今年の2月、ブログで「いま一番会いたい人」と書いていました。
念願叶って、お話を伺うことができました!
メルマガコンサルタントの平野友朗さんです。
プロフィール
平野友朗(ひらのともあき)
日本で唯一のメルマガコンサルタント
有限会社アイ・コミュニケーション代表取締役
1974年、北海道生まれ。筑波大学で認知心理学専攻。
広告代理店勤務時代、営業部を経てネットマーケティング部に配属。メールマガジン黎明期より、その可能性にいち早く気づきノウハウを体系化する。その後、有限会社アイ・コミュニケーション設立。
起業からわずか5年で顧客は4000社を超え、年収はサラリーマン時代の7倍になる。
顧問先には地方の隠れたNO.1企業も多く、講演、執筆活動の合間をぬってコンサルティングに東奔西走の日々。
コンサルタント、士業、中小企業経営者が数多く在籍する「ビジネス実践塾 」は、募集わずか数ヶ月で会員は500名を超える。
“年商1億、粗利3000万円のビジネスモデル構築”に必要なノウハウや経営情報を惜しげもなく会員に提供している。
「経営者のブランド構築は、メディア戦略の一つ」と位置づけ、大手出版社と共同で “出版プロジェクト“を実施しており、ベストセラー作家を誕生させている。
平野友朗の公式サイト
ビジネス実践塾
ビジネスメールの教科書
メルマガの教科書
著書
『メルマガ起業1年目の成功術』
『読者1万人をお客に変える メルマガ成功の鉄則』
『面白いように仕事が取れるインターネット活用術』
『先輩起業家が教える 走りながら考える仕事術!』
『「始めてみたけど効果がない」と思っている人の 「やり直し」のメルマガ営業術』
『小さな会社の最強メルマガ営業術』
『あなたの仕事が劇的に変わるメール術』
『コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー』
小川「今日はお忙しいところ、どうもありがとうございます。よろしくお願いします。」
平野さん「こちらこそお願いします。何でも質問してください。」
念願叶って、お話を伺うことができました!
メルマガコンサルタントの平野友朗さんです。
プロフィール
平野友朗(ひらのともあき)
日本で唯一のメルマガコンサルタント
有限会社アイ・コミュニケーション代表取締役
1974年、北海道生まれ。筑波大学で認知心理学専攻。
広告代理店勤務時代、営業部を経てネットマーケティング部に配属。メールマガジン黎明期より、その可能性にいち早く気づきノウハウを体系化する。その後、有限会社アイ・コミュニケーション設立。
起業からわずか5年で顧客は4000社を超え、年収はサラリーマン時代の7倍になる。
顧問先には地方の隠れたNO.1企業も多く、講演、執筆活動の合間をぬってコンサルティングに東奔西走の日々。
コンサルタント、士業、中小企業経営者が数多く在籍する「ビジネス実践塾 」は、募集わずか数ヶ月で会員は500名を超える。
“年商1億、粗利3000万円のビジネスモデル構築”に必要なノウハウや経営情報を惜しげもなく会員に提供している。
「経営者のブランド構築は、メディア戦略の一つ」と位置づけ、大手出版社と共同で “出版プロジェクト“を実施しており、ベストセラー作家を誕生させている。
平野友朗の公式サイト
ビジネス実践塾
ビジネスメールの教科書
メルマガの教科書
著書
『メルマガ起業1年目の成功術』
『読者1万人をお客に変える メルマガ成功の鉄則』
『面白いように仕事が取れるインターネット活用術』
『先輩起業家が教える 走りながら考える仕事術!』
『「始めてみたけど効果がない」と思っている人の 「やり直し」のメルマガ営業術』
『小さな会社の最強メルマガ営業術』
『あなたの仕事が劇的に変わるメール術』
『コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー』
小川「今日はお忙しいところ、どうもありがとうございます。よろしくお願いします。」
平野さん「こちらこそお願いします。何でも質問してください。」
起業のきっかけ
小川「まず、起業したきっかけをお聞きしたいのですが、よろしいですか?もともとは広告代理店に勤めていらしたんですよね。」
平野さん「はい。就職活動をするときに、広告の世界で人に影響を与える仕事をしたいと思っていたんです。私のイメージでは、テレビとか雑誌とか。だから広告代理店ばかり受けていました。で・・・入社した会社は株式会社学情という会社です。
実は、入社するまで知らなかったのですが、入った会社は『求人広告』の会社でした(笑)」
小川「確かに広告ですが(笑)」
平野さん「うわ、これは間違ったところに入っちゃったなと思ったんですが(笑)、せっかく受かった会社なので3年はやろうと思いました。それなりに楽しいこともありましたよ。仕事は営業やマーケティング、経理など一通り経験させてもらいました。
結局5年半いたのですが、そろそろ環境を変えないと・・・そう思い、退職を決意しました。
そもそも、私は人に使われるのではなく、自分で何かしたいと思っていて。最初は飲食店をやるつもりでした。」
