三連休の最後の日は、国立新美術館に行ってきました。事務所からも近いのですが、はじめて行きました。

お目当ては「ゴッホ展」
今年は没後120年だそうです。

ゴッホ展









「私はこうしてゴッホになった」というコピーどおり、ゴッホがいかにしてあの独特のタッチを生み出していったのかがストーリーになっていました。

迫力のある大胆な筆致。

天才的!と思うけれど、あれが生まれるまでには相当な努力があったわけで。

ほぼ独学だったというゴッホですが、尊敬する画家の絵をたくさん模写したものがたくさん飾られていました。
同じモチーフを、何度も何度も、しつこく描きます。

たとえば、種をまく人。

ミレーの「種をまく人」に感動し、このテーマをたくさん描くんですね。

ゴッホ種まく人




ゴッホの作品に触れながら、「見る」というキーワードが思い浮かびました。

ゴッホは、見ている。一生懸命、見ている。
見なければ、かけないんだ。

ときには、見たくないものもあるだろう。でも、見る。見て、描く。

デフォルメされたように見えるかたち、ありえないような色使いも、対象を真剣に見ているから生まれ、人を感動させるのだと思います。

これは文章にも通じます。

見なければ、書けないんです。
ひとつひとつの物をじっくり見る目を養おう。