こんにちは、さむコピ小川です。

土曜日の「ブランディング文章術」セミナーでいただいたご質問がいくつかあります。それぞれお答えしているのですが、ブログ上でもシェアさせていただければと思います!

まず、文章上達法について。

Q プロとして文章を書きたいのですが、文章上達法はありますか?

A 好きな文章を書き写しながら分析するのが近道です!

私自身、「文章がうまくなりたい!!」とずっと思ってきましたので、いろいろ試しました。
もっとも効果があると思ったのが、好きな文章を書き写すこと。手書きでやるのがポイントです。実は、私は以前、相当な量の本をパソコンに打ち込むということをやりました。でも、これはイマイチでした。やはり情報が目から指先へ抜けていってしまうのか、残らないんですね。
ブラインドタッチの練習のような感じになってしまう。キーボードを打つのは速くなるかもしれません。

手書きで文章を書き写していると、句読点のうちかた、文法、言い回しなど基本的なことが自然と身についていきます。時間がかかるようですが、結局近道だと思います。

さらに・・・

構成力を身につけるため、私は手書きで文章を写しながら「構成を分析する」ということをやっています。

この文章はどういう役割を持っているのか。
全体のどこに配置されているのか。

メモしていくんです。

同時に、「この表現好きだな」とか「おもしろいな」と思ったこともメモしていきます。

これは、本に直接書き込むことが多いんですが、書き写しながらやるのが最強だと思います。

本文は黒字で。
細かい構成は赤字で。
全体的な構成は青字で。
構成に関係ないメモは緑字で。

なんとなくのルールですが、私はそうやっています。

ノートで分析



これが、楽しいんですよね〜。好きな文章は何度も読んで味わいたいじゃないですか。かめばかむほど味が出てくるんですよ。


書けなくて苦しいときも、この写経文章術(?)によって心が落ち着きます。


そのほか、「文体」トレーニングをご紹介しますね。

短編小説を途中まで書き写し、続きは自分で考えて書く
→途中から文体が変わると変なので、文体をマネすることになります。
これが楽しくて勉強になります!

ひとつのテーマについて、いろいろな人の文体で書き分けてみる
→好きな作家さんになりきって書いてみます。
文体だけでなく、思考もマネします。
以前、ブログで公開した記事がこちらです。

「文体トレーニングの仕方」




速く読む、速く書くのは文章上達には向きません。
ゆっくり読んで、ゆっくり書きましょう!