バカ社長論 (日経プレミアシリーズ 5)
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最近は、よく「社長本」を読んでます。
社長本って、けっこう売れてるんですね。この本も発売から3ヶ月で7刷。『あたりまえだけどなかなかできない社長のルール』 (アスカビジネス)は9ヶ月で21刷。
合計何万部売れているのかは、データがないのでわからないですが・・・

これは、社長がよく本を読むということなのか。(世の中には400万人もの社長がいるそうです)
社長以外の人も「社長本」を読むということなのか。

ま、私も社長じゃないのに社長本を読んでますし、どっちもかな?

さて、この本。『バカ社長論』ってまずタイトルがいいですね(笑)。
公認会計士・税理士である山田咲道氏が、自身の15年に渡る社長経験と、多くの社長に接する中で掘り下げてきた「社長論」を展開しています。

社員がやる気を失っている会社、皆が一生懸命に働いているのになぜか業績が低迷する会社・・・その原因は、たいていバカ社長やマネジャーたちによる間違った経営にあると言います。

たとえば、コストダウンに取り組むケース。
おバカな社長その1は、そもそも会社が儲かる仕組みすら理解していません。
収入−支出が赤字なのに、仕入れが掛けで販売が現金だったりすると、目の前のお金が増えているので儲かっていると勘違いしてしまう。そして、問題を先送り。

おバカな社長その2は、儲かる仕組みを家計簿的にしか理解できません。
利益を出すには、収入を増やすか経費を減らすかすればいい、というのは理解しています。でも、削るべきでない経費を削って、長期的に見たら収入が減った、ということはよくあります。
どの経費を削ると収入が減るのか、どういう支出をすれば利益を生み出せるのか、その複雑な関係を自分の頭で考えられないのです。

なるほどなるほど。
その2なんて特に、思い当たっちゃうなぁ。

私のよく知る会社は、カラーコピー機が高いからと言って、カラーコピーが必要なときはコンビニに社員を行かせてました。
何十枚ものカラーコピーをする間、社員はコンビニで立ち読みでもしておけばいいんでしょうかね。

社員が、「あのバカ社長め。ムダなことばかりやらせやがって。」と思ったら、作業効率はグンと下がるでしょう。

本当に高いのは人件費であって、社員にいかに働いてもらうかを考えたほうがいいんですね。

どうやって働いてもらうか、というのも社長にとって大きな課題です。

優秀な社員がやたらと忙しくて、デキない社員はヒマ、なんていう状態もダメ社長が作っています。優秀な人は、価値の高い仕事を自分で作り出していけるハズなのに、誰でもできるような仕事を、「あいつに任せれば安心だ」と押し付けてしまうんです。結果、優秀な社員は能力を発揮できない。

社員の能力を活かすには、仕事の仕組みを考えなければいけません。
一つの仕事を一から十まで、1人の担当者に割り当てる(縦割り)のではなく、横割りにして何人かで担当させるというのが、著者の主張です。
スキルの低い人も、ある分野を任せられれば、やりがいを感じて、その分野のプロになることができます。

仕事を部分に切り分けると、流れや目的を見失うおそれはありますから、その部分がどう影響しているのか知らせることも必要でしょうね。


さまざまなケースにおいて、バカ社長はこう考える、優秀な社長はこう考える、とあって面白いです。

著者は社長相手に仕事しているんだろうに、この辛口。思い切るねぇー。
なんて思いながら、楽しく読ませていただきました。

言葉がピリっとはしてますが、至極まっとうな社長論です。






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