土日社長になっていきなり年収+96万円稼ぐ法 (角川フォレスタ)
土日社長になっていきなり年収+96万円稼ぐ法 (角川フォレスタ) [単行本]


起業関連の本。

本書は、まずは副業で(土日社長)力をつけて、起業家脳になってから独立起業することをすすめています。

一時期、「週末起業」が流行っていましたが、「土日社長」という言葉も面白いですね。

タイトルにある「+96万円」とは、週末に1日1万円を稼ぎだせば、年間96万円になるという意味です。

具体的な副業の方法ではなく、「起業家としての心構え」が書かれています。


私はフリーになって1年半、その後会社にして3年が経ったというところですが、まだまだ甘いところがあるのかなぁと思ったり・・・

ちょっと耳が痛い箇所。

起業家の中には、独立してまだ間もないのに理念や思想、概念的なことを主張したがる人がいます。
(中略)
売るための努力をするよりも、理念を考えているときの方が楽しいはず。人に頭を下げて営業するよりも、「多くの人を笑顔にしたい」などと夢を見ている方がワクワクするでしょうし、体力・気力も使わずに済みます。でもそれは現実から逃げているだけなのです!

もちろん、会社が成長する過程で理念やミッションは大切になってきます。
でもそれは、商品・サービスが売れてからのこと。
売れる前から理念を語って何になるでしょうか?
どんなに立派な大義があっても、売上がなければ話になりません。理念が立派であっても売れなければ、それは誰の役にも立っていないこと。



理念、ミッションの話は楽しいんですよねー
「で、それをどうやって実現するの?どうやってお金にするの?」っていうところが大切なんですが、急に具体的で現実的になるもんだから、先延ばしにしたくなる。
いかんいかん。


あと、これから新たな事業をやりたいと思っているので、参考になりそうなことを備忘録。

・プレスリリースを出す。そして、マスコミ関係者と信頼関係を築く(情報提供、ネットワークを駆使して取材先を探す手伝いをするなど)
・電話番号をフリーダイヤルにする
・顧問弁護士をつける(税理士より先に弁護士をつけることをすすめているのが面白いですね。小さな会社ほど顧問弁護士をつけたほうがいいそうです。)


著者の松尾さんの会社、設立10年になるんですね。
つらいこともたくさんあったけど、「諦めなかった、なぜなら楽しいから」とあとがきに書いてありました。


なんでも自分で決めて、仕事をつくって、成果を出していくというのはやめられない楽しさですもんね。

さむコピも頑張ります!