友人に誘われて、元ラジオ日本社長の講演を聞いてきました。(クローズドな会なので、リンクを張れませんがご容赦を。)
テーマは、「ラジオとテレビのこれから」です。
テーマは、「ラジオとテレビのこれから」です。
ちょうどPRを学びはじめたところで、業界の動向を知りたいなと思っていたので、参加させていただきました。
さまざまな課題についてお話しされていましたが、個人的に関心があったのは、「放送と通信は融合できるのか」。
放送は、公共の財産である電波を使います。公正、正確であることが求められます。間違った情報を流して国民の信頼を失ったら終わりです。特定の組織にのみ利益のあるような放送もできません。
一方、通信とはそもそも個人間のやりとりです。問題ある情報をやりとりしていても、別にかまわないわけです。
しかし、インターネットの登場で、マスに対して通信することができるようになりました。
これは想定外だったので、法整備が追いついていません。
だから、テレビとインターネットが融合できるかというと、今は難しいということでした。
パナソニックが発表したスマートテレビ「スマートビエラ」のCM放映を民放各社が拒否したそうですね。
Panasonic VIERA スマートビエラ 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ 19v型 TH-L19X50 [エレクトロニクス]
スマートビエラは、テレビをつけると画面上にネット機能が目立つかたちで表示されています。すごく便利そうじゃないですか?
放送中のテレビ番組が画面の半分以上をしめますが、同時にユーチューブやスカイプ、ネットブラウザなどが表示されています。
しかし、CM拒否の理由はこの部分です。
「テレビ番組とネット番組が混在すると視聴者が混乱する」というのが理由で、放送局が共同で策定したガイドラインでは、「テレビ起動時、テレビ映像を画面全体に表示するのが望ましい」としているそうです。
テレビとネットが同時に表示されているのがイヤなんですね。
誤解されちゃうよ!っていうことで。
この事件はインターネット上で話題になっており、「放送業界はケツの穴が小さい」「利権だろ」といった批判が出ているようです。
そして、スマートビエラのCMはユーチューブでガンガン再生されています。
放送業界がイヤがっている、「同じ画面内にテレビとネットが表示される」というのを想像すると・・・
テレビ番組を見ながら、ツイッターで番組の悪口(?)を言っている状況が、一つの画面でできちゃうわけですよね。(ニコニコ動画みたいな?)
テレビ番組のパロディを同じ画面で流すなんていうのもできる。
まぁ、えげつないことにもなるかもしれませんね。
この件、総務省で検討しているそうですが、どうなるんでしょうか。
参考
J-Castニュース:「ネット」排除ミエミエの民放 スマートテレビCM拒否の裏側
msn産経ニュース:【ネットろんだん】ビエラCM問題 スマートテレビが問いかける未来
それから、ラジオの話題も。
ラジオCMのスポンサーはすっかり減ってしまい、経営は右肩下がりでかなり厳しいという話でした。そうでしょうねぇ。
生き残っていくためには、再編して局を減らし、一局で多チャンネルを持つしかないと。
ラジオの「デジタル化」は以前から議論があるけれど、設備投資をしても回収できる見込みがないので業界全体として諦めているそうです。
そういえば、ラジオ業界は「radiko」でネットとの融合を進めていますね。これによって、それまでラジオにあまり馴染みのなかった若い世代も、スマホ等で聞いてくれるようになったなら、少しは未来が明るいのでは。
いずれにしても、テレビもラジオも、ネットとの融合を拒否したら生き残れない時代になっていると言えそうです。
今回の話にはありませんでしたが、「これからどういうコンテンツを作っていくべきか」という議論も聞いてみたいです。
国は、日本のPRのためコンテンツを海外に輸出することを推しているそうです。今後どんなコンテンツが求められるのかですね。
さまざまな課題についてお話しされていましたが、個人的に関心があったのは、「放送と通信は融合できるのか」。
放送は、公共の財産である電波を使います。公正、正確であることが求められます。間違った情報を流して国民の信頼を失ったら終わりです。特定の組織にのみ利益のあるような放送もできません。
一方、通信とはそもそも個人間のやりとりです。問題ある情報をやりとりしていても、別にかまわないわけです。
しかし、インターネットの登場で、マスに対して通信することができるようになりました。
これは想定外だったので、法整備が追いついていません。
だから、テレビとインターネットが融合できるかというと、今は難しいということでした。
パナソニックが発表したスマートテレビ「スマートビエラ」のCM放映を民放各社が拒否したそうですね。
Panasonic VIERA スマートビエラ 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ 19v型 TH-L19X50 [エレクトロニクス]
スマートビエラは、テレビをつけると画面上にネット機能が目立つかたちで表示されています。すごく便利そうじゃないですか?
放送中のテレビ番組が画面の半分以上をしめますが、同時にユーチューブやスカイプ、ネットブラウザなどが表示されています。
しかし、CM拒否の理由はこの部分です。
「テレビ番組とネット番組が混在すると視聴者が混乱する」というのが理由で、放送局が共同で策定したガイドラインでは、「テレビ起動時、テレビ映像を画面全体に表示するのが望ましい」としているそうです。
テレビとネットが同時に表示されているのがイヤなんですね。
誤解されちゃうよ!っていうことで。
この事件はインターネット上で話題になっており、「放送業界はケツの穴が小さい」「利権だろ」といった批判が出ているようです。
そして、スマートビエラのCMはユーチューブでガンガン再生されています。
放送業界がイヤがっている、「同じ画面内にテレビとネットが表示される」というのを想像すると・・・
テレビ番組を見ながら、ツイッターで番組の悪口(?)を言っている状況が、一つの画面でできちゃうわけですよね。(ニコニコ動画みたいな?)
テレビ番組のパロディを同じ画面で流すなんていうのもできる。
まぁ、えげつないことにもなるかもしれませんね。
この件、総務省で検討しているそうですが、どうなるんでしょうか。
参考
J-Castニュース:「ネット」排除ミエミエの民放 スマートテレビCM拒否の裏側
msn産経ニュース:【ネットろんだん】ビエラCM問題 スマートテレビが問いかける未来
それから、ラジオの話題も。
ラジオCMのスポンサーはすっかり減ってしまい、経営は右肩下がりでかなり厳しいという話でした。そうでしょうねぇ。
生き残っていくためには、再編して局を減らし、一局で多チャンネルを持つしかないと。
ラジオの「デジタル化」は以前から議論があるけれど、設備投資をしても回収できる見込みがないので業界全体として諦めているそうです。
そういえば、ラジオ業界は「radiko」でネットとの融合を進めていますね。これによって、それまでラジオにあまり馴染みのなかった若い世代も、スマホ等で聞いてくれるようになったなら、少しは未来が明るいのでは。
いずれにしても、テレビもラジオも、ネットとの融合を拒否したら生き残れない時代になっていると言えそうです。
今回の話にはありませんでしたが、「これからどういうコンテンツを作っていくべきか」という議論も聞いてみたいです。
国は、日本のPRのためコンテンツを海外に輸出することを推しているそうです。今後どんなコンテンツが求められるのかですね。