私がインフルエンザのためカイの入院に付き添えなくなってしまい、カイはミルクで過ごすことになりました。

搾乳した母乳を何回か届けたのですが、絞れた量が少ないので、その割合は10%にも満たないくらい・・・。

あとから記録を見ると、カイはミルクを1日5〜6回、それぞれ130〜200mlほど飲んでいたようです。
入院中は、母乳にしてもミルクにしても、どのくらいの量を飲んでいるかすべて記録することになっていました。

母乳の場合は、飲む前と飲んだ後の体重をはかり、その差を書きます。それほど正確に出るわけではないのでしょうが、まぁ目安ですね。

母乳って、実際どのくらい飲んでいるのかよくわからないじゃないですか。

飲みながら暴れたり、口を離して怒ったような声を出すときは、「きっと、あまり出てないから怒っているんだな・・・」と思っていました。

しかし。

その逆で、出過ぎて「もういらないよ!」と言っている場合もあるようです。

20150216哺乳瓶
フォトマテリアル


つらい断乳生活にたった2日で音をあげた私は、先生に相談して、授乳面会を許してもらいました。マスクをして周りにうつさないよう十分注意し、授乳だけしてすぐに帰るという約束で。


「カイちゃん助けて・・・」

滞在時間は30分ほどでしたが、カイの元気そうな顔を見ることができてホっとすると同時に、胸の張りやしこりがとれ、ものすごくラクになりました。

ただ、飲みながら暴れるので、授乳自体いつもより短時間で終わらせたんです。
「ミルクと違って、あまり出ないから怒っているのかな・・・」と思いました。

搾乳では1回あたり100mlくらいが限界でしたから、200mlのミルクをごくごく飲むのに慣れたカイは「出てこないよ!」と言っているのではないかと。



そして、記録のためカイの体重をはかってみると・・・
300グラムも増えていました。

え、そんなに飲んだの!?
びっくりしました。暴れたのは、「もういい!」っていうことだったのか。

*正確には違うのでしょうが、母乳は1ml=1gとして産院で計算していたので、ここでもそのように考えました。


そういえば・・・と、入院初日の記録を見返してみると、夜の授乳1回で360グラムも体重が増えていました。
当時はそれどころじゃなかったので、あまりよく考えなかったのですが。
看護師さんに「夜によく飲む子なんですね」と言われたのを思い出しました。

逆に、昼間はたっぷり時間をとって飲んでいても、体重は20グラムしか増えてなかったりします。ゼロのこともありました。まさかの、増減なし。え、何それ、飲むフリしてたの?
飲み終わったときの顔はとても満足気だし、「よく飲んでるなぁ」と思っていたんだけど・・・!

ミルクは3時間おきにわりとコンスタントに量を飲むのに、母乳ってものすごいムラがあるんですね。

1回あたり0〜360って。そんなに差があるとは思いませんでした。

それは、ママが食べたものや体調によって味・出方が変わるからというのもあるのでしょう。もともと、夜のほうが出やすいというのもあるかもしれません。


ほかにも、びっくりしたことがあります。

私がインフルエンザから回復し、入院の付き添いに復帰して最初のおむつ替えのときです。

く・・・くさい!!

ウンチが臭くて驚きました。

これまでヨーグルトの匂いだったウンチが、大人のに近い臭いになってました。粘度も高く、オムツから漏れにくい感じ。
母乳のウンチは、水みたいでしょっちゅう漏れるんです・・・

このあとはまた母乳に戻ったので、漏れやすいヨーグルトウンチに戻りました。


あと違いといえば、パパ曰く「ミルクを飲み終わったときの顔が、母乳のときと違う」そうです。

母乳のときは、飲み終わって「むにゃむにゃ・・・余は満足じゃ・・・」とでもいうような恍惚とした表情になるのですが、ミルクではそうならない。普通の顔だそうですw
かといって、ご機嫌が悪くなったりはしません。むしろお腹いっぱいで機嫌よくニコニコ過ごしていたようです。母乳だとまたすぐにお腹がすいちゃうんですよね。


母乳とミルクって、こんなにいろいろ違うんだなぁーと実感したできごとでした。



つづく。


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