ポストホリエモン時代のベンチャー社長16人に田原総一朗が斬り込む!という対談集。
「プレジデント」誌の連載「新しい日本の力」をまとめたものであるようです。
巻末にはホリエモンとの対談もありました。田原総一朗さん、ホリエモンとすごく仲がいいのですねぇ。いまのベンチャー社長との対談でも、頻繁に「堀江は〜」と話題に出てきていました。
「ポストホリエモン時代」なんて名づけられちゃっているくらいですから、ホリエモンの影響力、インパクトがいかにすごかったのか改めて感じます。
「プレジデント」誌の連載「新しい日本の力」をまとめたものであるようです。
巻末にはホリエモンとの対談もありました。田原総一朗さん、ホリエモンとすごく仲がいいのですねぇ。いまのベンチャー社長との対談でも、頻繁に「堀江は〜」と話題に出てきていました。
「ポストホリエモン時代」なんて名づけられちゃっているくらいですから、ホリエモンの影響力、インパクトがいかにすごかったのか改めて感じます。
本書に登場している「若手起業家」とは、以下のとおり。
ネオヒルズ族じゃなくてよかったです。
「ポストホリエモン」といっても、世代で明確に区切れるわけではないようですね。
ホリエモンは1972年生まれ。
ディー・エヌ・エーの守安社長やサイバーエージェントの藤田社長は1973年生まれだし、ホリエモンと年が近い人もけっこういます。LINEの森川社長にいたっては1967年生まれ・・・。年上です。
e-エデュケーションの税所さんは1989年生まれですので、年齢の幅はけっこうあります。
田原総一朗曰く
他に違う点として
・いきなり会社を興すのでなく、まず就職してスキルを身につけてから事業を起こす。
・ROEよりソーシャルインパクト重視
を挙げています。
なんていうか・・・
ものすごい簡単なたとえで恐縮ですけど、好き放題やって親に目をつけられ、やりにくくなってしまった長男を冷静に見ていた次男は、もうちょっとうまくやる、みたいな。
発想も熱意も負けず劣らずあるのだけれど、それを長男みたいにドカーンとぶつけていくのでなくて、もうちょっとスマートなやり方でやる。
で、「儲ける」こと自体に夢はあまり感じないので、それよりも社会にどれだけいい影響を与えられるかのほうを重視しているっていう、そんなイメージのベンチャー社長たちが「ポストホリエモン時代」の起業家なんですね。
(サイバーエージェントの藤田社長なんかは、ポストじゃなくてホリエモン時代の起業家ではないかと思いますが、ホリエモンよりちょっとお行儀がいいみたい・・・)
フローレンスの駒崎さんは「社会をDISる(批判する)ことに限界を感じている」と言っていました。
昔は体制が強かったから、その力強い体制が悪いことをしていて、その悪に対して正義の市民が火炎瓶を投げるという構図があった。でも、いまは悪がいない。DISるよりも自分たちで解を見つけて提示していくほうがいい。
駒崎さんは「政治に答えがないなら、僕らがアイデアを出して、実際にやってみせて、パクらせればいい」といって、実際におうち保育園や寄付税制のアイデアを提供しています。
国にパクらせるっていう発想、すごいですよね。そうやって社会を動かしていくと。
そんな駒崎さんは、ポストホリエモン時代の代表的な社会起業家であるわけだけど、もちろん、みんながそういう考えであるわけではなく、一人ひとり違います。
(私はチームラボの猪子さんが大好きですが、猪子さんは日本を見放した発言をしているしw)
面白かったですねー。この対談集。
田原総一朗の口調が目に浮かびます。対談相手によってやたら厳しかったりもして(笑)、そんなのも楽しく読みました。
「僕は違うと思う」「真剣に聞いているんだから、真剣に答えてよ」と言ったりとか。リブセンスの村上社長に「そのうち事業に飽きちゃって、宗教に行くんじゃない?」と聞いたりとか(笑)。
いやー私にはできないな、この斬り込み方。
自分と相手を対立させつつ、深堀りしていくって相当難しいよなぁ・・・
などと思いました。
そんなことも含めて面白く読みましたので、ご紹介しました☆
素晴らしい起業家の皆さんの話に、「日本も捨てたもんじゃないぞ!」っていう気分にもなります^^
