かたづけ士小松易さんへのインタビュー、今度は記事形式でお送りします!
対談形式はこちら→インタビュー:かたづけ士小松易さん(1)
日本人が本来持っている「片づけ力」を引き出すサムライ、小松易さん
日本初のかたづけ士---。
こんなユニークな肩書を持っているのは、スッキリ・ラボ代表の小松易さん。
かたづけ士の仕事は、片づけが苦手な人が、自分で片づけられるようになるためのコンサルティングだ。家や職場に行って片づけを手伝うのではなく、本人に片づけさせるのである。
何故か。片づけには、単にその場所がきれいになるということ以上の意味があるからだ。人に片づけてもらったのでは、その意味を感じることはできない。
生活が変わり、自分が変わり、人生が変わる。
自分で片づけることで起こる変化は、大きい。
片づけを教えるプロジェクト
小松さんが片づけの可能性を実感したのは、2003年頃。建設会社の総務担当だった小松さんは、余暇を使って「片づけできない人が片づけられるようになるプロジェクト」を始めた。その頃通っていた教育プログラムで、人に貢献できるものを見つけ、実行するという課題があったのだ。
対談形式はこちら→インタビュー:かたづけ士小松易さん(1)
日本人が本来持っている「片づけ力」を引き出すサムライ、小松易さん
日本初のかたづけ士---。
こんなユニークな肩書を持っているのは、スッキリ・ラボ代表の小松易さん。
かたづけ士の仕事は、片づけが苦手な人が、自分で片づけられるようになるためのコンサルティングだ。家や職場に行って片づけを手伝うのではなく、本人に片づけさせるのである。
何故か。片づけには、単にその場所がきれいになるということ以上の意味があるからだ。人に片づけてもらったのでは、その意味を感じることはできない。
生活が変わり、自分が変わり、人生が変わる。
自分で片づけることで起こる変化は、大きい。
片づけを教えるプロジェクト
小松さんが片づけの可能性を実感したのは、2003年頃。建設会社の総務担当だった小松さんは、余暇を使って「片づけできない人が片づけられるようになるプロジェクト」を始めた。その頃通っていた教育プログラムで、人に貢献できるものを見つけ、実行するという課題があったのだ。
建設の現場では、片づけは当たり前のこと。モノを置きっぱなしにしたりすれば事故につながってしまう。新入社員の頃、机に手帳と電卓を置いて帰ろうとしたら、「全部しまってから帰れ。机の上は電話だけにしろ」と上司に叱られた。職人さんたちにも、シンプルに仕事をするための段取り・片づけをずいぶん教えてもらった。
片づけプロジェクトでは、これまで得てきた片づけの知識や実体験をもとに、知人5人に対しコンサルティングを行うことにした。片づけの習慣をつくることが大切だと思った小松さんは、片づけを始めるときと終わったときに連絡をもらうスタイルを思いつく。
「今から片づけます」「終わりました!」
なかなか行動に移せない人も、電話やメールで小松さんに連絡することで片づけが進むようになる。
見えなかったものが見えるようになる
70歳になる、友人の母親もこのプロジェクトに参加してくれた。「おかげさまで部屋がきれいになりました」と食事に招かれたので部屋を確認しに行くと、モノでごちゃごちゃしていた床が見えるようになり、見違えていた。目にとまったのはエルビス・プレスリーのポスター。70歳の人の部屋にしては洒落ているなと見ていると、「実はエルビスのファンでね。この夏、主人と一緒にメンフィスへ行くことにしたんです。」エルビスの墓参りに行くのだと、嬉しそうにしている。
「前から行きたいと思っていたことに気づいたの。」
このとき小松さんは、片づけは床や壁が見えるようになるだけでなく、「やりたいこと」が見えるようになるのだと感じたという。
小松さん自身も、昔はモノを持ちすぎていた頃があった。学生の頃、映画のビデオやカセットテープを収集しており、たくさん持っていることが嬉しいはずなのに、何をしていいかわからなくなる時があった。
一つの転機になったのがアイルランドへの語学留学だ。トランク1つで3カ月過ごすことができた。しかも、心豊かに楽しく。そんなにたくさんのモノはいらないのだと気づいた。
本来持っている「片づけ力」を引き出す
