リサーチをすると、読者が求めていて、類書に足りないもの(類書と違う切り口や視点)が見えてくると思います。

思います・・・・・・って、
いやそんなに簡単ではないのですけど。

少なくとも、リサーチせずに本を書き始めるのは、天才以外には勧めません。
最近あらためて思うのですが、
いい文章を書けるかどうかは、いかにリアルに読者を想像できているかでほぼ決まるんですよねぇ。

文章がヘタすぎたらアレなわけですけど、
リアルに想像した読者に、どうすれば伝わるか考えて書けばいい本になります。

で、結局、プロとアマを分けるのは、ここの想像力なのではという気がします。

すごく文章がうまくても、真剣に読者を想像していない人はお金をもらえない。商品にはできない。

って思います。

(ライターの場合、読者の前にクライアントのほうを見ることも多いわけですけど。。)


さて、
コンセプトらしきものができたけれど、それを自分は書けるのか?っていうときに考えるべきことの話をしたいと思います。

メッセージを読者に届けるために必要なのは、
体験(具体例、エピソード)×知識(ノウハウ、データ、情報)
です。

体験談だけじゃダメ、
ノウハウだけじゃダメです。

どちらかだけでは、伝わらないのです。

たとえば、マーケティングについてめちゃくちゃ勉強した。
事例もたくさん本で読んだ。
そこからあるメッセージが導き出せた。
でも、体験がまったくなかったら、それは伝わらないでしょう。

読んでて面白くないと思う。というか、そんなの別に読みたくない。

体験は、その著者にオリジナルのものです。その人しか書けないものを読みたいと思います。

逆に、体験談のみでも、「それで?」って思います。

テレビ朝日の人気番組「しくじり先生」は、失敗体験から教訓を引き出して、「私みたいになるな!」と言うから面白いのですよね。

20160410しくじり


体験談から導いた教訓やノウハウがなければ、読み手はお金を払いたいと思わないでしょう。
たいそうな教訓でなくてもいいので、何かしら学べるところが必要です。

だから、
体験×知識
で書くことができないものは、
本にするのが難しいです。

それぞれ、「自分は何が言えるだろうか?」と考えてみてください。

ただし、コンセプト自体が他にない強いものなら、体験がなくても、知識がなくてもいけます。そういう本はあります。

『声に出して読みたい日本語』や『世界がもし100人の村だったら』のような、ありそうでなかったコンセプト。
『ホームレス中学生』や『電車男』のように、圧倒的に面白い体験。


もし見つかったら、素晴らしい。ぜひそれで本にしてください!


つづく。


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