今日もタイトルの話。

とても重要で、悩むところなので・・・・・・。

書籍タイトルの型ということで、普段私が使っているキャッチコピーの型をベースに考えてみました。
なんとなく売れている本のタイトルをマネるだけだと失敗するおそれがあるので、昨日お話しした注意点も頭に置きつつ、アイデアのとっかかりとして使っていただければ。

<売れる書籍タイトル9つの型>

1.ズバリ型
ベネフィットをズバリ言う。(あるいはコンセプトをズバリ)
『あなたの会社が90日で儲かる!』
『「体を温める」と病気は必ず治る』
『目は1分でよくなる!』

2.質問型
質問されると答えが気になるので、記憶に粘るフックになる。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
『なぜ社長のベンツは4ドアなのか?』

3.命令型
キャッチコピーでは、ストレートな命令は潜在意識で拒否反応が起こりやすいため、〜なら〜しなさいという限定命令、〜するなという否定命令がよく使われる。書籍の場合、ストレートな命令型もよく見られる。
『服を買うなら捨てなさい』
『お金は銀行に預けるな』
『いつまでもデブと思うなよ』
『スタバではグランデを買え』

4.呼びかけ型
あなたのための本ですよ、と呼びかけて振り向いてもらう。
『文系でもわかるビジネス統計入門』
『B型自分の説明書』

5.ニューコンセプト型
新しい価値観、世界観を提示する。
『ナリワイをつくる』
『里山資本主義』

6.ギャップ型
普通は結びつかない言葉をつなげて、ギャップで目を引く。
『ホームレス中学生』
『クビでも年収1億円』
『13歳のハローワーク』

7.パッケージ型
◯◯の教科書、◯◯の法則のように、偏在する知識を一つのパッケージにして提示する。
『入社1年目の教科書』
『億万長者専門学校』

8.ストーリー型
体験談であることを伝える。体験談の電子書籍では、このパターンが使いやすそう。
『ダーリンは外国人』
『ツレがうつになりまして』

9.比較、列挙型
勝ち組負け組を並べたり、対になるものを並べたりする。
『金持ち父さん 貧乏父さん』
『話を聞かない男 地図を読めない女』
『ゾウの時間 ネズミの時間』


*ここでは著者名・出版社名を省略させていただきました。

9つの型に分けてみましたが、もちろん厳密に分かれるわけじゃなくて、組み合わさっていたり、ここに入らないパターンもあると思います。

キャッチコピーのアイデア出しをするときは、いろいろな角度から考える必要があり、こういった型が役に立ちます。

本のタイトルも、こういう型を使いながら角度を変えてアイデアを出してみるといいのではないでしょうか。


つづく。

<絶賛発売中〜>