個人事業、フリーランス、副業サラリーマンのための 「個人か? 会社か?」から申告・節税まで、「ソン・トク」の本音ぶっちゃけます。
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長いタイトル、オレンジの表紙。
かなりインパクトあります。
パラパラっとめくると、さらに目を引くのがのイラスト・・・。

著者である税理士の岩松正記さんは、風貌が牛に似ているので「牛松税理士」と呼ばれているそうで。
サラリーマン風の男性と、牛松税理士とのやりとりで書かれています。

この本の特徴は、なんといっても「BCG判定」でしょう。

B=ブラック。その方法は完全に間違っている!というもの。

C=クリア。税務上正しい方法。

G=グレー。ギリギリセーフ?税務署の担当者によってはアウト。



たとえば、「会社の経費で商品を買い、家電量販店のポイントを自分のカードにつけてもいい?」

B=厳密には横領
C=会社に聞いてみる
G=つけたポイントを勝手に使う


実際には調べようがないから、常識の範囲内だったら使っても大丈夫では・・・というのがグレー判定ですね。

税務上正しい方法と、これをやっちゃダメですよ、といったことを書くのは普通ですが「グレー」を載せているのがすごい。

「個人か会社か」といった話、申告・節税の話は、本がたくさん出ているけれど、確かに煮え切らないものが多いですよね。

税理士の先生が実名で語るのは、リスクがあるからです。
岩松さんは「ぶっちゃけ税理士」とも呼ばれているそうです。実名で執筆し、ぶっちゃける勇気に拍手。パチパチパチ。

ちなみに、私はきたみりゅうじさんのこの本も好きです。

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
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こちらの本は、名前を伏せた税理士先生が出てきます(笑)。



会話形式で進んでいくのもとてもわかりやすく、税金について相当勉強した(最近)私でも、「そうだったのか〜」と思うことがたくさんありました。




タイトルに「個人事業、フリーランス、副業サラリーマンのための」とありますが、これに当てはまる人は必読!ですね。

おすすめです。