今回は、印税の基礎知識です。

印税って、いい響きですよねー。

私は印税が好きです。だって夢があるじゃないですか。

売れれば売れるだけ、入ってくるんですからね。

書籍をやるときは、基本的に印税契約しています。俄然やる気になります。夢が広がります。


ときどき、「印税がもらえるなんていいですね!憧れます」と言ってもらえることがあります。

ところが・・・
落とし穴がたくさんあります(笑)。



まずは、そもそも印税ってどんなもの?というお話をしましょう。

印税とは、出版物や楽曲など著作物の著作者・著作権者に対し、利用実績に応じて支払われる対価です。著作権使用料ですね。

単行本の印税は、6〜10%が多いようです。
有名著者はもっと高いらしいとか、無名の新人は4%のこともあると聞いたことがありますが。

私が関わった本では、10%が多かったです。次に8%。


印税10%で計算してみると、1500円の単行本を1万部刷ったとして150万円。

それがベストセラーになって10万部売れようものなら、1500万円です。



100万部?

い、1億5000万円ですよ!



100万部のベストセラーなんて滅多に出るものじゃありませんから、「まぁそこまで期待していないけど」と言いながら、

年間3冊書くだけでも、それぞれ1万部の印税だけで450万円。
その中の1冊が当たれば・・・

と考えたくなるところですが。


そうは問屋が卸しません(汗)。


つづく。



<追記 2016年2月2日>
「ライターはいくら稼げるのか」シリーズが電子書籍になりました!
大幅に加筆修正し、さらにコンテンツを追加(ボリューム的には3倍くらい)してまとめています。