書きすぎ!というお叱りも受けながらのこのコーナー。

今日は、やはり夢のある印税のお話です。


印税契約をしている本が売れ行きよく、「重版かかりました!」という連絡が入ったときは本当に嬉しいものです。


ビジネス書の重版率は、30%と言われています。

10冊のうち7冊は、初版で終わってしまうのです。。

編集者も著者も重版目指して頑張るのですが、同じように頑張っている本が乱立する中、注文殺到状態になるのは難しいのであります。


「重版かかりました!」

これは、お金以上に嬉しいです!!

出版社にも書店にも手間をかけてもらっていますし、「ああ、なんとか迷惑かけずに済んだかなぁー」とほっとします。(実際、出版社は投資をしてますから、売れなかったら損失になっちゃう)

そしてもちろん、読者の方にも喜んでもらっているのかなと思えて嬉しいですね。



売れ行きがいいと(内容や版元によりますが)、さらにいいことがある場合があります。


海外出版です。


海外向けに翻訳して出版することになると、、また印税が発生します。

翻訳料金やさまざまな手数料がありますから、入ってくるのはチョッピリですが。

海外でも読んでもらえて、少しでも印税がもらえるなんて、素敵じゃないですか!



そんなふうにロングセラーの本が何冊もあると、長期に渡ってちょっとずつでも印税が入ってくるので、だんだんラクになってきます。


有名人のベストセラーを手がけたライターさんは、印税で家が建ったそうですので、そんな話を小耳に挟むにつけても、原稿料ではありえない楽しみを感じるのです。


つづく。




<追記 2016年2月2日>
「ライターはいくら稼げるのか」シリーズが電子書籍になりました!
大幅に加筆修正し、さらにコンテンツを追加(ボリューム的には3倍くらい)してまとめています。