片づけの大きな可能性を感じた小松さんは、2005年9月よりかたづけ士として本格的に活動をスタートさせた。コンセプトは「片づけの習慣化」だ。個人のかたづけコンサルティング、企業研修、講演などを行い、のべ2500人以上の人に「片づけ習慣」を身につけてもらってきた。片づけのことしか教えていないのに、多くの人が「人生が変わった」という報告をくれるという。
2009年からは「かたづけ研究会」をスタート。月に一度、参加者が集まって片づけ習慣に関する課題を話し合ったり、報告したりしている。従来の「孤独で、つらい、難しい」片づけを「みんなで、楽しく、カンタンに」するのが一つの大きな意義だ。
現代の日本人は、モノを持ちすぎている。モノも情報もあふれ、自分に必要なものを選ぶことが難しくなっている。しかし小松さんは、本来はみんな「片づけ力」を持っているという。自分に必要なものを選び、必要ないものは残さず、身の回りを整えていく力だ。自分に必要なものを見極め、人・モノ・スペースを生かす力とも言える。古くから日本人は狭いスペースでも心豊かに、モノを生かしながら暮らしてきた。それは確かに「習慣」である。
「日本人が本来持っている片づけ力を引き出し、日本を元気にしたい。」
そう力強く語る小松さんは、日本初のかたづけ士として、片づけ道を歩み続けている。
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見えなかったものが見えるようになる
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「前から行きたいと思っていたことに気づいたの。」
このとき小松さんは、片づけは床や壁が見えるようになるだけでなく、「やりたいこと」が見えるようになるのだと感じたという。
小松さん自身も、昔はモノを持ちすぎていた頃があった。学生の頃、映画のビデオやカセットテープを収集しており、たくさん持っていることが嬉しいはずなのに、何をしていいかわからなくなる時があった。
一つの転機になったのがアイルランドへの語学留学だ。トランク1つで3カ月過ごすことができた。しかも、心豊かに楽しく。そんなにたくさんのモノはいらないのだと気づいた。
本来持っている「片づけ力」を引き出す
片づけの大きな可能性を感じた小松さんは、2005年9月よりかたづけ士として本格的に活動をスタートさせた。コンセプトは「片づけの習慣化」だ。個人のかたづけコンサルティング、企業研修、講演などを行い、のべ2500人以上の人に「片づけ習慣」を身につけてもらってきた。片づけのことしか教えていないのに、多くの人が「人生が変わった」という報告をくれるという。
2009年からは「かたづけ研究会」をスタート。月に一度、参加者が集まって片づけ習慣に関する課題を話し合ったり、報告したりしている。従来の「孤独で、つらい、難しい」片づけを「みんなで、楽しく、カンタンに」するのが一つの大きな意義だ。
現代の日本人は、モノを持ちすぎている。モノも情報もあふれ、自分に必要なものを選ぶことが難しくなっている。しかし小松さんは、本来はみんな「片づけ力」を持っているという。自分に必要なものを選び、必要ないものは残さず、身の回りを整えていく力だ。自分に必要なものを見極め、人・モノ・スペースを生かす力とも言える。古くから日本人は狭いスペースでも心豊かに、モノを生かしながら暮らしてきた。それは確かに「習慣」である。
「日本人が本来持っている片づけ力を引き出し、日本を元気にしたい。」
そう力強く語る小松さんは、日本初のかたづけ士として、片づけ道を歩み続けている。
プロフィール
小松易(こまつやすし)
日本初のかたづけ士。1969年生まれ。トランク1つで生活できたアイルランドでの経験と、建設会社で学んだ片づけ精神から、片づけ指導法を考案。2005年に「スッキリ・ラボ」開業。「片づけを習慣化する」をコンセプトに、個人・企業へのコンサルティングや研修を行っている。日本人が持っている片づけ力を引き出し、日本を元気にするのがミッション。『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(中経出版)ほか著書やテレビ出演も多数。
ブログ:「かたづけ士の整理・整頓日記」
スッキリ・ラボHP
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