原稿が書けたら、タイトルを決定して表紙デザイン。

これについては別のシリーズですでに書いていますので、こちらをご覧いただければ。

kindle個人出版本を売れる本にするには?(17)キャッチコピーに学ぶ、売れるタイトルの付け方
kindle個人出版本を売れる本にするには?(18)電子書籍だから意識したい、タイトルのポイント
kindle個人出版本を売れる本にするには?(19)売れる書籍タイトル9つの型
kindle個人出版本を売れる本にするには?(20)売れる書籍デザイン

ここでは流れだけお話しすると……
表紙デザインは、プロに頼むのがいいと思います。いかにも個人出版という素人っぽいデザインだと売れにくいので。
自分でデザインできる人はいいのですが。

デザインを依頼する際には、タイトルが決まっていなければなりません。

そして、依頼してから完成まで時間がかかる場合がありますから、タイトルが決まり次第早めに依頼したいところです。

そして、デザインしてもらっている間にePub化です。

ePubとは電子書籍の標準フォーマットです。

リフロー型(文字主体のコンテンツ。デバイスの大きさ、縦か横かなどに合わせて自動的に文字が流れてくれる)電子書籍を作るには、まずこのePub化が必要なんです。


テキストデータをePub化してくれる業者さんはたくさんありますので、よくわからなかったり、自分でやるのが面倒だったら頼むといいでしょう。

バグのない美しいデータを作ってくれるはずです。

自分でやるのも、いいソフトがあるので難しくありません。
いろいろ情報を見てみると、

・ワープロソフト「一太郎」
・ライブドアブログ
・でんでんコンバーター


が現段階のオススメみたいです。

私は一太郎は未体験です。
普通にワープロで原稿を作って、標準でついているePub化ボタンを押せばハイ完成!っていう簡単さみたいです。

ただ、ソフト購入に一万円ちょっとかかります。
一太郎2016 通常版
ジャストシステム
2016-02-05



私は普段ライブドアブログを使ってるので、1冊目の『ライターはいくら稼げるのか?』はライブドアブログで作りました。


すごくラクでした!
ブログを書くのと同じ感覚でできます。項目ごとに記事を作成し、ブログと同じようにリンクを張ったり太字にしたりして、ePub書き出しボタンを押すだけです。

こんなふうに項目ごとに記事を作成すると、自動的に改ページ&目次作成をしてくれます。書き出しの際には、カテゴリを選んで書き出せばOK

20160204ライブドアブログ


*以前は有料のPRO版でないとePub書き出し機能がなかったのですが、2015年5月より無料で使えるようになっているようです!!

無料ソフトで超優秀なのはでんでんコンバーターです。
縦書きの本作りに挑戦した『プロフィール作成術』は、実はでんでんコンバーターを使っています。

無料でできました!

ただ、作業量はけっこうありました。。

でんでんコンバーター自体は、ePubに変換するソフトなので、その前にでんでんエディターで元のデータを作ります。
でんでんエディターは保存ができません。テキストデータで保存して、でんでんエディターで作業する、ある程度いったらテキストデータで保存、というのを繰り返し、最終的にでんでんコンバーターでePub化します。

☆でんでんエディター
http://edit.denshochan.com/
☆でんでんコンバーター
http://conv.denshochan.com/

まずはでんでんエディターで作業します。

20160423でんでん
そのデータをでんでんコンバーターでePub化。


20160423でんでん2

プレビューすると、おお〜いい感じ!

20160423でんでん3


作業は難しくはありませんが、途中でキーッ!ってなりました。

ボリュームがある本で、縦書きだとちょっと大変。

詳しく書くと長くなるのでやめておきますが……
一個言うと、縦書きの本は、二桁の数字は縦中横にするんですね。半角にした上で、縦中横のタグを入れるんです。

一桁と三桁以上は全角にして、縦にする。
アルファベットは全角で縦にするか、半角で横に寝かせちゃうか……
とにかく統一する。

こういうのが、文字量多いとすごい大変なんです(泣)。

でもね、これを全部無料でできるのですからでんでんコンバーターすごいです!!

それにしても、日本語の縦書きの本って大変なんだなぁと思います。

横書きは簡単です。
数字やアルファベットは全部半角にしちゃえばいい。
全角、半角が混在してても、縦書きほどには目立ちません。

つづく。

<絶賛発売中〜>