小川「何故、飲食店だったのでしょうか?」
平野さん「もっと言うとケーキ屋さんをやろうと思っていました。ケーキはけっこう食べ歩いていたんです。行列のできるケーキ屋さんをやって、焼き菓子の通販もできれば成功するだろうなという目論見がありました。
ケーキ屋さんは、客単価も1500円くらいが当たり前だし、買ってすぐに帰るため回転率も高いです。それに、通販で焼き菓子も売れるので、ネットとの相性もいい。そこで、まず始めたのがケーキのポータルサイトを作ることでした。お店を持つのを5年後に設定して、それまでにファンを作り、お店がオープンになったらすぐに通販が大盛況。そんな戦略を立てていました。
それと同時に、接客の勉強をしようと思って、そのためにメルマガをはじめました。」
小川「接客の勉強をするためだったのですね!」
平野さん「例えば、こういうお店に入ったときに、なかなか声をかけてもらえないとイヤだとか、こういうさりげない気配りは気持ちがいいとか、顧客目線で気づいたことコラムにして書いていました。自分がお店をはじめたら忘れちゃうだろうなと思ってメモをとっていたんです。
実は、会社を辞めてすぐにやろうと思ったのは、マクドナルドで働くことでした。」
小川「マクドナルドですか?」
平野さん「レベルの高いマニュアルがあるでしょう?そこで学べば接客のレベルも上がるだろう、そう思いました。それで、マクドナルドで働こうか迷っていたのですが、メルマガの中で、会社を辞めたことを一言書いたら、読者であるお米屋さんからメールが来ました。月に1回来たら3万円払うから、コンサルティングしてくれないかと。そのため、マクドナルドで働くのはあきらめました。
でも、これは大きな発見でしたね。今までやっていた営業のスタイルというのは、説得だったんですよ。飛び込みやテレアポで、頭下げて説得して・・・。ところがこんな風に、むこうから仕事をお願いしてくる、勝手に仕事がくるっていうのがあるんだと。もう一生営業はしないと決めたきっかけですね。これが1つ目のターニングポイントです。」
小川「趣味で出していたメルマガから、コンサル依頼がきてしまったと。」
平野さん「会いに行きましたよ。浜松の方だったのですが、今度東京進出を考えていると言うのですね。新しいおにぎり屋さんの店長をやってくれないかという話になって、物件を見に行ったりもしました。結局撤退することになっちゃったのですが。」
小川「それがうまくいっていたら、おにぎり屋さんの店長から、今はケーキ屋さんだったかもしれないのですね。」
平野さん「撤退になって、趣味でやっていたメルマガで収益をあげないとキツイなっていうことで、メルマガで稼ぐ方法を考えはじめました。メルマガの中に広告を掲載して収益を上げるのですが、月の売上は読者数と、1通あたりの単価と、配信回数の積になります。1通あたりの単価っていうのは1円とか2円って相場が決まっています。単価1円で計算すると、そのとき2、000人読者がいて、月に4回配信していましたから、月8千円です。
さて、小川さんに問題。これを、もっと儲けようとしたら、どうしたらいいでしょう。」
小川「読者数と配信回数を増やすことです。」
平野さん「どっちからやりますか?」
小川「読者数ですよね。」
平野さん「そうです。配信回数を増やそうと思っても、月に30回出して、それ以外の条件がこのままだったら月に6万円でいっぱいいっぱいです。しかも、労力は5~6倍。でも、読者数を1万5千まで増やせば、月に4回で6万円。書くことに対する労力は、今までと変わらないですよね。だから、読者数を増やすことに注力したほうがいい。いろいろ研究していくうちに、私のメルマガの読者が1000人、2000人と増えて、周りの人からどうやって読者を増やしたのか聞かれるようになりました。懸賞を使ったらこう増えますとか、相互紹介で、こういう文章でお願いすればいいですよとか説明すると、とても喜ばれたし、感謝されました。これが起業のきっかけ2つ目のターニングポイントですね。情報を教えてあげたら感謝されるということです。サラリーマンだった時は感謝されるということは皆無で、求人の仕方のアドバイスをしても、『営業だもんね』って思われるだけでした。
それで、教えているうちに何人かの人に、このメルマガのノウハウはすごいから、これで仕事したらいいんじゃないのって言われて。だったらやってみよう、ダメだったらやめればいいんだからって思ったのです。
というのが、長くなりましたが、起業のきっかけです。」
小川「メルマガコンサルタントの平野さんになるわけですね。」
起業前に集客
平野さん「最初はケーキ屋さんだったわけですが・・・ポータルサイトもメルマガも、将来仕事につながるだろうとは考えていたのです。すぐお店を作っちゃう人っていますけど、私はお店を作ったあとに集客をラクにするための準備というのをやはりすごく考えていました。」
小川「なるほど、起業前に集客を考えるということですか。起業して一番はじめに悩むことって集客だと思うんです。」
