1000部でとりあえず「売れている本」という話をしました。
とりあえずと言ったのは、
●電子書籍の場合、値段の自由度が高いこと。
●在庫の概念がなく、絶版もないため長く売れ続ける可能性があること。
この2つの理由により、1000部と言っても売上にも期間にもかなり幅が出るからです。
とりあえずと言ったのは、
●電子書籍の場合、値段の自由度が高いこと。
●在庫の概念がなく、絶版もないため長く売れ続ける可能性があること。
この2つの理由により、1000部と言っても売上にも期間にもかなり幅が出るからです。
1000部というだけでは、よくわかんないんですね。
1年で1000部売れて、10年かけたら1万部いくかもしれないですし。
3年かけて1000部突破という方もいらっしゃいます。
↓
そして、印税です。
kindleの最低価格は99円。
99円本のロイヤリティは35円です。
1000部売れたら?
たった35000円です。。
10倍の1000円で販売し、KDPセレクトに登録したなら、ロイヤリティは70%にできるので700円(正確にはここから通信費が引かれます)。この場合は1000部売れて70万円になります。
紙の本の場合、一般的なビジネス書単行本の価格は1300円前後。あまり幅はないです。
(印税は7〜10%)
だから、紙の本の感覚で1000部というのとはだいぶ違うんですよね。
こういう前提のうえで、
無名の私たちが目指す「売れる本」とは、どのあたりなのかという話をしたいと思います。
私が一つのモデルとして提案したいのは、
月2万円を継続してもたらしてくれる本
です。
これができれば、売れている本と言っていいと思います。
月2万円の印税を受け取るには、どのくらい売れればいいのでしょうか。
最低価格99円なら、月571冊。
ロイヤリティ70%を選択できる最低価格の250円なら、月114冊。
500円で販売すれば、月57冊。
本の内容や対象読者によって、どういう価格にするか決めるわけです。
安くして多くの人に読んでもらうべき本なのであれば、99円でもいいでしょう。
ただ、毎月571冊売るのはかなりしんどいと思います。
ニッチな本で、対象読者にとっては高くても読みたい!という本なら、冊数が少なくてもいけます。
とは言え、相場というものがあるので、あまり高いのは難しいでしょう。
いまの電子書籍の相場からして、個人出版本を1000円以上で売るのは厳しいかと思います。
値付けの話はまたあらためてしたいと思いますが、こういったところを加味して考えていくわけですね。
私のkindle本『ライターはいくら稼げるのか?』は390円にしています。
この価格の場合は、月に80冊ほど売れれば印税は約2万円になります。
かつ、
私は年間で1000冊を目指すこともモデルとして考えているのですが、
年間で1000冊ということは、月になおすと83冊になります。
つまり、私の本くらいの価格にすると、月に83冊売って印税は月2万円、年間で1000冊で24万円ということになります。
もちろん、これで終わるわけではなく、その後もずっとこれが続くのが理想です。が、翌年も同じ1000冊は普通に考えると難しいでしょうね。半分の500冊くらいが妥当かもしれません。
しかし、電子書籍市場は毎年伸びていて、前年比35%増くらいですから、新たな人が入ってくることによる売上が見込めます。
このあたりはちょっとなんとも言えませんが、そこまで売上が落ちるわけでもない・・・・・・と考えたいところです。
もちろん、ほったらかしでは難しいですが。
電子書籍はキャンペーン等で再度注目してもらうことも可能です。
そうして、Amazonというプラットフォームがダメにならない限りは永久的に印税が発生することになります(売れれば)。
つづく。
<絶賛発売中〜>
1年で1000部売れて、10年かけたら1万部いくかもしれないですし。
3年かけて1000部突破という方もいらっしゃいます。
↓
そして、印税です。
kindleの最低価格は99円。
99円本のロイヤリティは35円です。
1000部売れたら?
たった35000円です。。
10倍の1000円で販売し、KDPセレクトに登録したなら、ロイヤリティは70%にできるので700円(正確にはここから通信費が引かれます)。この場合は1000部売れて70万円になります。
紙の本の場合、一般的なビジネス書単行本の価格は1300円前後。あまり幅はないです。
(印税は7〜10%)
だから、紙の本の感覚で1000部というのとはだいぶ違うんですよね。
こういう前提のうえで、
無名の私たちが目指す「売れる本」とは、どのあたりなのかという話をしたいと思います。
私が一つのモデルとして提案したいのは、
月2万円を継続してもたらしてくれる本
です。
これができれば、売れている本と言っていいと思います。
月2万円の印税を受け取るには、どのくらい売れればいいのでしょうか。
最低価格99円なら、月571冊。
ロイヤリティ70%を選択できる最低価格の250円なら、月114冊。
500円で販売すれば、月57冊。
本の内容や対象読者によって、どういう価格にするか決めるわけです。
安くして多くの人に読んでもらうべき本なのであれば、99円でもいいでしょう。
ただ、毎月571冊売るのはかなりしんどいと思います。
ニッチな本で、対象読者にとっては高くても読みたい!という本なら、冊数が少なくてもいけます。
とは言え、相場というものがあるので、あまり高いのは難しいでしょう。
いまの電子書籍の相場からして、個人出版本を1000円以上で売るのは厳しいかと思います。
値付けの話はまたあらためてしたいと思いますが、こういったところを加味して考えていくわけですね。
私のkindle本『ライターはいくら稼げるのか?』は390円にしています。
この価格の場合は、月に80冊ほど売れれば印税は約2万円になります。
かつ、
私は年間で1000冊を目指すこともモデルとして考えているのですが、
年間で1000冊ということは、月になおすと83冊になります。
つまり、私の本くらいの価格にすると、月に83冊売って印税は月2万円、年間で1000冊で24万円ということになります。
もちろん、これで終わるわけではなく、その後もずっとこれが続くのが理想です。が、翌年も同じ1000冊は普通に考えると難しいでしょうね。半分の500冊くらいが妥当かもしれません。
しかし、電子書籍市場は毎年伸びていて、前年比35%増くらいですから、新たな人が入ってくることによる売上が見込めます。
このあたりはちょっとなんとも言えませんが、そこまで売上が落ちるわけでもない・・・・・・と考えたいところです。
もちろん、ほったらかしでは難しいですが。
電子書籍はキャンペーン等で再度注目してもらうことも可能です。
そうして、Amazonというプラットフォームがダメにならない限りは永久的に印税が発生することになります(売れれば)。
つづく。
<絶賛発売中〜>