書きやすいところから書いて、不足を埋めていけばいいだけとは言っても、
「今日は筆がのらないな」
「書きにくいところは気が重いな」
などということで、どんどん完成が先延ばしになることはありえます。

個人出版本は、締め切りがありません。お尻を叩いてくれる編集者もいません。
締め切りがない仕事って、あとまわしにしがちですよね。

一冊ちゃんと書き上げるために、スケジュールを決めておきましょう。

忙しい仕事や育児の傍らでも無理がないスケジュールとして提案したいのは、
4週間で出版するモデルです。

最初の2週間で原稿執筆。
3週間目は校正、編集、表紙デザイン。
4週間目でepub化と登録作業。


このくらいのスケジュール感がいいのではないでしょうか。

もっと長くとってもいいんですけど、一気にやったほうが本に熱がこもりやすかったりするし、あまり時間をおくと書けなくなってしまうので。

2週間で2万字書くスケジュールを考えてみます。

休日にまとめてやるより、毎日少しずつでも書くのが理想です。

間があくと、エンジンかけるのに余計なエネルギーがかかります。
「あれ、このあと何を書くつもりしてたんだっけ?」
って思い出すのに時間がかかったりして。

ですので、たとえば

月曜から金曜に毎日1000文字、土日で5000文字の「1週間で1万字」が目安になります。
これを2週間続ければ、2万字の原稿ができます。

このくらいだったら、いけそうですよね!

1000文字というのは、A4サイズ1枚くらいの量ですね。
ブログを書けばすぐこのくらいの量にはなります。

たとえば今日のこの記事は約800文字ですが、
kindle本を一冊書き上げる技術(5) ネタを見つける8つの視点は約2000文字、
kindle本を一冊書き上げる技術(9)具体と抽象で書くは約1500文字です。


目次の中の、1つの項目が1000文字から2000文字ということは多いので、平日は毎日1項目書くと考えてもいいでしょう。

つづく。


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