平野さん「私は起業してから集客で悩んだことはないですね。悩む前に集めておけばいい。そのためにメルマガっていう媒体があったりします。
ビジネス実践塾という会員制のサービスもはじめましたが、それまでのお客さんのストックがあったから、すぐに人は集まりました。」
小川「ビジネス実践塾はいいですね。会員制のものって、私もいくつか入っているのですが、平野さんの実践塾が一番いいですよ。」
平野さん「本当?ありがとう。ぜひ、宣伝してください(笑)」
小川「費用対効果が一番高いんじゃないかなと。内容が具体的・実践的で充実していて、安いですもの。」
平野さん「ちゃんと使ってくれた人には、効果が高いと思いますよ。」
小川「ビジネス実践塾をはじめた理由を聞かせていただいてもいいですか?」
平野さん「もともとは起業家の合宿をやっていました。ただ、参加者のレベルがまちまちなんですよね・・・。インターネットマーケティングを聞きたくて来ているのに、参加者の中にはインターネットマーケティングがまったくわからない人もいる。そうなると、真ん中のレベルのものを出すことになってしまいます。でも、それでは、できる人は不満だし、できない人には難しすぎてしまう。
その参加者の知識のばらつきがあったから、起業家合宿は4回目でいったん終了にしました。実践塾では、起業家合宿のコンテンツを作り直して、教材にしています。これによって必要な知識が伝わり、レベルが底上げされるんです。
それから、顧問契約できる数はどうしても限られます。私の場合は10社くらいです。10社を超えると、助けられない。もっともっと多くの人に影響を与えて、成功を助けるにはこういう会でも可能なのでは?そう思いました。あと、今世の中にいろんな情報がありすぎていて、いらないノウハウがすごく多いんです。今のお客さんにとって必要なもの、知っておくべきことを自分のフィルタを通して伝えるというのがやりたかったのです。できれば変な情報商材を淘汰したいというのがあります。」
適切な情報を収集
小川「『まっとうな』っていうのがキーワードになっていますよね。」
平野さん「そうですね、やっぱり『まっとうな』ですね。以前は会員さんでもアフィリエイターの人とか居ましたけど、ことごとくいなくなりました。私の出しているメッセージもそうだし、アフィリエイターの人が見ても、出版のノウハウなどはあまり活用できないんです。今のコンテンツのバランスで、会員になる人はやはりコンサルタントやサムライ業の人が多いです。個人でコンサルやっている人の集団ができるかなと思うんです。その中で仕事のやりとりがあってもいいですし。」
小川「コンテンツ内容は、インターネットマーケティングと、出版と・・・」
平野さん「ブランド構築、メディア戦略、ビジネスモデル構築、時間術、仕事術などです。
適切に情報収集できる人は、事業の回転も速いしうまくいっています。ノイズになるような情報はできるだけシャットアウトして、うちだけ信じてついてきてほしいという気持ちです。責任は持てないですけど(笑)、自信はありますという、そういうスタンスですかね。アフィリエイトとかだったら、こうすれば儲かりますよというマニュアルみたいなものがあると思いますが、私が出すのはマニュアルではありません。みなさんが考えるための材料とか、必要な情報。あとは今の自分が欲しいもの、起業したときの自分が欲しかったものをまとめているという感じですね。私が起業したときはこういう情報がまったくなかったので、手探りでやってきました。誰も教えてくれないですからね。」
小川「今はむしろ情報過多という・・・。」
平野さん「多すぎるのもダメなんですよね。売り方がうまい情報ばかり目についちゃうから、それが正しいと思い込んじゃうんですよ。例えば本屋さんに行くと、web2.0とかSNSとか目につくじゃないですか。でもネットマーケティングで重要なのはやはりホームページですよ。
本当はホームページのちゃんとした構築ノウハウだったり、コンテンツだったり、すごく単純だけど印象のいい写真に変えるとか、そういうことなんですよね。でもそういう本を出したら売れません。」
小川「平野さんの本はちゃんとした情報が書かれていますよね。基礎からの。」
平野さん「真面目に書いていますから。でもね、いいこと書いても本って売れないんですよねぇ。しかけが必要です。」
小川「今のお仕事の中心っていうと、実践塾があって、顧問があって・・・」
平野さん「あと講演、執筆、広告代理店業務、サイト制作。働きすぎですね。」
起業して良かったこと、大変なこと
小川「起業して良かったことは何でしょうか?・・・きっとたくさんあると思いますが。」
平野さん「たくさんありますよ。何だと思いますか?」
小川「『先輩起業家が教える 走りながら考える仕事術!』を読んで、とても好きなのが『好きな人と仕事をする』っていうことです。それが醍醐味って書かれていて。」
平野さん「そうですね。私は好きな人としか仕事をしない主義です。
ほかに起業して良かったことは、自分の存在意義、自己重要感が感じられること。これが大きいです。あと、時間のコントロールがきくということ。例えば今日は昼から仕事しようとか、昨日は夜中まで仕事したから今日は休もうとか、自分で責任さえ持てれば時間はいくらでもあけられます。
