課長の会計力 自分とチームが結果を出すための数字の使い方
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公認会計士の望月先生の新刊です
(望月先生へのインタビューはこちら→インタビュー☆望月実先生


課長にとって大切なことは、部下と数字に関心を持つことです。


課長のための「管理会計入門」ですが、すべてのビジネスパーソンに必須である数字の捉え方・考え方が書かれています。

今回も、マインドマップ描いてみました。


課長の会計力マインドマップ










この本の冒頭で、営業部、製造部、管理部の課長がそれぞれ「自分たちは頑張っているのにあの課が成果を出してくれない」という不満を言っているシーンがあります。

私も会社にいた頃、同じようなことを何回も耳にしました。

営業からしてみれば、「デザインが良くない。経費予算が足りない」
企画からしてみれば、「営業が売ってくれない。スペースや人員が足りない」
管理からしてみれば、「いくらでもお金があると思われては困る」

各部署間のコミュニケーションをとるためには、経営の数字である「会計」を共通言語にするのが効果的なんですね。

セントラルイメージはこれです。
問題やケーススタディも豊富で、すごく面白かったです。

例えば、
販売価格1万円の商品を100個販売しようとしたら、「10%値引きしてくれたら150個買います」と言われました。商品の仕入金額は1個8,000円とすると、この提案は受けるべき?予定どおりいくべき?
といった問題。

売上の数字だけで見てしまうと、損をする可能性があります。この問題で言えば、計算すればわかりますが、10%の値引きをすることによって、販売量は多くても利益が減ってしまいます。(20万円から15万円になってしまう)


私自身、とても役に立つと思ったのが「損益分岐点売上高」の出し方と、予算の立て方。
本を読みながら、自分のビジネスについてあてはめて考えました。
「分析」って大切ですね。分析するからこそ、改善のためのアクションが出てきます。

「セブン・イレブン」は、販売データからの仮説・検証を繰り返し、ビジネスプロセスを改善する力があるので、コンビニ業界でトップなのだそうです。


また、英会話学校NOVAの破綻について詳しく解説されていて、これも勉強になりました。

NOVAは前金で授業料を得ることができるため、キャッシュフローがいい。ところが同時に、資金が多くあるということは、実力以上にビジネスを拡大してしまうリスクでもある。そして、講師や店舗などの固定費が大きいビジネスモデル。一時期は急成長をとげたNOVAですが、生徒数が減るとダメージは非常に大きく、一気に資金繰りが苦しくなって破綻してしまったのです。




「数字はニガテ」
「数字に弱い」
なんて、言ってられません!

すべてのビジネスパーソンに必要な管理会計について、楽しみながら学んでみませんか?
オススメです.。゚+.(・∀・)゚+.゚




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