今日も暑かったですね〜。
汗だくになりながら、印刷博物館に行ってきました。

お目当ては「グラフィックトライアル2011」。
「グラフィックと印刷との結びつきを多様な角度で確かめる」というコンセプトでやっている展示で、今回で6回目だそうです。
2011年は、祖父江慎、佐藤可士和、名久井直子、山本剛久の4名のクリエイターが、「オフセット印刷」のみを用いて、それぞれのグラフィック表現を探っています。
*オフセット印刷とは・・・印刷イメージの「版」を一度ゴムブランケットなどの中間転写体に転写したあと、紙に印刷する印刷技術。
まず「印刷って、こんなに奥が深いのか!」と驚きました。
そして、それぞれのクリエイターの「表現への探求心」に感銘を受けました。
祖父江慎さんのテーマは「めざせ、トラブル!」
汗だくになりながら、印刷博物館に行ってきました。

お目当ては「グラフィックトライアル2011」。
「グラフィックと印刷との結びつきを多様な角度で確かめる」というコンセプトでやっている展示で、今回で6回目だそうです。
2011年は、祖父江慎、佐藤可士和、名久井直子、山本剛久の4名のクリエイターが、「オフセット印刷」のみを用いて、それぞれのグラフィック表現を探っています。
*オフセット印刷とは・・・印刷イメージの「版」を一度ゴムブランケットなどの中間転写体に転写したあと、紙に印刷する印刷技術。
まず「印刷って、こんなに奥が深いのか!」と驚きました。
そして、それぞれのクリエイターの「表現への探求心」に感銘を受けました。
祖父江慎さんのテーマは「めざせ、トラブル!」
今の印刷技術は優れているから、トラブルなんてめったに起こらないところを、あえてトラブルを作り出すんです。
フィルムに熱を加えて変形させたり、漂白液と金ダワシでゴシゴシ!なんてやって、絵柄に傷をつけたり。

フィルムの現物が展示してあったんだけど、子供の芸術(?)みたいで面白かったです。
佐藤可士和さんのトライアルは、「基準の明確化」。
デザイナーとして、印刷を依頼するときに「インキを盛ってください」というあいまいな表現しかできない、という問題意識からスタートしています。
重ね塗り、インキの「盛り」、インキのメーカーによる差異、文字サイズの限界など、数値化することにチャレンジしています。

このままポスターになってもかっこいいよね・・・と思ったら、実際ポスターになっていて、すでに完売していたり。(ポスター5種のうち、2種が完売していました)
ブックデザイナー名久井直子さんのトライアルは、「なつかしい質感を探して」。
昔の絵本のような質感を目指して、あえてインキのカスレ、エッジのブレなどをつくっています。
子供のころに遊んだように、厚紙をカッターで切り抜き、それを版にして色をのせる「オフセット・ステンシル」。
いやー、ときめきました。
私もやりたい!!って思いました。

山本剛久さんのトライアルは「オフセット印刷で木版画に挑戦」。
美しい木版画が並べられていたのですが、オフセット印刷でやっているんです。

どうやって?
木目が出やすい木材を選び、色ごとの版をつくります。5種類の木版画を作成するのに、30版近く彫ったそうです。
その版で刷った原稿で、オフセット印刷をします。
本当の木版画なら、刷るたびに微妙に違うものができますが、オフセット印刷なら同じものが大量にできます。
印刷の要素は、原稿・版・圧力・インキ・紙という5つの要素で成立しているということから、要素になぞらえた動物が版画になっているのも面白かったです。
画像の孔雀は「インキ」にあたります。
原稿=シーラカンス
版=亀
圧力=くらげ
インキ=孔雀
紙=羊
展示を見ていて、なんだかワクワクしてきちゃいました。
学んでみたいです。
*作品画像は、グラフィックトライアルのホームページよりお借りしました。楽しい画像がたくさんあるので、ぜひ覗いてみてください。
「リーダーズリーダーズ」でこの記事をチェック!
フィルムに熱を加えて変形させたり、漂白液と金ダワシでゴシゴシ!なんてやって、絵柄に傷をつけたり。

フィルムの現物が展示してあったんだけど、子供の芸術(?)みたいで面白かったです。
佐藤可士和さんのトライアルは、「基準の明確化」。
デザイナーとして、印刷を依頼するときに「インキを盛ってください」というあいまいな表現しかできない、という問題意識からスタートしています。
重ね塗り、インキの「盛り」、インキのメーカーによる差異、文字サイズの限界など、数値化することにチャレンジしています。

このままポスターになってもかっこいいよね・・・と思ったら、実際ポスターになっていて、すでに完売していたり。(ポスター5種のうち、2種が完売していました)
ブックデザイナー名久井直子さんのトライアルは、「なつかしい質感を探して」。
昔の絵本のような質感を目指して、あえてインキのカスレ、エッジのブレなどをつくっています。
子供のころに遊んだように、厚紙をカッターで切り抜き、それを版にして色をのせる「オフセット・ステンシル」。
いやー、ときめきました。
私もやりたい!!って思いました。

山本剛久さんのトライアルは「オフセット印刷で木版画に挑戦」。
美しい木版画が並べられていたのですが、オフセット印刷でやっているんです。

どうやって?
木目が出やすい木材を選び、色ごとの版をつくります。5種類の木版画を作成するのに、30版近く彫ったそうです。
その版で刷った原稿で、オフセット印刷をします。
本当の木版画なら、刷るたびに微妙に違うものができますが、オフセット印刷なら同じものが大量にできます。
印刷の要素は、原稿・版・圧力・インキ・紙という5つの要素で成立しているということから、要素になぞらえた動物が版画になっているのも面白かったです。
画像の孔雀は「インキ」にあたります。
原稿=シーラカンス
版=亀
圧力=くらげ
インキ=孔雀
紙=羊
展示を見ていて、なんだかワクワクしてきちゃいました。
学んでみたいです。
*作品画像は、グラフィックトライアルのホームページよりお借りしました。楽しい画像がたくさんあるので、ぜひ覗いてみてください。

名久井直子さんの僕もときめいちゃったよ♪
近いし明日サイクリングがてら行ってこようかな♪