こんにちは。冷えとりしながら毎日古着でコーディネートしている小川です。
*365日ほぼ古着コーディネートは「本と服」フェイスブックページにアップしています。
小説や思想系の本は毎日読んでいますが、ビジネス書もかなり読みます。半分仕事で。
最近ご献本いただいて読んだのはこちら。
伝説の元アップル・ジャパン社長の40講義 「これからの世界」で働く君たちへ [単行本(ソフトカバー)]
著者の山本賢治さんは元アップル・ジャパンの社長です。
大学ではシステム工学を学び、IBMに入社。もともとは技術者としてキャリアをスタートさせたのですが、その後のEMCジャパンでは副社長としてマーケティングとコンサルティング部門を率い、日本オラクルでは専務として営業、開発、マーケティングの総勢1600人の大所帯を束ねてきたそうです。
グローバル企業で、アメリカ人上司のもとで仕事をしてきた経験、そして5年間のアップル・ジャパン社長の経験から、これからのグローバル社会で活躍する若者に向けて書いているのがこの本です。
(山本氏は現在、表参道で「これからの日本人」を育てる私塾「山元塾」を主宰しています)
スティーブ・ジョブズとの会話やCOOのティムからの短すぎるメールなど、エピソードを交えながらグローバル企業で通用する人になるための心構えなどが書かれていました。
一瞬で判断することが求められるとか、日本人のメールは長すぎるのに対し、外国人のメールは一言だとかいうことを読むと、そのスピード感たるや凄まじいのだろうな〜と思います。
そして、よく言われることですが日本人の英語のできなさ・・・
「英語はできなくてもいい。通訳つければいいんだから」と言う方もいますが、山本氏は「英語はできなきゃダメ」という立場です。
そういうものですか・・・
もちろん、英語だけできたってダメなわけで、「これからの世界」で活躍する(あるいは「生き残る」)ためには本当に頑張らないとヤバイのだな、という気がしてきます。
世界の中で戦っている人からすると、「おい、呑気すぎるぞ!日本人!」と言いたくなるのでしょうね。
でも、最近の若者(っていう言葉はどうかと思いながらもこう言うしかないから使う)は、必死に仕事をしたって、出世したって幸せじゃないと思う人が増えていて、のんびり身の丈サイズで生きたいという「ダウンシフターズ」のような感じだと聞きます。
そういう人たちにはどう聞こえるのかな。
と思ったりしました。
とは言え、「のんびり身の丈サイズ」とか言っていられるのは、こういったグローバル企業、日本の大企業の人たちが戦って日本がじゅうぶん豊かだからであって。しかしそれも永遠に続くわけではない。
呑気な人が増えると、危機感が増すのだろうなぁと思います。
あ、なんか横道にそれちゃった。
山元氏の言う、「これからの世界を生き抜く『世界標準の武器』」をご紹介しておきますね。
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●コミュニケーションとは「覚悟」。相手と向かい合おうという強い心が大切。テクニックを駆使してもダメ。
●これからのビジネスシーンで確実に必要になるスキルに「プレゼンテーションのスキル」がある。本気で伝えようとし、聴衆との一体感をつくり出せ
●長いメールは言い訳にしか映らない。ブラッシュアップされていない証拠。メールは短く簡潔に。
●一秒で判断する。スピーディーな判断のためには「世界の情報」を頭に入れておく。
●世界で仕事をする上で避けては通れないのが「交渉力」。最低限の心得は、
(1)一人称で語る
(2)一人で決められる判断力と知識を持つ
(3)「日本は例外」という言い訳を一切しない
(4)媚びているだけの人間は尊敬されない
(5)主義主張は誰のためかをはっきりさせる
●英語を身につけるのはもちろん、英語的な発想も身につける。主語と述語をはっきりさせる。
●英語は通じればいいのではない。外国人は「発音」で人を見る。
●文系・理系の言い訳は一切通用しない。ITの知識は持っていなきゃダメ。理系の人もコミュニケーションスキルを磨け。
●有言実行。コミットしたことは死んでもやり通せ。
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グローバルってどういうことだろう、世界で活躍する人はどんな人なのだろうと思う人はぜひご一読を。
*365日ほぼ古着コーディネートは「本と服」フェイスブックページにアップしています。
小説や思想系の本は毎日読んでいますが、ビジネス書もかなり読みます。半分仕事で。
