「内向型人間のための」っていうのがいいですよね。
以前当ブログのインタビューにもお応えくださったことのある、望月実さんの新刊です。
インタビュー☆望月実先生(公認会計士、ビジネス書著者)(2008年10月1日)
外向型人間が多いイメージのアメリカで、現在『内向型人間の時代---社会を変える静かな人の力』(スーザン・ケイン)という本がミリオンセラーになっているそうです。
アメリカでは外向型でなければ成功できないというプレッシャーがあって、実は多くの人が「外向型のふり」をしているのだとか・・・。
私はこの本は未読ですが、たまたまTEDでのプレゼンを見たことがありました(テレビで)。
とても興味深いプレゼンです。
私自身、本質的に内向型人間で、子どもの頃はとくに生きづらさを感じていました。スーザンが話しているように、1人で黙々と遊んでいるような子は「変わった子」と思われますし(笑)
いや、まぁ、本人はたいして気にしていないんですが、親はものすごく気にしていましたね。
さてさて、
望月さん自身、内向型人間とのことで、『内向型人間のための伝える技術』では、さまざまな体験から得た学びをわかりやすい形にして教えてくれています。
コミュニケーション術、ロジカルシンキング、パラグラフライティング、話し方、企画の作り方など。
すごく勉強になりました。
望月さんは、自分を冷静に客観的に分析したうえで、よい変化を起こすために行動をしているし、積極的に周囲からフィードバックを得ようとしているところがすごい。
内向型の強みや良さを発揮しているんです。
私はつい「外向型のふり」をしようとするだけで、でもうまくいかないと「やっぱり私ってダメ」とか思って逃げるという・・・。反省しました。
とくに勉強になったのはロジカルな伝え方のあたりです。
私もライター・コピーライターとして、「ロジカルに伝える」というのは重視しています。
というか、ロジカルであることは前提みたいなものです。
とくに文章にすると、「論理的に筋が通っているかどうか」というのは読み手にすぐにわかってしまいます。
おしゃべりならいいんですが、文字にしたとたんに、「あれ?ここ矛盾しているよね?」っていうのが気になってくるんですよね。
だから、取材して原稿にするときも、話者の論理を追うことに意識が向きます。話を聞いているときはよかったけど、いざ原稿にしようとしたら論理がメチャクチャで書けないってことになったら困るからです。
だから前提ではあるんですけど、ロジカルだからいいってものじゃないところが難しい。
「そりゃあ論理的にはそうなるでしょうけど、面白くないよね」
っていうこともよくあるのです・・・。
望月さんは、ご自身の経験からこのように言っています。
大切なのは、相手がどのような情報を求めているのか、ということです。
知りたくもないことをロジカルに言われても、「言っていることはわかるけどね」っていうことになるんですね。
ということは、まず「どうしてこれはこうなったの?その秘密を知りたい!」と思ってもらわなければいけない。
知りたい状態の相手に対して、ロジカルに説明したときにはじめて「なんてわかりやすいんだ!」と思ってもらえるわけです。
内向型人間にとって、理屈や論理をこねるのは苦ではないので(笑)、つい「こんなに論理的なのに何故わかってもらえないのか」と考えてしまうこともありますが、相手の状態を考えるっていうのがもっと前提だったんですね。
ふむー。
あ、あと、自分ではロジカルだと思っているけれど、実は抜けがたくさんあるっていうのもよくあることで、そのへんも本書では教えてくれています。
ロジックツリーの精度を上げていくことが、ロジカルシンキングの能力を上げることに直結すると。
そのほか、読書メモです。
↓
本書で教えてくださっているようなことを、生放送でお聞きする機会を設けました☆
はい、次回のイカスヒトTVです!