それから、お金が使えるようになりました。前の会社にいたときは、絶対ここはタクシーで行ったほうが早いだろう、このパソコンを買い換えたほうが仕事が早いだろうと思っても、全部ダメなんですよ。経費がかかるからって言われて・・・。自分でやるようになって、値段を気にしなくなったというのは大きいですね。節約は節約で好きですが、どう増やすかというほうを考えます。お金を使っても、リターンがあればいいんですよ。
あとは、地方に行けることと、本をたくさん読めるのも良かったことです。」
小川「逆に大変なことはありますか?」
平野さん「責任ですかね。代わりがいないということ。病気になれない。自分が車にひかれたらとか、今日倒れたらという不安は常につきまとっています。でも、忙しさもプレッシャーもいやだとは思わないので、大変じゃないです。」
小川「起業したての時につらかったことはないですか?」
平野さん「先行きの不安はありますよね。当初のメルマガ読者を増やすノウハウの販売は、長くは続かないと思ったので、知り合いの会社でバイトもしました。でも、会社員の時の年収以上は稼げる自信もあったし、もしダメでも35歳までは転職も出来るだろうと思っていました。楽観主義者です。つらかったことはありません。」
小川「平野さんは多くの起業家さんと会っていると思うのですが、起業して失敗する人ってどういう人でしょうか?」
平野さん「まず、素直さがないこと。あと、適当な人、時間にルーズな人。自分の実力を過大評価している人と過小評価している人。コミュニケーションがとれない人。お金に細かくない人とか、数字が苦手な人。」
小川「数字が苦手な人はダメですか。」
平野さん「やはり、数字でおさえないとダメです。なんとなく・・・ではうまくいきません。どのくらいの費用をかけて、どのくらいのリターンがあるのか。事業を展開していく上で、判断基準は数字になります。」
小川「そうですね、最近実感しはじめています・・・。平野さんにとって、成功ってなんでしょうか。」
平野さん「成功の定義はないですね。しいて言えば、今の自分の状態に納得していることじゃないでしょうか。そして、それが続くこと。
私は今のこの忙しい状態もすごく納得していて好きだし、周りにいる人だったり収入だったり社会的評価にも納得しているから、そういう意味では成功していると思います。『成功』と言うとき、多くの人は人との比較で考えてしまいますよね。あの人は何億稼いでいるとか。でも、それって自分の幸せと関係ないこと。あくまで自分の中での問題だと思います。
状況は変わっていきますから、その中でも常に納得している状態を続けられればいいと思います。」
小川「そうですね・・・。私はまだまだ納得できるレベルではありません。課題だらけで。これからも実践塾で学んでレベルを上げたいと思います。
それでは最後に、今後の目標について教えてもらえますか?」
平野さん「ビジネス実践塾には力を入れていきます。今後は、単発のコンサルティングも会員さんのみを対象にしようかなと思っています。
それから、メールのマナー教育をやっていきたいです。日本のメール教育の標準化をはかりたい・・・これが一番大きい目標かもしれないですね。
11月14日と2月末に本が出るので、これでメールの本が4冊になります。これだけ出している人は他にいないので、やっと標準化を語る資格もできたと思っています。具体的にはインストラクター制度みたいなものを作って、メールの教育を一緒にやってくれる人を集めて、派遣したいなと。」
小川「ビジネスメールはすごく重要ですね。」
平野さん「そうなんですよ。でもそれをまだわかっていない人が多いです。ビジネスメールと聞いて、研修を受けようという人は、すでにかなりわかっている人なんですよね。もっとレベルを高めたいという人です。一方、本当に学ばなければいけない人は来ない。企業の研修担当の方も、あまり必要性を感じていない。これを変えていきたいですね。
こういった、みんなが出来るようでいて、誰もやっていないことに取り組むのって楽しいです。あとで『あ、やれば良かった』って言われたいなぁと思います。」
小川「なるほど、いいですね!今日は貴重なお話をたくさんいただきまして、どうもありがとうございました!」
平野さん「いろいろお話ししましたので、うまくまとめてくださいね(笑)。また、今後ともよろしくお願いします。」
インタビューを終えて
私は以前から平野さんのファンです。ご縁がありまして、今回このブログに登場していただけることとなりました。
記事にはしていませんが、私に対するアドバイスもいただきまして、感激です。
平野さんはとてもバランスがとれている感じがして、イケイケじゃないところがまたいいんです。
ご本人も思い入れがあって好きだという『先輩起業家が教える 走りながら考える仕事術!』はおすすめです。
そして・・・
私も会員になっている「ビジネス実践塾」。今月はありえないキャンペーンをやっています!
