最近、呼吸法も流行っているらしく、本屋さんに行くと呼吸法の本が平積みになっている。
私はまず、以前から気になっていた『呼吸の本』(谷川俊太郎 加藤俊明 サンガ出版)を読んでみた。
私はまず、以前から気になっていた『呼吸の本』(谷川俊太郎 加藤俊明 サンガ出版)を読んでみた。
詩人・谷川俊太郎が生徒になって、呼吸の先生・加藤俊明に質問を投げかけている本だ。
加藤メソッドの呼吸法でまず重要なのは、
「吐いてから吸うこと」だという。
深呼吸は、ラジオ体操のときにやるやりかたで、「大きく吸って―吐いて―」と、まず吸ってる。これは胸が主導権を握っている。
それに対し、まず吐く。吐いたあとに力を抜けば勝手に空気が入ってくる。
というのが呼吸法だ。腹が主導権を握っている。
ふーん。なるほど。
実際やってみると、吐くことに集中したほうが、はるかに下腹に力が入る感じがする。
コラムの中に面白い話が載っていた。
昔、武士は戦場でお茶をたてた。そのとき、塔籠を持っていったという。
あの重たい石のかたまりを、わざわざ戦場に持っていくのは、清めの火だからだろう、と加藤先生は言っている。
で、この塔籠の火袋の窓の中がすごくて、丹田に似ていると。
丹田(ヨガでは第2チャクラのスワディシュターナ)はおへその下9センチくらいのところにある。
ここに、静かなエネルギーが満ちている状態がいいのだが、塔籠の窓から見える火をイメージしたら、なんだかすごく納得した。
「熱いマグマ」より、こっちのほうがイメージしやすい。
加藤先生曰く、
のだそうだ。
加藤メソッドの呼吸法でまず重要なのは、
「吐いてから吸うこと」だという。
深呼吸は、ラジオ体操のときにやるやりかたで、「大きく吸って―吐いて―」と、まず吸ってる。これは胸が主導権を握っている。
それに対し、まず吐く。吐いたあとに力を抜けば勝手に空気が入ってくる。
というのが呼吸法だ。腹が主導権を握っている。
ふーん。なるほど。
実際やってみると、吐くことに集中したほうが、はるかに下腹に力が入る感じがする。
コラムの中に面白い話が載っていた。
昔、武士は戦場でお茶をたてた。そのとき、塔籠を持っていったという。
あの重たい石のかたまりを、わざわざ戦場に持っていくのは、清めの火だからだろう、と加藤先生は言っている。
で、この塔籠の火袋の窓の中がすごくて、丹田に似ていると。
丹田(ヨガでは第2チャクラのスワディシュターナ)はおへその下9センチくらいのところにある。
ここに、静かなエネルギーが満ちている状態がいいのだが、塔籠の窓から見える火をイメージしたら、なんだかすごく納得した。
「熱いマグマ」より、こっちのほうがイメージしやすい。
加藤先生曰く、
丹田を清めていけば、心が清められる。すなわち「心が落ち着いて穏やかになる」
のだそうだ。