著者本人です。
基本的にはね。
ブックライターの仕事をしていると、ときどき「私も本を出したいのでお願いします」という方がいらっしゃるのです。
ぜひぜひ、一緒に本を作りましょう!と言いたいところですが、まずは企画書です。
本作りがスタートするのは、出版社の企画会議で通ってからです。その会議にのせてもらえるように、とにかく企画書がなければ話が始まらないのです!
ブックライターが入るのは、企画書が通ってから
たまに、企画書を書いたことがないという著者さんもいます。
「この人の本を出したい!」と思った編集者がアプローチした場合、編集者のほうで企画書を作るんですね。(企画書作成を著者にお願いする場合もあり)
で、こんな企画でどうですか?って著者に聞いて、OKだったら社内の会議に持っていくのです。
いずれにしても、ブックライターが企画書を作るっていうのはあまり多くありません。
(私が関わった約40冊の本で、私が企画書を作成したのは5冊程度です)
基本的には、企画が通ったあとの段階から本作りへの関わりがスタートします。
私への依頼で最も多いのは、「今度どこどこ出版社で本を出すことになったのだけど、ライターで入ってくれませんか?会議で通った企画書を送りますね」というもの。
著者からです。(編集者からのこともあります)
著者が自分で企画を作り、あるいは編集者から依頼があって、すでに出版社内でGOが出ているのです。
経験が長く人脈豊富なライターは、著者を見つけて代わりに企画書を書き、出版社に持っていくっていうこともあるでしょうが・・・
これはこれで別の能力が必要になってきます。
出版社とのマッチングが難しい
私は以前、「本を出したい」という相談を受けたとき、私のほうで企画書を作成し、知り合いの編集者に紹介したりすることがありました。
でも、これがあまりいい結果をもたらさないことがわかり、最近はやっていません。
そのときは何とかしてあげたいなという気持ちで、企画料はもらわずにやっていたのですが、そう甘いもんではありませんでした・・・。
一番の問題は、「紹介」です。
企画を練り直す間に、本を出したい人の情熱が冷めてしまったり、紹介されたほうの編集者も困ってしまうことが多く。
企画書はチョイチョイっとできるようなものではなく、紹介もホイホイっとできるようなものではないのです(;´Д`)
企画を売り込むプロは別に存在しています。
出版プロデューサーとか、出版エージェントとかいう人です。
今は、「本を出したい」という相談を受けた場合、こういった方を紹介するか、「ぜひ関わりたいな」と思った場合のみ私のほうでフィーをもらって企画書をお手伝いし、出版社への営業はエージェントさんにお願いしています。
エージェントさんは、「この企画ならどの出版社がいい」っていうのを知っています。
実はこのマッチングが非常に大事です。
すごく売れた本でも、最初は何社も断られたっていう話を聞いたことがありませんか?
出版社によって、テーマの得意不得意がありますし、企画に興味を持つ人やタイミングが合っているかどうかで、通るかどうかが変わるのです。
1、2社断られても、企画自体が箸にも棒にもかからないわけではなく、単に出版社と合っていなかっただけかもしれません。
エージェントさんは、「じゃあ、次はここ」とメゲずに企画を持って行ってくれます。
だから企画が通り、うまくいくのです。
もちろん、企画がダメならダメですが・・・。エージェントさんが出版社にあたる前に、企画はしっかり作り込みます。私がときどき組んでいるエージェントは、「これならいけるだろう」と思える企画のみ扱っていますから、9割通しています。
そんなことをわかったうえで、本を出したい方はまず企画書を作成しましょう!
つづく。
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【ブックライティング】2.ブックライターはゴーストライターではない、のか
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本作りがスタートするのは、出版社の企画会議で通ってからです。その会議にのせてもらえるように、とにかく企画書がなければ話が始まらないのです!
ブックライターが入るのは、企画書が通ってから
たまに、企画書を書いたことがないという著者さんもいます。
「この人の本を出したい!」と思った編集者がアプローチした場合、編集者のほうで企画書を作るんですね。(企画書作成を著者にお願いする場合もあり)
で、こんな企画でどうですか?って著者に聞いて、OKだったら社内の会議に持っていくのです。
いずれにしても、ブックライターが企画書を作るっていうのはあまり多くありません。
(私が関わった約40冊の本で、私が企画書を作成したのは5冊程度です)
基本的には、企画が通ったあとの段階から本作りへの関わりがスタートします。
私への依頼で最も多いのは、「今度どこどこ出版社で本を出すことになったのだけど、ライターで入ってくれませんか?会議で通った企画書を送りますね」というもの。
著者からです。(編集者からのこともあります)
著者が自分で企画を作り、あるいは編集者から依頼があって、すでに出版社内でGOが出ているのです。
経験が長く人脈豊富なライターは、著者を見つけて代わりに企画書を書き、出版社に持っていくっていうこともあるでしょうが・・・
これはこれで別の能力が必要になってきます。
出版社とのマッチングが難しい
私は以前、「本を出したい」という相談を受けたとき、私のほうで企画書を作成し、知り合いの編集者に紹介したりすることがありました。
でも、これがあまりいい結果をもたらさないことがわかり、最近はやっていません。
そのときは何とかしてあげたいなという気持ちで、企画料はもらわずにやっていたのですが、そう甘いもんではありませんでした・・・。
一番の問題は、「紹介」です。
企画を練り直す間に、本を出したい人の情熱が冷めてしまったり、紹介されたほうの編集者も困ってしまうことが多く。
企画書はチョイチョイっとできるようなものではなく、紹介もホイホイっとできるようなものではないのです(;´Д`)
企画を売り込むプロは別に存在しています。
出版プロデューサーとか、出版エージェントとかいう人です。
今は、「本を出したい」という相談を受けた場合、こういった方を紹介するか、「ぜひ関わりたいな」と思った場合のみ私のほうでフィーをもらって企画書をお手伝いし、出版社への営業はエージェントさんにお願いしています。
エージェントさんは、「この企画ならどの出版社がいい」っていうのを知っています。
実はこのマッチングが非常に大事です。
すごく売れた本でも、最初は何社も断られたっていう話を聞いたことがありませんか?
出版社によって、テーマの得意不得意がありますし、企画に興味を持つ人やタイミングが合っているかどうかで、通るかどうかが変わるのです。
1、2社断られても、企画自体が箸にも棒にもかからないわけではなく、単に出版社と合っていなかっただけかもしれません。
エージェントさんは、「じゃあ、次はここ」とメゲずに企画を持って行ってくれます。
だから企画が通り、うまくいくのです。
もちろん、企画がダメならダメですが・・・。エージェントさんが出版社にあたる前に、企画はしっかり作り込みます。私がときどき組んでいるエージェントは、「これならいけるだろう」と思える企画のみ扱っていますから、9割通しています。
そんなことをわかったうえで、本を出したい方はまず企画書を作成しましょう!
つづく。
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