こんにちは。さむコピ小川です。

OL時代で、独立を考え始めた頃だったと思う、たまたま美容院で見ていたファッション誌の中に見つけた言葉にガツーンとやられました。

それは、ファッションジャーナリスト大内順子さんの言葉。

20110712大内順子


「たたかわずに生きる。愛。」

私はこの短くシンプルな言葉に、ものすごく感動してしまいました。

ファッションジャーナリストとして海外で飛び回り、テレビ番組『ファッション通信』をつくり、レポートし続けた大内さん。

当時ファッション業界にいた私は、業界の中の「競争心」みたいなものは肌で感じていましたし、大内さんはさぞや闘ってきたのだろうと思っていました。


「そうか、たたかわずに生きると決めればいいのか。」


妙に腑に落ちて以来、私の座右の銘になっているんです。

たたかわずに生きるとは、どういうことなのでしょうか。

私が思うのは、「視点を上に上げて、自分の役割を見つけていく生き方」です。

たとえば、これから頑張りたいと思っている業界に、強いライバルがいる。

「負けない」なんて思うのでなく、
「一緒にやれる方法はないだろうか?」と考えてみる。

その人が本当にしたいことは何だろう?私にできることはないだろうか?

もし、その人が大きな夢を持っていて、その夢に共感し、自分にもできることがあるのなら、一緒にやったほうがいいではないか。

もし、その人が大きな夢を持っていて、その夢に共感し、自分にやるべきことがないのなら、その人に任せて応援する側にまわったほうがいいではないか。

もし、その人の夢が自分と違い、自分の夢のほうがはるかにいいと思えるのなら、「たたかう」なんて言わずに淡々と自分の仕事をすればいいではないか。


視点を上に上げれば、自分のすべきことが見つかります。



だけど、そうやって「たたかわずに生きる」と決めていても、ついつい視点が低くなって自己中心的な考え方を持ったり、虚栄心が出てきたりすることがあります。

たたかうべき相手は「自分」なんですね。


私は、常に自分とたたかい続けたいと思っています。



バイブル。

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