どんなときもくじけない27の言葉
どんなときもくじけない27の言葉
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電車の中で、2回も泣いてしまいました。

すごく素敵な本でした。

著者の臼井由妃さんは、33歳のときに28歳年上の会社経営者の方と結婚しました。この結婚で、当時フリーター兼家事手伝いだった臼井さんの人生が劇的に変わります。

なんと、結婚後3カ月でご主人の末期ガンがわかり、余命1年の宣告。臼井さんが、会社の経営を引き継ぐことになったのです。
しかも、社員の3億を超える横領も発覚・・・。

ほとんど社会人経験のなかった臼井さんが、仕事を覚えながら会社の再建をはかります。時間を作っては病院に行きながら。

想像を絶するご苦労だと思います。


余命1年と言われたご主人との間で交わされた会話の中に「一日一生」という言葉がありました。

「時間をきちんと使おう。普通の人は死期から計画を立てることはしないけど、僕らは余命から考えよう。」


ぼんやり過ごしてしまった1日は、亡くなった方が必死で生きたかったはずの1日なのです。
だから、臼井さんは「今日中にやる」と決めたことは必ずやるのだそうです。

「今日が終わるときに、たとえやり残したことがあっても、寝る前に『今日はいい日だったね』で終えるようにしよう。一日を一生のつもりで生きていこう。」



そして、ご主人が挙げた7つの提案が、「約束」となっていまでも心の支えになっているのだそうです。

その「7つの約束」とは、

1.笑顔のプロになろう
2.素直になろう
3.感謝のプロになろう
4.いつも、半歩先の思いやりを大切に
5.時間活用のプロになろう
6.それでも、とにかく動きなさい
7.くじけないプロになろう



シンプルで、素敵な約束だと思いませんか。


つらいとき、くじけそうなとき。
この7つの約束に立ち返ってみる。7つの約束さえ守れていれば、必ず事態は好転すると信じて・・・・・・。



私たちは、生まれただけでラッキー、生きているだけでラッキーです。いまここに生きていることが、奇跡のようなものなのです。だから、くじけず投げ出さずに、精一杯生きなければなりません。

「一日一生」、いい言葉ですね。

一日一日を大切にしていきたいと思いました。