ライターは、書いてナンボの世界。書いたものに対してお金が支払われて「プロ」と言えるし、書かなければ生活ができないのでございます。

どんな名目でお金が支払われるかと言うと、基本は

・原稿料
・印税


コピーライターのほうは

・コピー料

です。


まず、原稿料の基礎知識っていうことで、お話ししたいと思います。

原稿料とは、雑誌や書籍で使われる単位ですね。

ライターになるには系の本で勉強しますと、

原稿料の相場は「400字換算でだいたい1000円台から上限は5~6000円」
(『週末ライターで稼ぐ』新井イッセー・著 雷鳥社 2004年)

「1枚1000円台から6000円、7000円くらいまでの段階がある。」
「一般の並のフリーライターだと3000円から4000円。5000円だとオイシイという感じ。1000円台の原稿料というのは、リライトなどの料金だ。」

(『フリーライターへの道』中村堅太郎 サンドケー出版局 1994年)。

ということです。

『フリーライターへの道』は1994年の本ですから、古いデータです・・・。
でも、だいぶ前からデフレが進んでいるというライター業界ですから、たいして変わっていないのでは?という感じがします。どうなんでしょう。


このブログ記事は、2006年6月に書かれているものですが、こちらも参考になります。

みなさん、さようなら。ブログ連載から降ります。

だいたい、400字詰め原稿用紙一枚あたりの価格で5000円が相場です。この価格ですら、ここ30年ほど値上げがなく、ライターたちはブーブー言っております。
(中略)
かつて「出版業界原稿料の最低水準」と揶揄された『週刊K』(匿名希望)が創刊当時「原稿料4000円」を打ち出したとき、ライターたちは「ついにここまで来たか」と絶句、悶絶、昏倒したもんであります。「フリーライター=ビンボー」という図式は、こうした異様な低価格の原稿料によるところが大きい。


WEBメディアでの原稿料が、なんと1枚1000円を切ってしまい、「いくらなんでもあんまりだ」ということで、ブログ連載を降りたそうなのですΣ(゚д゚;)。



こちらのブログ(2009年2月)にも、「1枚5000円が相場」とありますねー。

原稿料の相場ってどれくらい?:物語で日本を元気にしたい!〜代表メッセージ取材・執筆「物語ライティング」の代表ブログ


400字換算だと一般の人はイメージがわきにくいので、こんなふうに表現してくれています。

「A4の用紙1枚で800字くらい。つまり、1ページ約1万円が相場です。雑誌でいうと、ページ2万円ですね」


そして、ネットでのお仕事は原稿料の相場が安い、と。

なんだかんだで、ライター業界も価格破壊の波に呑まれ、
1文字1円の仕事なんてのも存在する時代です。

だからライターだって、誰でもいいとなれば
A4、1ページ800円で書いてくれる人だっているでしょう。

相場1万円のところ、800円ですよ!!Σ(~∀~||;)

うっそーー!!と思うけど、これが現実。
ま、極端な例ですけどね。




いやー、価格破壊が進んでおりますなぁ。。




つづく。



<追記 2016年2月2日>
「ライターはいくら稼げるのか」シリーズが電子書籍になりました!
大幅に加筆修正し、さらにコンテンツを追加(ボリューム的には3倍くらい)してまとめています。