まずは親を超えなさい!~最新の脳科学と認知心理学を基にした自己実現プログラムTPIE公式ブック~
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「あなたは過去の中で生きている」という印象的な言葉の意味は・・・?

脳機能学者の苫米地英人氏はこう言います。

最新の脳科学と認知心理学でわかったのは、「あなたの脳」も「親をはじめとする他人」もすべて、「過去のあなたにとって重要だと思われる情報しか見えていない」ということです。
つまり、多くの人が「過去を前提にした現在」にしか生きていないのです。


過去の自分に重要なものしか見えないのだから、過去の延長線上にしか、向かっていくことができません。

不思議なことに、同じ場所で同じ方向を見ていても、人によって見えるものは違います。

まさか、そんなバカな。








でも、実際に「今何が見えていますか?」と質問するという実験をしても、本当に同じ方向を見ているのかと思うほど、違う答えが返ってくるそうです。

そういえば、どこで読んだのだったか(若干違うかも)・・・

イギリスから来た知人を料亭に連れて行ったところ、その料亭には風鈴がかかっていて「いいなぁ」と思ったので、あとから「風鈴があったね」と言ったら、知人には全く見えていなかったのでビックリした、というのを読みました。

知人は風鈴のことを知らなかったので、目の前にあるのに「見えていなかった」のです。


よく、人間は脳の3%しか使っていない、なんて言いますが、もし脳が本気で働いたとすると、私たちは餓死してしまうそうです。

脳は人の身体の中で最もエネルギーを必要とする器官なので、フル回転させたら、その瞬間にエネルギーが足りなくなってしまうんです。

だから、「見えない」というのも自分自身のために必要なこと。
脳が重要ではないと判断したものは、見えないし、聞えないし、感じない。無理やり「盲点」を作り出しているのです。これもすぐれた能力なんですね。

しかし、いつまでたっても過去の延長線上のものしか見えないのであれば、なりたい自分になることなんてできません。

本書は、脳の特徴を利用しながら、「未来の記憶」を作ることで目標を達成する方法について書いています。

本書で解説しているTPIEというのは、コーチングの元祖ルー・タイスの目標達成プログラムを基に、苫米地氏の脳科学や認知科学を取り入れた、新しいコーチング・プログラム。

専門用語も出てきますが、自分の「脳」の話だから、とても興味深く読み進められます。



本筋からずれるけど、本書の中で「さすがドクター苫米地」と棒線を引っ張ってしまったのはこんな文章でした。

大学を卒業して最初に勤めた三菱地所を私が辞めた理由は、新入社員のときに「俺は社長になれる」と確信したのがきっかけでした。


新入社員のときって。。

さすが天才は違う、と思ってしまう私は、「過去に生きている人間」ということかなぁ。






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