今日で30週目も終わり。いよいよあと2ヶ月です。

お腹の子は最近とてもよく動きます。

ポコポコ、モゾモゾ。目で見てもわかるくらい、お腹のかたちが変わります。

いまが一番、胎動が激しい時期であるようです。

しゃっくりも多くて、一日に2〜3回はやっています。

最初はびっくりしたけれど、肺呼吸の練習なんですね。ヒクッヒクッと定期的に動くんです。


私は「マタニティーブルー」のようなものにはならず、基本的には「よっしゃ、どんな子でも来い!任せとけ」「人生最大の痛みだろうがなんだろうが、かかってこい」みたいな気分でいるのですが、
毎朝、起きるたびに「死んじゃっていたらどうしよう」という不安があります。

安定期に入ってからも、30週を越えてからも、臍の緒が絡まって死んじゃった、胎動がないなと思って病院に行ったら心臓が止まっていた・・・そんな話はネット上でもたくさん見かけます。

マタニティクラスでも、先生が言っていました。

そういうことはある。どうしようもない、と。

助けたくても、外からわからないし、どうすることもできないのです。


「朝目覚めたら、死んじゃっていたらどうしよう」は、妊娠がわかったときから続いていて、病院に行ったら「あれ?いなくなっちゃったな」と言われる夢とか、さんざん見ました。

だから、朝お腹に手をあてて、ポコっと胎動が感じられたときは心底ホっとします。

「ああよかった。今日も生きてくれている」

嬉しくてダンナにも報告します。「ひなちゃん生きてるよ」

毎日毎日、生きてくれていることに感謝です。

胎動は幸せのサイン。ありがたいなぁと思う。


本当は、自分も含めすべての人が「今日も生きている。ありがとう」なのかもなぁーと、思ったりしました。





いま、これ読んでます。芥川賞作家・川上未映子の出産・育児エッセイ。心理描写が繊細で、さすがだなぁー。面白いです。

きみは赤ちゃん
川上 未映子
文藝春秋
2014-07-09