今月入会できる人はいいなぁ〜。iPodがもらえるなんて・・・
↓
ビジネス実践塾
内容はもちろん素晴らしいのですが、平野さんの声は明るくて、聞いていると元気にもなります。試してみたいなという方は、絶対、今月がチャンスです!
ちなみに、もう一個。
平野さんの携帯メモ術についてお聞きしています。
↓
「デキる人の手帳術・メモ術」平野友朗さん
いつも応援ありがとうございます
一日二つ、こちらをぽちっと押してください!
やる気がでまーす(。・ω・)ノ゙
↓
小川「まず、起業したきっかけをお聞きしたいのですが、よろしいですか?もともとは広告代理店に勤めていらしたんですよね。」
平野さん「はい。就職活動をするときに、広告の世界で人に影響を与える仕事をしたいと思っていたんです。私のイメージでは、テレビとか雑誌とか。だから広告代理店ばかり受けていました。で・・・入社した会社は株式会社学情という会社です。
実は、入社するまで知らなかったのですが、入った会社は『求人広告』の会社でした(笑)」
小川「確かに広告ですが(笑)」
平野さん「うわ、これは間違ったところに入っちゃったなと思ったんですが(笑)、せっかく受かった会社なので3年はやろうと思いました。それなりに楽しいこともありましたよ。仕事は営業やマーケティング、経理など一通り経験させてもらいました。
結局5年半いたのですが、そろそろ環境を変えないと・・・そう思い、退職を決意しました。
そもそも、私は人に使われるのではなく、自分で何かしたいと思っていて。最初は飲食店をやるつもりでした。」
小川「何故、飲食店だったのでしょうか?」
平野さん「もっと言うとケーキ屋さんをやろうと思っていました。ケーキはけっこう食べ歩いていたんです。行列のできるケーキ屋さんをやって、焼き菓子の通販もできれば成功するだろうなという目論見がありました。
ケーキ屋さんは、客単価も1500円くらいが当たり前だし、買ってすぐに帰るため回転率も高いです。それに、通販で焼き菓子も売れるので、ネットとの相性もいい。そこで、まず始めたのがケーキのポータルサイトを作ることでした。お店を持つのを5年後に設定して、それまでにファンを作り、お店がオープンになったらすぐに通販が大盛況。そんな戦略を立てていました。
それと同時に、接客の勉強をしようと思って、そのためにメルマガをはじめました。」
小川「接客の勉強をするためだったのですね!」
平野さん「例えば、こういうお店に入ったときに、なかなか声をかけてもらえないとイヤだとか、こういうさりげない気配りは気持ちがいいとか、顧客目線で気づいたことコラムにして書いていました。自分がお店をはじめたら忘れちゃうだろうなと思ってメモをとっていたんです。
実は、会社を辞めてすぐにやろうと思ったのは、マクドナルドで働くことでした。」
小川「マクドナルドですか?」
平野さん「レベルの高いマニュアルがあるでしょう?そこで学べば接客のレベルも上がるだろう、そう思いました。それで、マクドナルドで働こうか迷っていたのですが、メルマガの中で、会社を辞めたことを一言書いたら、読者であるお米屋さんからメールが来ました。月に1回来たら3万円払うから、コンサルティングしてくれないかと。そのため、マクドナルドで働くのはあきらめました。
でも、これは大きな発見でしたね。今までやっていた営業のスタイルというのは、説得だったんですよ。飛び込みやテレアポで、頭下げて説得して・・・。ところがこんな風に、むこうから仕事をお願いしてくる、勝手に仕事がくるっていうのがあるんだと。もう一生営業はしないと決めたきっかけですね。これが1つ目のターニングポイントです。」
小川「趣味で出していたメルマガから、コンサル依頼がきてしまったと。」
平野さん「会いに行きましたよ。浜松の方だったのですが、今度東京進出を考えていると言うのですね。新しいおにぎり屋さんの店長をやってくれないかという話になって、物件を見に行ったりもしました。結局撤退することになっちゃったのですが。」
小川「それがうまくいっていたら、おにぎり屋さんの店長から、今はケーキ屋さんだったかもしれないのですね。」
平野さん「撤退になって、趣味でやっていたメルマガで収益をあげないとキツイなっていうことで、メルマガで稼ぐ方法を考えはじめました。メルマガの中に広告を掲載して収益を上げるのですが、月の売上は読者数と、1通あたりの単価と、配信回数の積になります。1通あたりの単価っていうのは1円とか2円って相場が決まっています。単価1円で計算すると、そのとき2、000人読者がいて、月に4回配信していましたから、月8千円です。
