私はこれまで、数多くの判断ミスをしてきた。それなりに経験もあり、分別もつくいい大人なのに、いっこうに判断ミスが減る気配がない。これはおかしいんじゃないだろうか。

たとえば、ヨガの動画をお試し価格で購入しようとしたところ、年間契約をするとあれこれ特典もついてお得だとすすめられ、年間契約をする判断をした。この動画を見ながら毎日ヨガをやるつもりだったのだ。ところが最初の1週間でやめてしまい、11か月と3週間分のお金を無駄に払ったことになった。

 また、つい先日は、背中を伸ばすストレッチ器具(1万円)をネット通販で購入する判断をしたが、届いた日に3分で飽きてしまい、いまや邪魔な物体と化している。

 こうした例は枚挙にいとまがない。

 私には合理的な判断をする能力が欠けているのだろうか。

 各ケースについて、一応合理的と思える根拠に基づいて判断はしている。

・相場と比べて価格は妥当か?
・実績等から見て、効果に信頼を感じられるか?
・レビューや販売数等から見て、人気商品であるか?
・デメリットを上回るメリットがありそうか?

 買い物を例に挙げたが、それだけではない。法人を作るか否か、仕事依頼を受けるか否か、PTAの役員を引き受けるか否か、この株をいつ売買するかなど、さまざまな判断に際して合理的に考えようとはしている。

 それなのにあとから「失敗した」と感じることが多いのだ。

 なぜか。

 その答えを、2000年以上前の哲学者エピクテトスが教えてくれた。


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三流は「考えが足りない」、二流は「合理的に考える」。では一流は?



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