『オタク偉人伝』は5月22日発刊!
実はこの新刊記念のクラウドファンディングを企画しており、もうまもなくお目見えできると思います。

そのリターンに関係しているのですが…

夏休みの宿題「自由研究」と「偉人が熱中していたもの」とを掛け合わせながら紹介していきたいと思っています。

『オタク偉人伝』は、子どもが「好きなこと」を追求するのを応援している本であり、「自由研究」ってピッタリなんです。

だって、「自分の好きなことを研究して発表していいよ」っていう宿題ですもんね。
やったー!これはワクワクする!
この機会を活かしたいですよね。

偉人たちも、自分の好きなことを研究して発表していました。(宿題ではないけど)

偉人たちの「自由研究」をヒントに、「自分もやってみよう!」って思ってもらえたらとてもうれしいです。

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さて、今日紹介したいのはエドワード・モース。

モース

(写真:wikipedia)

教科書に出てきますね。大森貝塚を発見し、日本の考古学の基礎を作ったと言われる人です。
近代国家を目指す明治政府の「お雇い外国人」であり、東大教授も務めています。
とっても日本びいきで、日本文化のよさをたくさん書き残しています。

そんなモース、子どもの頃は「貝オタク」でした。
アメリカのメーン州ポートランドに生まれたモース。港町なので、家に大きくて美しい貝を飾るっていうのが流行っていました。

立派な貝ほど「かっこいいー!」ってうらやましくなるの、わかりますよね。

でも、モースは地味な陸貝に夢中。ちっちゃなカタツムリみたいなやつが大好きで、一生懸命集めるんです。この地方の貝の完全コレクションを目指す!っていうイキオイで、毎日毎日貝探し。学校にも行かず貝探し。

貝を見つけては標本にして、ちゃんとコレクションボックスにします。

先生の言うことを聞かずに、貝ばかり探しているので学校を3回も退学になっており、まともに学校に行っていないモースですが、貝コレクションがすごすぎるので外国からもそのコレクションを見に学者がやってくるほどになりました。

それで学者になっちゃうんです!

「日本には、貝にそっくりな腕足類がいるらしいから、行ってみたいな〜!」ってお金をためて、日本旅行。

それで貝塚を発見するんです!


すごくないですか!?

いきすぎた貝オタクが、日本にやってきて貝塚発見って。もうね、ほんと感動的です。(詳しくは『オタク偉人伝』を! お友達のジョンとのやりとりがまた、私は大好きなポイントです!)

不思議なことにモースは伝記になっていなくて、資料となるのはこちら。

『エドワード・シルベスター・モース』D.G.ウェイマン/著 蜷川親正/訳 中央公論美術出版
モースの日記や、生涯の友人ジョン・グールドへの手紙を中心に構成している本です。
絶版で、中古でしか手に入らない。
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さて、モースがそんなにも心惹かれた貝。

夏休みに海に行ったら、ぜひ浜辺の貝に注目してみてください。

いろいろな模様、形。面白いものが見つかると思います。

「モースの気持ちわかる〜!」って思うかも。


自由研究では、モースのように貝の標本づくりをやってみてはどうでしょうか。

百均のコレクションボックスを使うと簡単です。
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うちでも、お出かけできないゴールデンウィーク中に貝の標本づくりをやりました。以前海に行ったときに拾ってきた貝をきれいにふいて、図鑑で名前を調べてコレクションボックスに入れます。同じく百均で購入したコットン5枚を下にひいて、貝が動かないようにしました。

図鑑と、インターネット検索を駆使して、貝の名前を調べるのはとても面白かったです。(専門家じゃないので、間違っているかもしれませんが…。観察したり、調べたりする過程が大事!)
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本当の標本づくりは、生貝をとってきて煮沸するなどして身抜きをするようですが、貝殻でもじゅうぶん素敵なコレクションになります♪


貝の標本づくりについて参考になるサイトはこちら

貝の標本の作り方PDF(鹿児島県立博物館)
貝殻の標本づくり2015(あうるの森)


モースがあこがれた「腕足類」のことも、調べてみたいですね。


それでは、また次回。