜びを知りたくて、返事を楽しみにしていたのかもしれません。
このたった一言のメールに、おじいちゃんの想いはたくさんつめこまれていたのです。
私はしばらくそのメールを見つめていましたが、時間をかけて短い返信文を作り、送信ボタンを押しました。
「おじいちゃん、メールありがとう。元気にやっています。最近、会社の先輩に赤ちゃんが産まれました。」
でももう、おじいちゃんには届きません。
私は目を閉じたまま、ぽろぽろと涙をながしていました。
安井さんは、「さぁもう目を開けていいですよ。今のあなたの感情を、文章にすることができますか?悲しかったとか悔しかったとかいう言葉で、表現ができますか?」と言いました。
ショックでした。
途中で帰りたくなるくらいショックでした。
私が自信満々に言っている「文章力」なんて、ノウハウに過ぎない。
おじいちゃんのメールに返信をしなかったことは、ずっと小さなトゲのように心に残り、これまで誰にも話すことができず、まして文章になんてできなかったことでした。
こんなことを書くのはとても恥ずかしいのですが・・・反省をこめて、これから本当の「感動させる文章術」を体得していくのだという決意をこめて、書くことにしました。
私に喝を入れてくださった安井レイコさん、ありがとうございます。素敵なセミナーを教えてくださった平野友朗さん、ありがとうございます。
こんな長文を読んでくれたあなた、どうもありがとうございます。
いつも応援ありがとうございます
一日二つ、こちらをぽちっと押してください!
やる気がでまーす(。・ω・)ノ゙
↓


無口で、ガンコで、でも私の姿を見ると細い目をますます細めてうれしそうにする祖父です。
10年近く前になりますが、祖父が私にメールをくれたことがありました。
祖父の家でパソコンを買い、メールを送ることができるようになり、嬉しかったのでしょう。
「あきこ 元気ですか」
たった一言のメールが、私の家のパソコンに届きました。
私は「ああ、おじいちゃんからメールが来ている。今度返事しよう」なんて思って、社会人1年目のバタバタにかまけて返事を何もしないまま1週間が経ってしまいました。
突然でした。
おじいちゃんは心筋梗塞でこの世を去りました。
私の会社に電話が入り、いそいで電車とタクシーで駆けつけた時には、白い顔をして体温のないおじいちゃんの体が、ひんやりとした病室の中に横たわっているだけでした。
お葬式のあと、私はメールをもう一度見ました。
「あきこ 元気ですか」
パソコンを置いた6畳の和室で、ディスプレイに向かって一生懸命文字を打っているおじいちゃん。
1時間くらいかけて打ったのかもしれません。
私からの返事がなくて、「まだ届いていないのかなぁ。仕事で忙しくて見ていないのかなぁ」と思っていたかもしれません。メールでつながるという喜びを知りたくて、返事を楽しみにしていたのかもしれません。
このたった一言のメールに、おじいちゃんの想いはたくさんつめこまれていたのです。
私はしばらくそのメールを見つめていましたが、時間をかけて短い返信文を作り、送信ボタンを押しました。
「おじいちゃん、メールありがとう。元気にやっています。最近、会社の先輩に赤ちゃんが産まれました。」
でももう、おじいちゃんには届きません。
私は目を閉じたまま、ぽろぽろと涙をながしていました。
安井さんは、「さぁもう目を開けていいですよ。今のあなたの感情を、文章にすることができますか?悲しかったとか悔しかったとかいう言葉で、表現ができますか?」と言いました。
ショックでした。
途中で帰りたくなるくらいショックでした。
私が自信満々に言っている「文章力」なんて、ノウハウに過ぎない。
おじいちゃんのメールに返信をしなかったことは、ずっと小さなトゲのように心に残り、これまで誰にも話すことができず、まして文章になんてできなかったことでした。
こんなことを書くのはとても恥ずかしいのですが・・・反省をこめて、これから本当の「感動させる文章術」を体得していくのだという決意をこめて、書くことにしました。
私に喝を入れてくださった安井レイコさん、ありがとうございます。素敵なセミナーを教えてくださった平野友朗さん、ありがとうございます。
こんな長文を読んでくれたあなた、どうもありがとうございます。
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私も祖母を亡くした時、メールではありませんでしたが
祖母から1枚の栞をもらってました。
その栞には"大切に…"と一言書かれてました。
今となっては祖母がどんな"思い"でその栞を送ってくれたか知る術はありません。
ですが、祖母の"思い"をどこかで頭の隅に置いている自分がいます。
"思い"ってそんなものなのかもしれませんね。
どらさんの「感動させる文章術」期待していますよ!