注文していた『The ZEN of STEVE JOBS』が届いた。
A4サイズ、80ページのコミックだ。正確には「グラフィックブック」と言うらしい。
2色刷りで、シンプルなコマ割りとイラスト。
描かれているのは、スティーブ・ジョブズと禅僧乙川弘文(おとかわこうぶん)との交流だ。
A4サイズ、80ページのコミックだ。正確には「グラフィックブック」と言うらしい。
2色刷りで、シンプルなコマ割りとイラスト。
描かれているのは、スティーブ・ジョブズと禅僧乙川弘文(おとかわこうぶん)との交流だ。
日本語版も出ていることに気づかず、英語版を買ってしまった。
ま、コミックなら何とかなるでしょ、というのもあって。
英語でどんな表現がされているのかにも興味があったし。
しかし・・・
私の語学力ではけっこう難しかった。
ジョブズと弘文氏が禅問答(公案)のようなやりとりをしており、たぶん日本語でも混乱するのだろうが、英語だとさらに混乱するのだ。
たとえば、
あの木にはブッダの自然があるか?
ある。
あの看板には?
ない。
あのビルは?
・・・
などというやりとりをしたあと、ジョブズが”SO AM I RIGHT?”と聞くと、弘文は”ASK ME AN ANSWER."と答える。
ジョブズは”WHAT ARE YOU TALKING ABOUT?!”と混乱する。
なんとなくわかるけど・・・この場合の”ASK ME AN ANSWER."ってどういうことなのだろうと私も混乱するのであった。
ストーリーの象徴的部分を紹介してみよう。
ジョブズは美しいデザインのコンピューターを作るため「間」について学びたいと弘文に言うが、弘文はなかなか教えてくれない。
無について知らなければならないと言って一緒に坐禅を組み、書道を教える。
「誤」という字を書いてみせ(書き順がめちゃくちゃである)、ジョブズにもやらせる。
ジョブズの書いた「誤」はすごく汚い。
そして坐禅を組み、瞑想。
ここでまた禅問答がはじまり、ついに「周りの空間がLINESを作っている」ということに気づくジョブズ。
つまり・・・これが「間」?それだけ?
そんな簡単なこと、なんで教えてくれなかったんだよ!
瞑想はなんだったんだよ!
イラつくジョブズに弘文は「頭で考えてもダメなんだって。」
アップルの社屋デザイン、製品のデザインに禅がいかされていることを示唆しながら、ジョブズが弘文のことを尊敬し慕っている姿を見せながら、最終的には、本当にわかりあえたわけではないことを感じさせるストーリー。
ジョブズの完璧主義は、禅と相容れない部分があるようだ。
そんなことがわかる面白い本だった。
ここに描かれている禅は、アメリカ人が理解する「禅」なのだろうと評している人もいた。なるほど、そうなのかもしれない。
禅を英語で表現するのって、そもそも難しいのではないだろうか、ということも思った。
Forbsで一部読むことができる。
amazonでの購入はこちら。
↓
ちなみに、私は何故か間違えてこの本を同時に2冊買ってしまった。
興味のある方にさしあげたいので、欲しい方はご連絡ください。英語版です。
ま、コミックなら何とかなるでしょ、というのもあって。
英語でどんな表現がされているのかにも興味があったし。
しかし・・・
私の語学力ではけっこう難しかった。
ジョブズと弘文氏が禅問答(公案)のようなやりとりをしており、たぶん日本語でも混乱するのだろうが、英語だとさらに混乱するのだ。
たとえば、
あの木にはブッダの自然があるか?
ある。
あの看板には?
ない。
あのビルは?
・・・
などというやりとりをしたあと、ジョブズが”SO AM I RIGHT?”と聞くと、弘文は”ASK ME AN ANSWER."と答える。
ジョブズは”WHAT ARE YOU TALKING ABOUT?!”と混乱する。
なんとなくわかるけど・・・この場合の”ASK ME AN ANSWER."ってどういうことなのだろうと私も混乱するのであった。
ストーリーの象徴的部分を紹介してみよう。
ジョブズは美しいデザインのコンピューターを作るため「間」について学びたいと弘文に言うが、弘文はなかなか教えてくれない。
無について知らなければならないと言って一緒に坐禅を組み、書道を教える。
「誤」という字を書いてみせ(書き順がめちゃくちゃである)、ジョブズにもやらせる。
ジョブズの書いた「誤」はすごく汚い。
KOBUN:WHAT DO YOU SEE ON THE PAPER?
JOBS:WELL,THE CARACTER.
KOBUN:AND WHAT IS THE CARACTER MADE OF?
JOBS:LINE.
KOBUN:AND WHAT MAKES THEM LINES?
JOBS:ARE YOU SERIOUS?
KOBUN:TODAY,THERE IS NO BULLSHIT.
JOBS:THEY'RE MADE WITH A BRUSH,ON PAPER.
KOBUN:WE SHOULD MEDITATE. I DON'T KNOW WHERE YOUR HEAD IS.
そして坐禅を組み、瞑想。
ここでまた禅問答がはじまり、ついに「周りの空間がLINESを作っている」ということに気づくジョブズ。
つまり・・・これが「間」?それだけ?
そんな簡単なこと、なんで教えてくれなかったんだよ!
瞑想はなんだったんだよ!
イラつくジョブズに弘文は「頭で考えてもダメなんだって。」
アップルの社屋デザイン、製品のデザインに禅がいかされていることを示唆しながら、ジョブズが弘文のことを尊敬し慕っている姿を見せながら、最終的には、本当にわかりあえたわけではないことを感じさせるストーリー。
ジョブズの完璧主義は、禅と相容れない部分があるようだ。
そんなことがわかる面白い本だった。
ここに描かれている禅は、アメリカ人が理解する「禅」なのだろうと評している人もいた。なるほど、そうなのかもしれない。
禅を英語で表現するのって、そもそも難しいのではないだろうか、ということも思った。
Forbsで一部読むことができる。
amazonでの購入はこちら。
↓
ちなみに、私は何故か間違えてこの本を同時に2冊買ってしまった。
興味のある方にさしあげたいので、欲しい方はご連絡ください。英語版です。