LINE社長 森川亮
スタートトゥデイ 前澤友作
チームラボ代表 猪子寿之
ユーグレナ社長 出雲充
フローレンス代表 駒崎弘樹
マザーハウス社長 山口絵里子
e-エデュケーション代表 税所篤快
ライフネット生命社長 岩瀬大輔
リブセンス社長 村上太一
テラモーターズ社長 徳重徹
inovation社長 岡崎富夢
リビング・イン・ピース代表 慎泰俊
ティーチ・フォー・ジャパン代表 松田悠介
ベレフェクト代表 太田彩子
ディー・エヌ・エー社長 守安功
サイバーエージェント社長 藤田晋
ネオヒルズ族じゃなくてよかったです。
「ポストホリエモン」といっても、世代で明確に区切れるわけではないようですね。
ホリエモンは1972年生まれ。
ディー・エヌ・エーの守安社長やサイバーエージェントの藤田社長は1973年生まれだし、ホリエモンと年が近い人もけっこういます。LINEの森川社長にいたっては1967年生まれ・・・。年上です。
e-エデュケーションの税所さんは1989年生まれですので、年齢の幅はけっこうあります。
田原総一朗曰く
ポスト・ホリエモンの起業家たちは、堀江と明らかに違う点がいくつかある。堀江はアイデアがなく硬直しきった社会に、鮮烈なる発想で切り込んでいった。これまでの常識をものともしないやり方は、荒々しく、もっといえば行儀が悪く、結果的には検察に悪と判断されて実刑を食らってしまった。
しかしポスト・ホリエモンの起業家に、おとなたちを挑発するような荒々しさはない。乱暴な言葉遣いはしないし、物腰もやわらかだ。
他に違う点として
・いきなり会社を興すのでなく、まず就職してスキルを身につけてから事業を起こす。
・ROEよりソーシャルインパクト重視
を挙げています。
なんていうか・・・
ものすごい簡単なたとえで恐縮ですけど、好き放題やって親に目をつけられ、やりにくくなってしまった長男を冷静に見ていた次男は、もうちょっとうまくやる、みたいな。
発想も熱意も負けず劣らずあるのだけれど、それを長男みたいにドカーンとぶつけていくのでなくて、もうちょっとスマートなやり方でやる。
で、「儲ける」こと自体に夢はあまり感じないので、それよりも社会にどれだけいい影響を与えられるかのほうを重視しているっていう、そんなイメージのベンチャー社長たちが「ポストホリエモン時代」の起業家なんですね。
(サイバーエージェントの藤田社長なんかは、ポストじゃなくてホリエモン時代の起業家ではないかと思いますが、ホリエモンよりちょっとお行儀がいいみたい・・・)
フローレンスの駒崎さんは「社会をDISる(批判する)ことに限界を感じている」と言っていました。
昔は体制が強かったから、その力強い体制が悪いことをしていて、その悪に対して正義の市民が火炎瓶を投げるという構図があった。でも、いまは悪がいない。DISるよりも自分たちで解を見つけて提示していくほうがいい。
駒崎さんは「政治に答えがないなら、僕らがアイデアを出して、実際にやってみせて、パクらせればいい」といって、実際におうち保育園や寄付税制のアイデアを提供しています。
国にパクらせるっていう発想、すごいですよね。そうやって社会を動かしていくと。
そんな駒崎さんは、ポストホリエモン時代の代表的な社会起業家であるわけだけど、もちろん、みんながそういう考えであるわけではなく、一人ひとり違います。
(私はチームラボの猪子さんが大好きですが、猪子さんは日本を見放した発言をしているしw)
面白かったですねー。この対談集。
田原総一朗の口調が目に浮かびます。対談相手によってやたら厳しかったりもして(笑)、そんなのも楽しく読みました。
「僕は違うと思う」「真剣に聞いているんだから、真剣に答えてよ」と言ったりとか。リブセンスの村上社長に「そのうち事業に飽きちゃって、宗教に行くんじゃない?」と聞いたりとか(笑)。
いやー私にはできないな、この斬り込み方。
自分と相手を対立させつつ、深堀りしていくって相当難しいよなぁ・・・
などと思いました。
そんなことも含めて面白く読みましたので、ご紹介しました☆
素晴らしい起業家の皆さんの話に、「日本も捨てたもんじゃないぞ!」っていう気分にもなります^^