さて、小川さんに問題。これを、もっと儲けようとしたら、どうしたらいいでしょう。」
小川「読者数と配信回数を増やすことです。」
平野さん「どっちからやりますか?」
小川「読者数ですよね。」
平野さん「そうです。配信回数を増やそうと思っても、月に30回出して、それ以外の条件がこのままだったら月に6万円でいっぱいいっぱいです。しかも、労力は5~6倍。でも、読者数を1万5千まで増やせば、月に4回で6万円。書くことに対する労力は、今までと変わらないですよね。だから、読者数を増やすことに注力したほうがいい。いろいろ研究していくうちに、私のメルマガの読者が1000人、2000人と増えて、周りの人からどうやって読者を増やしたのか聞かれるようになりました。懸賞を使ったらこう増えますとか、相互紹介で、こういう文章でお願いすればいいですよとか説明すると、とても喜ばれたし、感謝されました。これが起業のきっかけ2つ目のターニングポイントですね。情報を教えてあげたら感謝されるということです。サラリーマンだった時は感謝されるということは皆無で、求人の仕方のアドバイスをしても、『営業だもんね』って思われるだけでした。
それで、教えているうちに何人かの人に、このメルマガのノウハウはすごいから、これで仕事したらいいんじゃないのって言われて。だったらやってみよう、ダメだったらやめればいいんだからって思ったのです。
というのが、長くなりましたが、起業のきっかけです。」
小川「メルマガコンサルタントの平野さんになるわけですね。」
起業前に集客
平野さん「最初はケーキ屋さんだったわけですが・・・ポータルサイトもメルマガも、将来仕事につながるだろうとは考えていたのです。すぐお店を作っちゃう人っていますけど、私はお店を作ったあとに集客をラクにするための準備というのをやはりすごく考えていました。」
小川「なるほど、起業前に集客を考えるということですか。起業して一番はじめに悩むことって集客だと思うんです。」
平野さん「私は起業してから集客で悩んだことはないですね。悩む前に集めておけばいい。そのためにメルマガっていう媒体があったりします。
ビジネス実践塾という会員制のサービスもはじめましたが、それまでのお客さんのストックがあったから、すぐに人は集まりました。」
小川「ビジネス実践塾はいいですね。会員制のものって、私もいくつか入っているのですが、平野さんの実践塾が一番いいですよ。」
平野さん「本当?ありがとう。ぜひ、宣伝してください(笑)」
小川「費用対効果が一番高いんじゃないかなと。内容が具体的・実践的で充実していて、安いですもの。」
平野さん「ちゃんと使ってくれた人には、効果が高いと思いますよ。」
小川「ビジネス実践塾をはじめた理由を聞かせていただいてもいいですか?」
平野さん「もともとは起業家の合宿をやっていました。ただ、参加者のレベルがまちまちなんですよね・・・。インターネットマーケティングを聞きたくて来ているのに、参加者の中にはインターネットマーケティングがまったくわからない人もいる。そうなると、真ん中のレベルのものを出すことになってしまいます。でも、それでは、できる人は不満だし、できない人には難しすぎてしまう。
その参加者の知識のばらつきがあったから、起業家合宿は4回目でいったん終了にしました。実践塾では、起業家合宿のコンテンツを作り直して、教材にしています。これによって必要な知識が伝わり、レベルが底上げされるんです。
それから、顧問契約できる数はどうしても限られます。私の場合は10社くらいです。10社を超えると、助けられない。もっともっと多くの人に影響を与えて、成功を助けるにはこういう会でも可能なのでは?そう思いました。あと、今世の中にいろんな情報がありすぎていて、いらないノウハウがすごく多いんです。今のお客さんにとって必要なもの、知っておくべきことを自分のフィルタを通して伝えるというのがやりたかったのです。できれば変な情報商材を淘汰したいというのがあります。」
適切な情報を収集
小川「『まっとうな』っていうのがキーワードになっていますよね。」
平野さん「そうですね、やっぱり『まっとうな』ですね。以前は会員さんでもアフィリエイターの人とか居ましたけど、ことごとくいなくなりました。私の出しているメッセージもそうだし、アフィリエイターの人が見ても、出版のノウハウなどはあまり活用できないんです。今のコンテンツのバランスで、会員になる人はやはりコンサルタントやサムライ業の人が多いです。個人でコンサルやっている人の集団ができるかなと思うんです。その中で仕事のやりとりがあってもいいですし。」
