「苦しい」が「楽しい」に変わる本 〜 「つらい」を科学的になくす7つの方法〜
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日常のちょっとした「苦しい」を、「楽しい」に変えて、ストレスをためないようにする工夫を教えてくれる本。

著者の樺沢氏は、映画評論家の一面も持っていて、おすすめの映画と絡めているのも面白いです。

私がはっとさせられたのは、UCLAの演劇学科で行われた実験の話でした。

これまでの人生で起こった最も気が滅入ることについて考え、それを演技しながら表現したグループと、幸せな記憶だけを思い出して演じたグループに分けて血液検査をしたところ、楽しい記憶を思い出したグループの免疫細胞は数も多く活発でした。
一方、気が滅入る記憶を思い出したグループは、免疫細胞が著しく低下し、活動性が低くなり、感染症にかかりやすい状態になっていました。

ストレスを受けるか受けないかは、あなたが実際にストレスを受けているかどうかが問題ではなく、あなたの頭のなかが「苦しい」と感じているか、「苦しい」で埋め尽くされているかによって変わってくるということです。


実際に起こったことにかかわらず、イヤだなぁ〜と考えていると、免疫力が低下するのですね。そして、体の不調が出てくる。

楽しいことも、イメージするだけで幸福物質のドーパミンが分泌されます。

いいことがあったそのときだけでなく、目標を立てただけでも分泌されるのです。いいことはどんどんイメージしたほうがいいですね。


それから、自分で締め切りを設定すると、集中力とモチベーションが高まるという話が載っていました。追い込まれた状態によるノルアドレナリンの働きと、明確な目標設定によるドーパミンの働きが理由だそうです。

私も、毎週必ず締め切りがあるのですが、直前の集中力はスゴイので(笑)、とても納得できます。「いつまででもいい」と集中できないし、モチベーションもなかなか上がらないのですよね〜。

しかし、「毎日が締め切りだらけになると、その効果は薄れる」ということで、コワイ話が・・・

友人でフリーライターをしている人がいるのですが、原稿料は非常に安く、せいぜい数万円です。月に10本以上の仕事をこなさないとご飯が食べられない。そうすると、2日か3日に一度は、どれかの原稿の締め切りということになってしまいます。


ず、ずいぶんリアルですね、樺沢先生。


ノルアドレナリンが毎日にように出る状態が続くと、ノルアドレナリンの枯渇状態に陥ります。やる気も出ず、集中力も低い、無気力な状態になってしまいます。これが長く続いた状態がうつ病です。ですから、締め切りを設けるといっても、ほどほどにしないといけません。


毎日締め切りなんて、おそろしい。

人気ジャーナリストや作家の中には、ものすごいペースで書いている人がいるけれど、そういう人は「食べるために数多くの締め切りがある」わけじゃないもんね。「これだけこなさないと、ご飯が食べられない」状態で、毎日締め切りじゃあおかしくなると思う。

楽しく適度に締め切りを設定したいものです。


最後に、紹介されていた映画の中で見たいと思ったものの備忘録。


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