フォレスト出版さんに以前いただいたまま、ツンドクになっておりました・・・。
私ったら、何故もっと早く読まなかったのか!バカバカ!本気で叩いてやりたい!
これ、広告宣伝をやっている人、セールスライティングをやっている人必読の書です!
まず、このタイトルの秘密から。
12人の漁師たちを最高のマーケターにするって、何のことを言っているんだと思いますか?
そうなんです、イエス・キリストです。
1925年に、イエス・キリストこそ現代ビジネスの創始者だと主張する『誰も知らない男』という本を書いたのが、ブルース・バートンという男。
誰もが知っているイエス・キリストのことを、本当は誰も知らないのだということを示唆するタイトルです。
『誰も知らない男』はベストセラーになりました。
ブルース・バートンは、『誰も知らない男』をはじめとする多くのベストセラー著者であり、名コピーライターで、今も現存する大きな広告会社BBDOの社長であり、慈善事業家でした。当時のアメリカでものすごく影響力のあった人なのです。
ところが、今ブルース・バートンはあまり知られていません。
それを残念に思ったジョー・ヴィタリーが、ブルース・バートンが残した数々の広告や書物、手紙等を詳細に調べ、バートン自身の成功の秘密をまとめたのが本書です。
その秘密とは・・・
今のビジネス、広告宣伝にじゅうぶん使えるばかりか、小手先のテクニックではない本質的なことが語られており、目が開かされます。
たとえば「5 信なくば語るなかれ」。
バートンの書く広告は当時のほかの誰よりも「誠実」だったそうです。
バートン自身が心からいいと思った商品を、誠実に伝えていたのです。
有名なコピーライター、ジョン・ケープルズはバートンのことをこう言っています。
「バートンはどの書き手でも絶対に持たねばならない三つの資質を持っていた。一つ、誠実さ。二つ、誠実さ。三つ、誠実さ、だ」
そして、バートンの誠実さが伝わるダイレクトメール全文が載っています。
これはなんと反応率100%のダイレクトメールです。
大学への献金を要請する手紙を24人に送り、24人がその要請に応じ、3万ドルも集めることができたのです。
私は本書で初めて読みましたが、現在までに書かれたものの中で最も強く人の心を動かし、行動を促したものの一つとして知られているそうです。
その見事な手紙を全文ここに載せるわけにはいきませんが(9ページ分あります)・・・
非常に学びが多いです。上に挙げた7つの秘密が体現されていることがわかります。
ストーリーテリングの巧みさも見事です。
これからの広告にも活かせるところが必ずあると思います。
さらに本書の巻末では、著者のヴィタリーと、インフォマーケターのクレイグ・ペリンが対談でバートンのこの手紙を分析しています。バートンのテクニックを丸裸にするように。
これによって、ちょっと読んだだけでは気づかない、細部に込められた意味も理解することができるんです。
だから、かなり実践的でもあると言えるでしょう。
先に挙げた7つの秘密は、手帳などいつも目につくところに貼っておきたいくらいです。
ということで、セールスライティングをする人の必読の書!
おすすめします。
12人の漁師たちを最高のマーケターにするって、何のことを言っているんだと思いますか?
そうなんです、イエス・キリストです。
1925年に、イエス・キリストこそ現代ビジネスの創始者だと主張する『誰も知らない男』という本を書いたのが、ブルース・バートンという男。
誰もが知っているイエス・キリストのことを、本当は誰も知らないのだということを示唆するタイトルです。
『誰も知らない男』はベストセラーになりました。
ブルース・バートンは、『誰も知らない男』をはじめとする多くのベストセラー著者であり、名コピーライターで、今も現存する大きな広告会社BBDOの社長であり、慈善事業家でした。当時のアメリカでものすごく影響力のあった人なのです。
ところが、今ブルース・バートンはあまり知られていません。
それを残念に思ったジョー・ヴィタリーが、ブルース・バートンが残した数々の広告や書物、手紙等を詳細に調べ、バートン自身の成功の秘密をまとめたのが本書です。
その秘密とは・・・
1 汝のビジネスの新しい面を人々に見せよ
2 業界の「神」になれ
3 寓話とともに語れ
4 彼らに挑みかかれ
5 信なくば語るなかれ
6 汝自身を与えよ
7 汝の武器を磨きつづけよ
今のビジネス、広告宣伝にじゅうぶん使えるばかりか、小手先のテクニックではない本質的なことが語られており、目が開かされます。
たとえば「5 信なくば語るなかれ」。
バートンの書く広告は当時のほかの誰よりも「誠実」だったそうです。
バートン自身が心からいいと思った商品を、誠実に伝えていたのです。
有名なコピーライター、ジョン・ケープルズはバートンのことをこう言っています。
「バートンはどの書き手でも絶対に持たねばならない三つの資質を持っていた。一つ、誠実さ。二つ、誠実さ。三つ、誠実さ、だ」
誠実であることを貫いたバートンの秘密は、人が物を買うか買わないかは、売り手が誠実であるように見えるか否かで決まるということだ。
誠実であるように装うことはできるかもしれない。しかし、そんな小細工をするよりももっといい方法がある。
作家のクライド・ベデルは1940年に出た『売れる広告を書く法』で、「誠実に見せるために一番いい方法は、本当に誠実であることである。心から誠実であろうと思わずにスキルだけ駆使してもそれはうまくいかない」と書いている。
そして、バートンの誠実さが伝わるダイレクトメール全文が載っています。
これはなんと反応率100%のダイレクトメールです。
大学への献金を要請する手紙を24人に送り、24人がその要請に応じ、3万ドルも集めることができたのです。
私は本書で初めて読みましたが、現在までに書かれたものの中で最も強く人の心を動かし、行動を促したものの一つとして知られているそうです。
その見事な手紙を全文ここに載せるわけにはいきませんが(9ページ分あります)・・・
非常に学びが多いです。上に挙げた7つの秘密が体現されていることがわかります。
ストーリーテリングの巧みさも見事です。
これからの広告にも活かせるところが必ずあると思います。
さらに本書の巻末では、著者のヴィタリーと、インフォマーケターのクレイグ・ペリンが対談でバートンのこの手紙を分析しています。バートンのテクニックを丸裸にするように。
これによって、ちょっと読んだだけでは気づかない、細部に込められた意味も理解することができるんです。
だから、かなり実践的でもあると言えるでしょう。
先に挙げた7つの秘密は、手帳などいつも目につくところに貼っておきたいくらいです。
ということで、セールスライティングをする人の必読の書!
おすすめします。