7373e654.jpg大好きなコピーライターの先輩が、銀座の文豪バーに連れて行ってくれました。

太宰治、坂口安吾が来てたんだって。

どっちも好き。

で、先輩にいろいろ教えてもらいました。

「周りにいるクリエイターとあなたは全然違う。
たぶん、クリエイターでないところがいいんだろう。あなたは新鮮な存在だ」と言われました。

私はクリエイターではないらしい。ビジネスマン?

確かに、私が追求するのは、芸術じゃない。わかりやすくて、伝わって、結果、売れるかどうか。バランスが難しいなぁといつも考えています。

それから、もう一つ。

コピーライターの先輩は、理系出身なのね。それで、「僕は理系だから、ピッタリの表現を探し出す感覚が足りない。波が少ない、でなく、すぐに凪という言葉が出てきたらいいのに。」と言う。
文系の人は、的確な表現を感覚的に出せる、と。

私は、理系の人の文章に憧れているので、びっくりしました。
「凪って言ってもよくわからないから、そこは、波が少ないと言ったほうがいいのでは」と聞きました。

「もちろん、相手がわかるように書かなければいけない。わかったうえでどちらか選ぶのだ」。

さらに、「論理的でわかりやすい文章こそ、いい文章なのでは」と私が言うと、先輩は「遊びがなければ、読んでいるほうが疲れる」。


1+1が、4になっていたとしても、面白く読めればそれでいい、と。

たぶん、そういうところも含め、先輩のことが好きなんですね。

いつも勉強させていただいてます。
私の文章には、遊びが足りないそうです。

もっと遊んだほうがいいよ!

えー。いいんですかー?

これからもっと、遊びに出かけることにします。たくさんの人に会わないと、文章はうまくならないんだって。

早く先輩に恩返ししたいな。