小川「コンテンツ内容は、インターネットマーケティングと、出版と・・・」
平野さん「ブランド構築、メディア戦略、ビジネスモデル構築、時間術、仕事術などです。
適切に情報収集できる人は、事業の回転も速いしうまくいっています。ノイズになるような情報はできるだけシャットアウトして、うちだけ信じてついてきてほしいという気持ちです。責任は持てないですけど(笑)、自信はありますという、そういうスタンスですかね。アフィリエイトとかだったら、こうすれば儲かりますよというマニュアルみたいなものがあると思いますが、私が出すのはマニュアルではありません。みなさんが考えるための材料とか、必要な情報。あとは今の自分が欲しいもの、起業したときの自分が欲しかったものをまとめているという感じですね。私が起業したときはこういう情報がまったくなかったので、手探りでやってきました。誰も教えてくれないですからね。」
小川「今はむしろ情報過多という・・・。」
平野さん「多すぎるのもダメなんですよね。売り方がうまい情報ばかり目についちゃうから、それが正しいと思い込んじゃうんですよ。例えば本屋さんに行くと、web2.0とかSNSとか目につくじゃないですか。でもネットマーケティングで重要なのはやはりホームページですよ。
本当はホームページのちゃんとした構築ノウハウだったり、コンテンツだったり、すごく単純だけど印象のいい写真に変えるとか、そういうことなんですよね。でもそういう本を出したら売れません。」
小川「平野さんの本はちゃんとした情報が書かれていますよね。基礎からの。」
平野さん「真面目に書いていますから。でもね、いいこと書いても本って売れないんですよねぇ。しかけが必要です。」
小川「今のお仕事の中心っていうと、実践塾があって、顧問があって・・・」
平野さん「あと講演、執筆、広告代理店業務、サイト制作。働きすぎですね。」
起業して良かったこと、大変なこと
小川「起業して良かったことは何でしょうか?・・・きっとたくさんあると思いますが。」
平野さん「たくさんありますよ。何だと思いますか?」
小川「『先輩起業家が教える 走りながら考える仕事術!』を読んで、とても好きなのが『好きな人と仕事をする』っていうことです。それが醍醐味って書かれていて。」
平野さん「そうですね。私は好きな人としか仕事をしない主義です。
ほかに起業して良かったことは、自分の存在意義、自己重要感が感じられること。これが大きいです。あと、時間のコントロールがきくということ。例えば今日は昼から仕事しようとか、昨日は夜中まで仕事したから今日は休もうとか、自分で責任さえ持てれば時間はいくらでもあけられます。
それから、お金が使えるようになりました。前の会社にいたときは、絶対ここはタクシーで行ったほうが早いだろう、このパソコンを買い換えたほうが仕事が早いだろうと思っても、全部ダメなんですよ。経費がかかるからって言われて・・・。自分でやるようになって、値段を気にしなくなったというのは大きいですね。節約は節約で好きですが、どう増やすかというほうを考えます。お金を使っても、リターンがあればいいんですよ。
あとは、地方に行けることと、本をたくさん読めるのも良かったことです。」
小川「逆に大変なことはありますか?」
平野さん「責任ですかね。代わりがいないということ。病気になれない。自分が車にひかれたらとか、今日倒れたらという不安は常につきまとっています。でも、忙しさもプレッシャーもいやだとは思わないので、大変じゃないです。」
小川「起業したての時につらかったことはないですか?」
平野さん「先行きの不安はありますよね。当初のメルマガ読者を増やすノウハウの販売は、長くは続かないと思ったので、知り合いの会社でバイトもしました。でも、会社員の時の年収以上は稼げる自信もあったし、もしダメでも35歳までは転職も出来るだろうと思っていました。楽観主義者です。つらかったことはありません。」
小川「平野さんは多くの起業家さんと会っていると思うのですが、起業して失敗する人ってどういう人でしょうか?」
平野さん「まず、素直さがないこと。あと、適当な人、時間にルーズな人。自分の実力を過大評価している人と過小評価している人。コミュニケーションがとれない人。お金に細かくない人とか、数字が苦手な人。」
小川「数字が苦手な人はダメですか。」
