アイデアのつくり方
アイデアのつくり方
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先日ご紹介した『アイデアは考えるな。』の中で紹介されていたので、読んでみました。

ビックリするくらい薄い本です。
102ページしかないんだけど、さらに解説と訳者あとがきを除くと60ページくらいになります。

本についているコピーは、「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」。

原著の初版は1940年に出版され、その後何度か改訂されながら売れ続けているロングセラーなのです。

短い中に、「アイデアのつくり方」が凝縮されていました。


著者のヤングは、アイデア作成は「一定の明確な過程である」と言います。
今でこそ、さまざまな本でアイデアのつくり方が言われていますが、かつてはインスピレーションを得られるのは天才のみに許されているのだと思われていました。
ヤングは、「誰でもアイデア製造過程に沿ってやればいいのであり、この技術を修練すればいいのだ」ということを教えてくれています。

アイデア作成の技術は五段階に分かれ、まとめてみると
1.資料集め
2.資料に手を加える
3.別の想像力や感情を刺激するものに心を移す
4.アイデアの誕生
5.現実の有用性に合致させるために具体化・展開させる
ということになります。

どの段階も重要ですね。
すごく腑に落ちたので、本当に「一生離さない本」になるかも。


さて、本書には竹内均さんの解説がついているのですが、これがすごく面白いです。
ヤングの言っていることを自然科学の分野から考察しています。
さらに、これまで280冊の本を著してきた竹内氏自身の「私なりの方法」と「アイデアのつくり方」の共通点を見出しており、興味深く読みました。

ある問題についての本を書くには、その問題に関係した話題を約100集めればよい。一冊あたりの原稿用紙の数約300枚を約100で割ると、一つの話題あたりの原稿用紙の枚数は約三枚になる。(中略)ある問題に関係した一つの話題を原稿用紙約三枚にまとめたものを断片と呼び、こういった断片をうまずたゆまず作り続けている。


こうやって、本のモトを作り続けているから、二十数年で280冊の本ができあがってしまうのだそうです。

本になる見込みがあろうがなかろうが、断片を作り続ければいいのです!
それが組み合わさることにより、いつか花開くときが来るわけですね。






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