kindle個人出版本をたくさん読む中で、一つ気になったのは文章の見た目です。

本の文章のルールみたいなもので、ここからズレているとどうしても素人くさくなってしまう。

逆に、ちゃんとやってると(少なくとも見た目は)プロっぽくなります。

知ってさえいればできるので、ぜひ押さえておきましょう。
1.段落の最初は一字下げ

横書きの場合はあまり気にならないのですが、縦書きにしたら段落の最初は一字下げましょう。

行頭がカギカッコの場合は下げません。下げると、空白ができすぎちゃうから。

2.「…」は三点リーダーで

間を意味したり、余韻を残した表現でよく使う、「…」は三点リーダーと言って、三つの点で一文字です。中黒を三つつなげるのではありません。よくある間違いは「・・・」です。
この三点リーダーは、二つつなげて使うのが一般的です。
……ですね。

ただ、書籍でもときどき一つだけの…を見かけるので、これはどっちでもいいのかなぁと思いますが。
中黒を使っていると素人感が出ちゃいます。

3.カギカッコ内の最後に句点を打たない

「ええ、そうなんですよ。」
とやらないってことです。

「ええ、そうなんですよ」

文書の一部がカギカッコの場合、閉じたあとにに句点を打ちます。
彼がはっきり言った言葉は「ええ、そうなんですよ」。

文末に注釈でカッコを使う場合も、カッコを閉じたあとに句点を打ちます(こんなふうに)。

あとは、箇条書きにした場合の文末にも句点を打ちません。



気になったのはこのへんかな。

まぁ電子書籍は新しい形態なんだし、紙の本のルールにとらわれずに行くぜ!というなら別にそれでもいいと思うのですが、
単に知らなくて素人っぽく見られてしまうのはもったいないかと。

私もかつて三点リーダーとかカギカッコの句点のルールを知らなくて、編集者さんにキツく指摘されたものです。

ブログやネット上の文章では関係ないですが、出版業界のルールですね。

つづく。


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