最近ご献本いただいて読んだのはこちら。
伝説の元アップル・ジャパン社長の40講義 「これからの世界」で働く君たちへ [単行本(ソフトカバー)]
著者の山本賢治さんは元アップル・ジャパンの社長です。
大学ではシステム工学を学び、IBMに入社。もともとは技術者としてキャリアをスタートさせたのですが、その後のEMCジャパンでは副社長としてマーケティングとコンサルティング部門を率い、日本オラクルでは専務として営業、開発、マーケティングの総勢1600人の大所帯を束ねてきたそうです。
グローバル企業で、アメリカ人上司のもとで仕事をしてきた経験、そして5年間のアップル・ジャパン社長の経験から、これからのグローバル社会で活躍する若者に向けて書いているのがこの本です。
(山本氏は現在、表参道で「これからの日本人」を育てる私塾「山元塾」を主宰しています)
スティーブ・ジョブズとの会話やCOOのティムからの短すぎるメールなど、エピソードを交えながらグローバル企業で通用する人になるための心構えなどが書かれていました。
一瞬で判断することが求められるとか、日本人のメールは長すぎるのに対し、外国人のメールは一言だとかいうことを読むと、そのスピード感たるや凄まじいのだろうな〜と思います。
そして、よく言われることですが日本人の英語のできなさ・・・
「英語はできなくてもいい。通訳つければいいんだから」と言う方もいますが、山本氏は「英語はできなきゃダメ」という立場です。
通じればいいと思ってめちゃくちゃな文法、発音で話す日本人と向き合ったネイティブが「あ、この人英語話せないな」と顔色が変わる瞬間を、私はこれまで何度も見てきました。ゆっくり話されている時点で、もはや対等ではないのです。
(中略)
世界においては、英語の発音がその人の器量、どういう会社でどういう仕事をしているのか、どんな教育を受けてきたのか、どんなことに興味を持っているのかといった人格そのものを表すことにもなりかねません。
そういうものですか・・・
もちろん、英語だけできたってダメなわけで、「これからの世界」で活躍する(あるいは「生き残る」)ためには本当に頑張らないとヤバイのだな、という気がしてきます。
世界の中で戦っている人からすると、「おい、呑気すぎるぞ!日本人!」と言いたくなるのでしょうね。
でも、最近の若者(っていう言葉はどうかと思いながらもこう言うしかないから使う)は、必死に仕事をしたって、出世したって幸せじゃないと思う人が増えていて、のんびり身の丈サイズで生きたいという「ダウンシフターズ」のような感じだと聞きます。
そういう人たちにはどう聞こえるのかな。
と思ったりしました。
とは言え、「のんびり身の丈サイズ」とか言っていられるのは、こういったグローバル企業、日本の大企業の人たちが戦って日本がじゅうぶん豊かだからであって。しかしそれも永遠に続くわけではない。
呑気な人が増えると、危機感が増すのだろうなぁと思います。
あ、なんか横道にそれちゃった。
山元氏の言う、「これからの世界を生き抜く『世界標準の武器』」をご紹介しておきますね。
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●コミュニケーションとは「覚悟」。相手と向かい合おうという強い心が大切。テクニックを駆使してもダメ。
●これからのビジネスシーンで確実に必要になるスキルに「プレゼンテーションのスキル」がある。本気で伝えようとし、聴衆との一体感をつくり出せ
●長いメールは言い訳にしか映らない。ブラッシュアップされていない証拠。メールは短く簡潔に。
●一秒で判断する。スピーディーな判断のためには「世界の情報」を頭に入れておく。
●世界で仕事をする上で避けては通れないのが「交渉力」。最低限の心得は、
(1)一人称で語る
(2)一人で決められる判断力と知識を持つ
(3)「日本は例外」という言い訳を一切しない
(4)媚びているだけの人間は尊敬されない
(5)主義主張は誰のためかをはっきりさせる
●英語を身につけるのはもちろん、英語的な発想も身につける。主語と述語をはっきりさせる。
●英語は通じればいいのではない。外国人は「発音」で人を見る。
●文系・理系の言い訳は一切通用しない。ITの知識は持っていなきゃダメ。理系の人もコミュニケーションスキルを磨け。
●有言実行。コミットしたことは死んでもやり通せ。
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グローバルってどういうことだろう、世界で活躍する人はどんな人なのだろうと思う人はぜひご一読を。