朝起きてすぐにメールをチェックすると、広告コピーの戻しが来ている。急ぎのものだ。今日は取材で外出が多いので、コピー修正の時間がとれるかどうか不安になり、ドキドキしてきた。

代理店からのメール送信日時を見ると、明け方4時ごろとなっている。
さては寝てないな。
彼の後輩の女の子が、「毎日終電です、もう本当に疲れた」と言っていたのを思い出す。

こういうときこそ、瞑想だ。
仕事のメール(とくにコピーの戻し)を読んでいるとき、私は息をしていないと思う。


昨日のCDをかける。
トラック1、呼吸法。
誘導に従って、気持ちよく呼吸できる自然の光景をイメージ。

呼吸は、自然に。
スーハー。

なぜか、映画『8日目の蝉』を思い出す。
小豆島の情景、よかったなあ。
かおるー!かおるー!

CDが、吸って吐いての呼吸のつなぎ目を柔らかくしましょう、と言っている。
吸ってから吐くときは、右脳がふんわり舞い上がったイメージで。

え、どんな?
と思ったら、「羽毛」の聞き間違いだった。

吐いてから吸うときは、ボールが地面で弾むときのイメージで。

へー、こんな話してたのか。昨日は全然気づかなかったな。

それにしても、コピーの修正すぐできるかなあ。あ、呼吸が浅くなってる。苦しい。
落ち着け、落ち着け…

そろそろ、熱いマグマかな。

来い!マグマ、来い!


しかし、静かにこのトラックは終了。
あれ?

どうやら、昨日聞いたのはこの呼吸法と「朝の瞑想」で、熱いマグマが出てきたのは「朝の瞑想」のほうだったみたい。
やる気に満ち溢れるイメージなわけだ。

確認のため、「朝の瞑想」トラックを聞いてみると、下腹部にあてた両手から、熱いマグマのようなエネルギーが流れ込むのを感じましょうと言っていた。

お腹があたたかくなるイメージをするのは難しいが、でも、なんとなく、私はやれる!という気になった。

大丈夫、なんとかなる。

たぶん瞑想は全然できてないけど。。


Yogaではじめる瞑想入門
綿本 彰
新星出版社
2006-03