今日の夜は、東京企画構想学舎でした。

外苑キャンパスで、「企画12人セミナー」を受講中なんだけど、自社のセミナーと重なったり、風邪をひいたりで実はまだ1回しか行けていませんでした。初回の遠山正道さんの回です。このときもすごーく刺激を受けて、早速企画に反映させてみたり。

今日は参加2回目で、伊藤直樹さんの講演。

伊藤直樹


伊藤さんのプロフィール

1971年静岡生まれ。クリエイティブディレクター。「経験の記憶」をよりどころにした「身体性」や「体験」を伴うコミュニケーションのデザインは広告の枠を超えて大きな話題を呼び国際的にも高い関心を集めている。2007年以降4年の間に国内外の130以上に及ぶ広告賞・デザイン賞を受賞。カンヌ国際広告祭においては、3年連続日本人受賞記録最多となる5つの金賞を含む13のライオン(賞)を獲得。相模ゴム工業との作品LOVEDISTANCE では日本人として13年ぶりとなるTVCM部門での金賞を獲得。ADK、GT、ワイデン+ケネディ トウキョウ代表を経て、2011年クリエイティブラボ「PARTY」を設立。チーフクリエイティブオフィサー(CCO)を務める。2009年9月著書"「伝わる」のルール"を上梓。




今年設立したクリエイティブラボ「PARTY」でやってきたことを紹介しながら、企画について教えてくださいました。

たとえば、トイトヨタ「Backseat Driver」。

子供が車の後部座席で、運転している気分になれるアプリです。




このアイデアについても、「PARTY」メンバーで会議をして出来上がったわけですが、そのプロセスは以下のようになります。


言語で考える(ユーザーインサイトとテクニカルインサイト)
 ↓
非言語でまとめる(ビジュアル)
 ↓
一言で言う(要は、〜です)



インサイトっていうのは、広告業界でよく聞かれる言葉なんですが、みんなが「そうそう」と思うようなものを見つけることです。この企画のインサイトは何だろう?って、徹底的に、ここは言葉で探るわけです。

で、そのあと大切なのが、ビジュアルで考えるということなんですね。

伊藤先生曰く、多くの人はビジュアルで考える力が欠如している、と。
企画書としては文字の表現だったとしても、本人がビジュアルで考えているかどうかで、伝わり方が違う。ビジュアルはアイデアの要素の一つだけれど、とても大きな要素。

「ビジュアルで考えるのが苦手な人は、克服するトレーニングを!」と話されていました。

写真を撮る、絵を描くなど。



私は、ビジュアルが浮かぶほう(言葉よりもむしろ)だと思っていたのですが、そういう話を聞くと、私のビジュアルなんてレベルが低いのでは・・・・・・と思えてきました。ビジュアルで考えることを意識してみよう。

それ以前に、インサイトも難しいのですけど。
もやもやっとしたものを、徹底的に言語化しようとするわけですから。


言語と非言語。

どちらもすごく大切ですね。





ちなみに年内に広告の仕事で海外出張に行くかもしれないので、明日はパスポート申請(切れてた・・・汗)に行ってきます。



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