20130408-2



「365日ほぼ古着コーディネート」もようやく1週間が経ったところです。
(Madokaと2人で「本と服」フェイスブックページに毎日アップしています)


無難な着方よりも意外な組み合わせをしたほうが、おしゃれに見える!?
ほんのちょっと頭を使って、楽しんでいます。


『中身化する社会』(菅付雅信 星海社新書)読了しました。面白かったぁー。

中身化する社会 (星海社新書)
中身化する社会 (星海社新書) [新書]



中身化というのは、見栄やイメージではなく、「本質」、人間で言えば「どんな人間か」が重視される時代になってきているということです。

ソーシャルメディアの台頭、発展によって、もはや見た目のイメージではなんとかならなくなっています。ウソや誇張はすぐに見抜かれてしまいます。

ソーシャルメディアの爆発的な普及にともなって急激に進む「個人と集団の可視化」と、それが引き起こす現象を、ここで“中身化”と呼んでみたい。
それは、ラジカルな可視化によって、好むと好まざるとにかかわらず物事の本質(のようなもの)が露呈されていくこと---。いまや外見やイメージの情報よりも、個人や集団の「中身」がネット上であらわになる社会が、まぎれもなく到来している。



だから、ファッションも変わってきました。
ラグジュアリーからカジュアルへ。
人々は見栄をはることをやめ、心地いいものを求めるようになっています。

古着への流れも、その一つ。

長く愛される古着を着ることは、
「私は見栄をはる必要がない」
「流行の波に乗るだけの“動物”にはならない」
「計画的陳腐化を受け入れて自分を陳腐化させるようなことをしない」
というメッセージであり(『中身化する社会』から学んだ言葉を使って言えば)、

自由に選択し、表現し、
国も歴史も超えて「愛するもの」を自分に取り入れ、
それを循環させていく。


そういうクールな生き方の表現だと思っています。


さて…

今日は、レトロな花柄シャツワンピースに、ネルシャツを羽織りました。ウエストマークするため、裾をきゅっと縛っています。
靴下4枚にブーツを履きました。


こういう微妙な色合いも好き。