芸はうまい/まずい、面白い/面白くない、などではなくて、その演者の人間性、パーソナリティ、存在をいかに出すかなんだと気がついた。パーソナリティに作品は負けるんです。

立川談志


0108立川談志

◆プロフィール◆

立川談志(たてかわだんし)


1936(昭和11)年、東京都に生まれる。
本名、松岡克由。
16歳で柳家小さんに入門、前座名「小よし」。18歳で二つ目に昇進し「小ゑん」。27歳で真打ちとなり、五代目立川談志を襲名する。
1971(昭和46)年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選。1977(昭和52)年まで国会議員をつとめる。
1983(昭和58)年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。
著書には、「現代落語論」「あなたも落語家になれる」「談志受け咄」「立川談志独り会」(全5巻)「立川談志 遺言大全集」(全14巻)「大笑点」(全2巻)など多数。


プロフィール出典:日本コロムビア



2011年11月23日に喉頭がんで亡くなった立川談志氏。

追悼番組で、その落語を聞く機会が増えました。

50代〜60代の頃の落語は、芸術的ですよね。なんだか超越しちゃっているような感じがします。

感情移入によって、もはや落語の登場人物たちが、勝手に動き出すんだそうです。古典落語にはないことを言い始めたり、やり始めたりする。

「芝浜」で、かみさんが急に「あたし、お酒飲みたい」って言い始める。
台本と違うんだけど、そのほうがはるかにリアルだっていうんですね。

人間の不完全さ。

それを落語の世界に持ち込み、カバーするのがあたしのテクニックです。



かつて政務次官になった談志師匠は、失敗があって辞めることになり、その後また高座に出たとき、ものすごい人気が出ました。

それで、演者の人間性を非常識な、不明確な、ワケのわからない部分まで含めてさらけだすことが現代の芸なのではと感じたのです。「うまい芸」へのコダワリもありつつ、「人間性なのだ」と感じたのですね。



人生、成り行き―談志一代記
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