瞑想中の呼吸は、鼻でする。

丹田を意識して、背中にひきつけるようにして吸い、吸い切ったらふっと力を抜く。すると、空気が入ってくる。

スポイトのようなイメージだ。
ゆっくり押して、指を離すと液体が上まで入ってくる、あれ。

この呼吸法自体が、いかにも健康に良さそうな感じがするが、私がもう一つ気に入っているのは、身体の中で聞こえる呼吸の音だ。

普段無意識にしている呼吸は、音がすることはない(音がするのは調子が悪いときだろう)。

しかし、この呼吸法をしていると、音がするのだ。

ダイビングの酸素ボンベを吸う音みたいな。

外にもこれほど聞こえているのかどうかはわからない。
でも、身体に響く音が間違いなくする。耳で聞いているというより、内蔵で聞いているというような。

これが不思議なことに気持ちいい。
リズミカルに繰り返される音を感じていると、リラックスしてくる。

「呼吸の音」をあらためて意識してみて今日気づいたのだが、呼吸がうまくいっているかどうかは音でわかる。

深い音がするときは、うまくいってる。

でも鼻から聞こえてくるような変な音がするときはうまくいっていない。その証拠に、変な音の呼吸を続けると苦しくなってくる。

音の違いをうまく言えないんだけど・・・

フゴーという重低音がよくて、スーという軽い音がダメ。
っていう感じかな。