平野さん「やはり、数字でおさえないとダメです。なんとなく・・・ではうまくいきません。どのくらいの費用をかけて、どのくらいのリターンがあるのか。事業を展開していく上で、判断基準は数字になります。」
小川「そうですね、最近実感しはじめています・・・。平野さんにとって、成功ってなんでしょうか。」
平野さん「成功の定義はないですね。しいて言えば、今の自分の状態に納得していることじゃないでしょうか。そして、それが続くこと。
私は今のこの忙しい状態もすごく納得していて好きだし、周りにいる人だったり収入だったり社会的評価にも納得しているから、そういう意味では成功していると思います。『成功』と言うとき、多くの人は人との比較で考えてしまいますよね。あの人は何億稼いでいるとか。でも、それって自分の幸せと関係ないこと。あくまで自分の中での問題だと思います。
状況は変わっていきますから、その中でも常に納得している状態を続けられればいいと思います。」
小川「そうですね・・・。私はまだまだ納得できるレベルではありません。課題だらけで。これからも実践塾で学んでレベルを上げたいと思います。
それでは最後に、今後の目標について教えてもらえますか?」
平野さん「ビジネス実践塾には力を入れていきます。今後は、単発のコンサルティングも会員さんのみを対象にしようかなと思っています。
それから、メールのマナー教育をやっていきたいです。日本のメール教育の標準化をはかりたい・・・これが一番大きい目標かもしれないですね。
11月14日と2月末に本が出るので、これでメールの本が4冊になります。これだけ出している人は他にいないので、やっと標準化を語る資格もできたと思っています。具体的にはインストラクター制度みたいなものを作って、メールの教育を一緒にやってくれる人を集めて、派遣したいなと。」
小川「ビジネスメールはすごく重要ですね。」
平野さん「そうなんですよ。でもそれをまだわかっていない人が多いです。ビジネスメールと聞いて、研修を受けようという人は、すでにかなりわかっている人なんですよね。もっとレベルを高めたいという人です。一方、本当に学ばなければいけない人は来ない。企業の研修担当の方も、あまり必要性を感じていない。これを変えていきたいですね。
こういった、みんなが出来るようでいて、誰もやっていないことに取り組むのって楽しいです。あとで『あ、やれば良かった』って言われたいなぁと思います。」
小川「なるほど、いいですね!今日は貴重なお話をたくさんいただきまして、どうもありがとうございました!」
平野さん「いろいろお話ししましたので、うまくまとめてくださいね(笑)。また、今後ともよろしくお願いします。」
インタビューを終えて
私は以前から平野さんのファンです。ご縁がありまして、今回このブログに登場していただけることとなりました。
記事にはしていませんが、私に対するアドバイスもいただきまして、感激です。
平野さんはとてもバランスがとれている感じがして、イケイケじゃないところがまたいいんです。
ご本人も思い入れがあって好きだという『先輩起業家が教える 走りながら考える仕事術!』はおすすめです。
そして・・・
私も会員になっている「ビジネス実践塾」。今月はありえないキャンペーンをやっています!
今月入会できる人はいいなぁ〜。iPodがもらえるなんて・・・
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ビジネス実践塾
内容はもちろん素晴らしいのですが、平野さんの声は明るくて、聞いていると元気にもなります。試してみたいなという方は、絶対、今月がチャンスです!
ちなみに、もう一個。
平野さんの携帯メモ術についてお聞きしています。
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「デキる人の手帳術・メモ術」平野友朗さん
いつも応援ありがとうございます
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やる気がでまーす(。・ω・)ノ゙
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平野さんのメール術を参考にさせていただいてます。
・私は好きな人としか仕事をしない主義です。
・自分の存在意義、自己重要感が感じられること。
・時間のコントロールがきくということ。
・お金を使っても、リターンがあればいいんですよ。
この4点に非常に共感いたしました。自分も頑張ろう!と思います。