本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする狷票瓩竜蚕
本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする狷票瓩竜蚕


このアマゾンの画像には帯がないけど、私が買った本は帯にドーンと小飼弾氏の写真があって、それはそれはすごいインパクトです。

写真があったほうが売れるタイプの方なんでしょうねぇー

さて、小飼弾氏といえば大人気書評ブロガーです。
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子供の頃から大量に本を読んでいる小飼氏の読書術は、純粋に「本が好き!面白いから!」という感じが出ているので好きなんです。

スキルアップに役立てようとか、効率のよい読み方をしようなんてセコイこと言わないので。

本書は読書術というより、「本を読んで教養を身につけ、自分で自分を救える人になろう」という趣旨の本ですね。

サブタイトルにある「読自」という言葉についてこう説明しています。

ー分を読む。すなわち、本を通して、今まで気づかなかった自分の可能性(あるいは限界)を発見し、突破していく鍵を得ること。

△修靴董△修諒法は、きみ自身が見つけ出す、”独自”のものでなければならない。


「きみ」と言っているように、20代の若い人向けに書いています。

前半は小飼氏自身がどう本とつきあってきたか、どうやって本を選ぶか、といった話で、これまでも氏の本を読んでいる私としては「まぁ、いつもの感じだよね」と思っていたのですが。

後半、ガゼン面白くなってきます。

・知られざる歴史上の人物にスポットをあてた小説を書けば、人気作家になれるはず!誰かフォン・ノイマン(コンピュータの仕組みを確立)の伝記を書いてくれないかなぁ〜

・「伝記」っていうと、子供向けの偉人伝のようなものを思い浮かべるかもしれないけど、大人向けの本は偉人のダメなところがたくさん書いてあって面白い。渡辺淳一が野口英世のダメっぷりをしっかり書いている『遠き落日』には感心。

・リア充なんて隔週くらいでちょうどいい。SNSが発達して、人とつながっていないとまずいというような強迫観念があるみたいだが、愚かな人とつながってもしょうがない。そんなことより本を読め。

・今イケメン、美人、お金持ちを狙うのは、現在しか見てないから。これからイケメン、美人、お金持ちになる人を狙ったほうがいい。「凡庸なプレイヤーは、今パックがいるところに駆けていく。俺はパックがこれから行くところに行く」って、グレツキー(アイスホッケープレイヤー)が言っていて、スティーブ・ジョブズも好んで引用しているよ。

・世の中にはお金で買えないものがあるかないかという使い古された議論があるが、買えないものは必ず存在する。それはまだ存在しないものだ。そういう意味で言えば、インターネットもiPhoneもある環境で育った下の世代は不幸ではない。逆に、知識が安価になってしまった分、お年寄りは尊敬されなくなってかわいそう。今は若者にたかるしか能がないもんね。読者には、若者の作品をガチで取り入れている筒井康隆みたいな大人気ない大人になってほしい。



なんていう話をイキイキと書いていて、心をつかまれます。

とくに最近私は、ネットワーク、コミュニティへの依存や、つながらなければならない強迫観念から逃れて、「自分ひとりでも幸せを感じることができるからこそ、周囲に価値を提供できる」という考えを持っているので、「リア充へのアコガレ批判」は面白く読みました。

まぁ、私が単に非リア充で、ひとりで読書が好きというのを正当化しているということかもしれませんが・・・。

目の前にいる人に、いかに「こいつの話を聞きたい」と思われるかでしょう。


それは本当にそう思います。
面白い人って、やはり教養のある人なんですよね(逆にあぶなくて面白い場合もあるけど、そういう人は双眼鏡で遠くからウォッチするのがよいですね)。


あと、これは前半にありましたが「本を読む時間もないほど働いていはいけない」という話はいいなーと思いました。
生活できるお金を得たら、あとはゴロゴロしていてもいいのでは?もっと本を読む時間を増やしましょうよという。

忙しくて本を読む時間がないっていうのはツライですね。

私は職業柄たくさん本を読むことができて、ありがたいな。

まだまだまだ、読みたい本だらけ。読むぞー。





ちなみに以前に小飼弾氏の読書術本を紹介している記事はこちら。

【読書術本】人生を豊かにする本の読み方は、個性豊かなこの人たちに学ぼう