文章がうまくなるコピーライターの読書術(日経ビジネス人文庫 ブルー す 4-2)文章がうまくなるコピーライターの読書術(日経ビジネス人文庫 ブルー す 4-2)
著者:鈴木 康之
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2010-05-07
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以前読んだこの本がとっても良かったので。


名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)
著者:鈴木 康之
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2008-07
おすすめ度:4.0
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姉妹版として新たに出た本書には、いやがうえにも期待が高まります。

優れたコピーライターは、いったいどんな「読書術」を持っているのか・・・。
本書の中は、優れたコピーとともに、そのコピーライターの読書歴を紹介しています。

たとえば、岩崎俊一さん。著者の鈴木康之さんが「いまいちばんの名手」と言うコピーライターです。その岩崎さんの読書歴は、夏目漱石の『こころ』の深い感動から始まっているとか。

興味深いのは、「手紙文の心地よいリズムに陶然とした」ということです。

コピーは手紙。ラブレター。

そうやって私も教わってきたけれど、「そうか、手紙文には特有のリズムがあるのか」と今さらながら膝を打ちました。


『こころ』の読書体験から岩崎さんが学んだ文章術について、こう書かれていました。

まず、リフレインによるリズムの心地よさ。2つ目は、「ですます文」の中に「である文」を混入させてもよいのだということ。それもとてもリズムが心地よく。3つ目は文章の流れの中にとつぜん、風物の描写を入れること。そして4つ目、「記憶して下さい」のような要望調の文言を入れる変化のつけ方。これは手紙文ならではの相手への迫り方だと思います。



うーん、なるほど。


そして、鈴木氏自身のいろいろな「読み方」が語られています。

コピーライターは本当に言葉が好きなんですよね。

じっくりじっくり、分解したり書き写したり、比べたり参加したり、調べたり思い浮かべたり、味わいながら読んでいます。

面白かったのが『源氏物語』の「比べ読み」。

「桐壺」の冒頭を、与謝野晶子訳、谷崎潤一郎訳、円地文子訳、瀬戸内寂聴訳、上野榮子訳、橋本治訳、佐復秀樹役/ウェイリー版源氏物語で比べてみているのです。

源氏物語を愛する人たちが、それぞれどのように表現するのか。すでに優れた現代語訳があっても、「わたしの源氏物語」を表現するチャレンジ!これはすごい。


で、「コピーライターは光源氏?」なんていう、興味引かれる見出しの項がありました。どういうことかと言うと・・・

コピーライターは広告主からコピーを頼まれると、その会社とその商品とその商品のセールスポイントが好きになります。(中略)その商品のセールスポイントを説明されると、すぐ惚れます。コピーライターは惚れっぽい人間です。


ふふふ。

みなさんそうなんですね。私は惚れっぽい人間なのかと心配していました。これはしょうがないことなんですね。







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