内向型の皆さん、伝える技術を知りたい皆さん、望月ファンの皆さん、ぜひご参加くださいませ。
イカスヒトTV Vol.42 内向型の伝える技術
2月6日(木)20:00〜21:00 生放送
ゲスト:望月実さん
http://www.ustream.tv/channel/ikasuhito
私はこの本は未読ですが、たまたまTEDでのプレゼンを見たことがありました(テレビで)。
とても興味深いプレゼンです。
私自身、本質的に内向型人間で、子どもの頃はとくに生きづらさを感じていました。スーザンが話しているように、1人で黙々と遊んでいるような子は「変わった子」と思われますし(笑)
いや、まぁ、本人はたいして気にしていないんですが、親はものすごく気にしていましたね。
さてさて、
望月さん自身、内向型人間とのことで、『内向型人間のための伝える技術』では、さまざまな体験から得た学びをわかりやすい形にして教えてくれています。
コミュニケーション術、ロジカルシンキング、パラグラフライティング、話し方、企画の作り方など。
すごく勉強になりました。
望月さんは、自分を冷静に客観的に分析したうえで、よい変化を起こすために行動をしているし、積極的に周囲からフィードバックを得ようとしているところがすごい。
内向型の強みや良さを発揮しているんです。
私はつい「外向型のふり」をしようとするだけで、でもうまくいかないと「やっぱり私ってダメ」とか思って逃げるという・・・。反省しました。
とくに勉強になったのはロジカルな伝え方のあたりです。
私もライター・コピーライターとして、「ロジカルに伝える」というのは重視しています。
というか、ロジカルであることは前提みたいなものです。
とくに文章にすると、「論理的に筋が通っているかどうか」というのは読み手にすぐにわかってしまいます。
おしゃべりならいいんですが、文字にしたとたんに、「あれ?ここ矛盾しているよね?」っていうのが気になってくるんですよね。
だから、取材して原稿にするときも、話者の論理を追うことに意識が向きます。話を聞いているときはよかったけど、いざ原稿にしようとしたら論理がメチャクチャで書けないってことになったら困るからです。
だから前提ではあるんですけど、ロジカルだからいいってものじゃないところが難しい。
「そりゃあ論理的にはそうなるでしょうけど、面白くないよね」
っていうこともよくあるのです・・・。
望月さんは、ご自身の経験からこのように言っています。
同じように話をしても、相手の見方によって「机上の空論」にも「ロジカル」にもなる、というのがロジカルシンキングの本質だと感じました。
大切なのは、相手がどのような情報を求めているのか、ということです。
相手の説明をロジカルと感じるのは「自分が知りたいと思っていることを、分かりやすく説明された時だけ」です。
知りたくもないことをロジカルに言われても、「言っていることはわかるけどね」っていうことになるんですね。
ということは、まず「どうしてこれはこうなったの?その秘密を知りたい!」と思ってもらわなければいけない。
知りたい状態の相手に対して、ロジカルに説明したときにはじめて「なんてわかりやすいんだ!」と思ってもらえるわけです。
内向型人間にとって、理屈や論理をこねるのは苦ではないので(笑)、つい「こんなに論理的なのに何故わかってもらえないのか」と考えてしまうこともありますが、相手の状態を考えるっていうのがもっと前提だったんですね。
ふむー。
あ、あと、自分ではロジカルだと思っているけれど、実は抜けがたくさんあるっていうのもよくあることで、そのへんも本書では教えてくれています。
ロジックツリーの精度を上げていくことが、ロジカルシンキングの能力を上げることに直結すると。
そのほか、読書メモです。
↓
■コミュニケーションの満足度を上げるために大切なことは、「相手が必要としている情報」を「相手が受取りやすい形」で伝えることです。
■論理的な文章を書くときのポイントも同じで、「余分な文章を削除すること」「読みやすい順番に並べ替えること」の2つです。
■ものごとをうまく説明するためには、分かりやすい対比を作ることが大切です。
■悩みについての答えは、大きく分けると、現実的な視点、本質的な視点、勇気づけるという視点の3つになり、このすべての視点を満たさないと多くの参加者を満足させるのは難しくなります。
■いただいたアドバイスはすべて感謝の気持ちで受け取りながら、自分の中にストックをしておき、自分のステージに合わせて使うことが大切だと思います。
■個を確立して生きていくためには、自分の考えを相手に伝えながら、相手とうまくやっていくという高度なコミュニケーション能力を必要とします。
本書で教えてくださっているようなことを、生放送でお聞きする機会を設けました☆
はい、次回のイカスヒトTVです!
内向型の皆さん、伝える技術を知りたい皆さん、望月ファンの皆さん、ぜひご参加くださいませ。
イカスヒトTV Vol.42 内向型の伝える技術
2月6日(木)20:00〜21:00 生放送
ゲスト:望月実さん
http://www.ustream.tv/channel/ikasuhito